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癌のステージを聞かないでほしい

おはようございます。
なんかお願いごとばっかりで申し訳ない気持ちになってしまうんですが、
最近また思うことがあったので、タイトルの件を書きます。

癌のことをお話しすると決まって

「ステージは?初期なんですか?」

と聞かれることがあります。
私も健康な時だったら聞いていたかもしれません。

なぜそうするかというと、聞いてる本人が安心したいからではないかなと思います。

ちゃんとその先の話を聞く覚悟を持ってその質問できているのでしょうか?


どなたかが言ってましたが(引用元を失念してしまっておりますごめんなさい)たとえばこれが

「最近ダイエットしたくて前より10kgも太っちゃって・・・」

といったら

「今何キロなの?」

って聞くでしょうか?

いちいち聞かないセンシティブな内容であることが明白です。10kg痩せたいということだけがその人の課題であり、その悩みだけを聞いてほしいのです。


癌のステージを聞くって、太ってる人に「今何Kgなんですか?」って聞くのと同じなんですよ。ものすごく無神経なんです。

ステージを聞かれると、その瞬間に再発率や余命がよぎります。
どんなステージだってそうです。

その説明をうまく、空気を読んで、相手がひかないように、でも見ないふりをしながら話します。きっと、聞いた方は安心だね、となってしまいます。

違います。

癌はいかなるステージの人であっても未知の再発や転移に恐怖をいだく病気です。自分の命がいかばくか、ということを他人に説明しなくてはいけないような状況はできる限り避けたいのです。

どうかご協力をお願いします。


もしくは、それでも聞きたい時には、ステージを聞いて終わらないでください。
その人がもってる恐怖や心配、不安を丸ごと受け止める覚悟で聞いてください。

それだけで私は救われました。


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