ちーちゃん@乳がん×作曲家

作詞作曲編曲家。乳がん患者。 コミカルに描く時もあればシリアスになる時もありますので、お許しを。

ちーちゃん@乳がん×作曲家

作詞作曲編曲家。乳がん患者。 コミカルに描く時もあればシリアスになる時もありますので、お許しを。

乳がん罹患から2年半で想うこと

今日、突然SNSで「結婚報告」と「癌報告」をしたくなって、FacebookとTwitterとInstagramに報告した。 なぜそうしたかと聞かれたら、「酔っ払っていたから」である。 まず、2年半というのは「寛解」のタイミングでもないし、術後の辛いタイミングでもないし、謎である。なぜ突然この報告。 最近の私が何をしているかというと、最近はずっと歌詞コンペに参加していた。 1月は15曲くらい書いていて、死ぬかと思ったw あとはタモキシフェンというホルモンを抑える薬と、ベ

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    • 髪を染めて自分を少しだけ取り戻した話

      2021年8月28日、37歳で私は乳癌になった。 この日から人生は変わってしまった。 心の奥に「命の爆弾」を抱え、いつそれが爆発するのか恐れながら生きていく日々となった。今もそれは変わらない。 21年11月に手術を行い、22年1月から抗がん剤を開始した。 もともと肩くらいの髪の長さだったが、手術を前にボブにした。 髪が長すぎると術後に洗髪が大変だということと、抗がん剤で禿げていく自分の姿に耐えられなくなると聞いていたからだ。 当時の私は肩上の長さが好きだったので、ボブ

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      • 地獄のタモキシフェン（ホルモン療法）

        手術、抗がん剤、放射線と三大治療が終わり、ホルモン療法（癌の餌であるホルモンを抑える薬）の治療に22年10月から移行した。 これを書いてる今も休薬してるはずなのになぜか背中が痛い。 タモキシフェンは事前の情報によれば、副作用は軽い、あるとしたらホトフラ、関節痛、精神的に落ち込むなどで、体の痛みはレアのようであった。 しかし、10月から3週間ほど飲んだところで右腰が痛くなる。右の卵巣をつかまれてるような痛みだった。あまりにも痛いので、子宮や卵巣の婦人科系の病気を疑い婦人科

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        • 癌のステージを聞かないでほしい

          おはようございます。 なんかお願いごとばっかりで申し訳ない気持ちになってしまうんですが、 最近また思うことがあったので、タイトルの件を書きます。 癌のことをお話しすると決まって 「ステージは？初期なんですか？」 と聞かれることがあります。 私も健康な時だったら聞いていたかもしれません。 なぜそうするかというと、聞いてる本人が安心したいからではないかなと思います。 ちゃんとその先の話を聞く覚悟を持ってその質問できているのでしょうか？ どなたかが言ってましたが（引用元

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          放射線治療　全30回

          放射線治療全30回が終わりました。 今のところ、手術、抗がん剤ときて1番楽な治療でした。楽って言葉もおかしいけどw 他のがしんどすぎて感覚バグってる。 22.8.5 放射線は近所の病院にしました。がんセンターは遠すぎましたw 毎日行くのはつらかったので隣駅の病院にしました。主治医の先生は、私史上最もコミュ力のあるタイプ！w 病院の先生ってこう言っちゃなんだがみんなコミュ力がない。目を見て話してくれないし雑談が苦手なんかなと思う。 でもこの先生は目を見てくれるし、話す時

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          健康じゃないと癌の治療ができない。智歯周囲炎発症で思うこと

          智歯周囲炎。 それは、親知らずの痛み。 親知らずの周囲で起こる歯周病みたいなものです。 ↑の説明のとおり親知らずが中途半端に顔を出していたり、 生え方が悪いと奥歯と親知らずの間の部分がうまく磨けず汚れが溜まってしまいます。それがきっかけで細菌が増え、炎症が起き、奥歯の周囲が腫れます。 と、これだけ聴くとなにやらただの歯周病だと思うのですが・・・ ここに加え、 ・歯肉が腫れる ・触れると痛い ・口が開かなくなる ・飲み込みができない ・顎の下のリンパ腫れる ・顔全体腫

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          もし周りに癌の人がいたら、どうか話を聴いてほしいのです

          癌という病気はそんなに特別なものなのか？と思う時があります。 別に世の中にはいろんな難治性の病気があって、癌だから特別つらいとかそういうことを言いはじめればキリもなく、そして比べるものではないかなと思います。 それでも癌になった人は皆いいます。 「告知前と後では人生が180度変わる。前の自分にはもう戻れない」 と。 どうしてなのでしょうか。 たとえ病気が寛解し、体が元気になっても、「癌になる前」では決してないという感覚があるのです。 そうさせてしまう理由は私は2

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          抗がん剤　AC2〜4クール目

          お久しぶりになりました。 すっかり抗がん剤AC療法4回を投与し終え、こちらの更新も漏れておりました。 手術と同じなんだけど体調がよくなるとどんどん更新を忘れますねw 良くも悪くも抗がん剤が日常生活になってきました。 ●AC2クール目 初日の気持ち悪さ顕在。 唐突に低血圧になってしまい、自宅でパニック。足をあげたりなんだりしてなんとかことなきを得る。 2日目は果てしない頭痛。 ちょうどこのころピンクリボンコンテストのポスター炎上騒ぎがあって怒ってたな。 3日目〜6日めも

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          抗がん剤中のささやかなよろこびは両親にごはんをつくること

          さて、絶賛抗がん剤AC2クール6日目を迎えました。 ようやく大きな副作用が少しひと段落して、昨日くらいから家の中での日常生活ができています。 普段私は旦那さんと暮らしていますが、 ・副作用がどうなるか見えないこと ・病院と実家のほうが近いこと などから投与後1週間くらいは実家に帰り残りの2週間は自宅に戻るという方針で治療を開始しました。 ありがたいことに、 ・旦那さんが結婚を機に職場を離れ実家近くの住まいを選ばせてくれたこと ・両親が平日休みでシフトを調整しサポート

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          自分の中の"中村さん"に気づくのが結婚を最速にさせる方法かもしれない

          前回こんな記事を書いた。 この話はリアルでもnoteでもみんなに良かったねと言われるし、旦那さんすごいねと言われて私もそんな旦那を誇りに思う。 でも私の"気持ち"としてはそこまでドラマチックなものでもなく、どちらかというと自分の心の変化がポイントだったなーと思う。 この話をすると、婚活中の知人から "癌は大変だと思うけど、結婚（旦那の存在）が羨ましい" と言われたこともある。 でもそんな時ふと思うのだ。 果たして自分はモテる百戦錬磨の女だったのか？と 癌だろう

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          乳癌をきっかけに元彼と結婚した件を書いてみる

          さて。 世にも珍しい私の結婚の流れを書いてみようかなーと思います。 私は2021年8月28日、乳がんの告知を受けました。この日とてつもなく暑い夏で、自由が丘のおしゃれな街中で告知後一人蹲って、失神しそうになったのを覚えてます。 電話を、母にかけ、父にかけ、弟にかけ。 当時、誰にも繋がらず。 気が動転していた私ですが、ふと元彼を思い出し、連絡しました。 元彼と言っても付き合っていたのは3年前までで。学生の頃に出会い長く一緒にいました。 とはいえ、当時の私達は決断という決

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          手術当日

          さて、いよいよ手術当日です。 この日は6時半頃、看護師さんがこられました。 前日21時半から絶飲食なので、すでに喉がカラカラです。術後帰室5時間で飲めるので、大丈夫なのか心配でたまりませんw 喉の心配ばかりして、こんな感じで水を用意。 ストロー短すぎと後で気づく。 帰室後用意が不足した！ということがないように周りを整えます。持ってきたものをS字フックで配置。 ぐちゃぐちゃですいません。 必要そうなものをもれなく詰め込んだ結果。 ちなみに手術から戻ったらこれらは全部外され

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          手術前日入院

          11月18日手術前日に入院しました。 この日は10時に入院のチェックイン。 チェックインってホテルみたいなw さまざまな書類を提出。 両親が送ってくれ、荷物をもって入院病棟へ。 スーツケース1つ、大きなビニールバッグ1つ、リュック1つと相当多いです。 持ち物の一覧は以下です。 持ってき過ぎたなぁw 入院生活を終えたら役立ったものそうでないものもまとめようかなと思います。 のどあめ イヤフォン（airpods） イヤフォン（線あり） 延長コード S字フック（大きめ） 小

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          治療前の検査　MRI、CTなどなど

          治療始まる前に実施したことまとめ。 2021.6 左胸のしこりに気づく。乳腺クリニック予約するも仕事でいけず。 2021.7 もう一度乳腺クリニック予約。マンモ、エコーでは特に疑いなしだが念のため針生検すると言われる。その日にと言われたがビビって10日後に 2021.8上旬　針生検 2021.8.28 乳がん告知 2021.9.1 大学病院受診 2021.9.4 乳腺クリニックでホルモン陽性と言われる。この時点で、ER100%、PGR80%、HER2陰性＋1 2021.9.

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          note開始のお知らせ

          こんにちわ！ 作詞作曲家をしてます。 この度noteを開始することにしました。 突然ではありますが、私は作詞作曲家でありかつ、現時点ではとある広告制作会社でマネジャーを勤める37歳独身女子です。 ここに先日乳がんの肩書きが加わりました。 がーん。（冗談かいw びっくりしすぎました。 そのあたりはこのあとの初日の日記に書いていこうかなと思います。 よろしくお願いします！

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