抗がん剤中のささやかなよろこびは両親にごはんをつくること
さて、絶賛抗がん剤AC2クール6日目を迎えました。
ようやく大きな副作用が少しひと段落して、昨日くらいから家の中での日常生活ができています。
普段私は旦那さんと暮らしていますが、
・副作用がどうなるか見えないこと
・病院と実家のほうが近いこと
などから投与後1週間くらいは実家に帰り残りの2週間は自宅に戻るという方針で治療を開始しました。
ありがたいことに、
・旦那さんが結婚を機に職場を離れ実家近くの住まいを選ばせてくれたこと
・両親が平日休みでシフトを調整しサポートしてくれること
から成せる技です。
投与から1週間1日家に誰もいないという日がなく、母か父か旦那さんがいてくれます。
やはり副作用はしんどいもので、
今クールも4日目にはメンタルが落ちて
何もできない。ただ生きてるだけだ。
とおもっておりました。
詳しい副作用は別のまとめに書きたいなと思いますが、投与初日の止まらない冷や汗、低血圧、ムカムカ、吐き気、頭痛、基本的にはおふとんと天井が友達です。
数日すると少しずつ動くことができるようになってくるので、1クール目も2クール目も料理をするようになりました。
まずは朝起きると体調が良さげか確認しつつ。
だいたい父や母に何食べたい?と聞かれるので、
メニューを考え作った方が早そうなものは、お買い物をオーダー。
すると昼過ぎに、自転車で近所のスーパーに行ってくれますので、私が調理します。
●1クール目のトマトパスタとサラダ
●1クール目の豚そば
そんなたいしたものじゃありません。
10分くらいでできるやつ。
若干味付けをミスっても
「本当おいしい」
「こんなの食べたことない」
「ごはんつくってくれるの助かるわ」
「すごいねすごいね」
とまるで、小学生のはじめてのおつかいばりに褒めてくれます(笑)褒め上手すぎるw
私がご飯を作ると両親がとっても嬉しそうです。
だから私もまた作る。
作ると"ありがとう"がかえってくる。
こっちがお世話になってるはずなのに、1回料理しただけですごい喜んでもらえる。
実家から東京に出て数十年、両親にご飯を作ることなんてずっとなかったと思います。
だいたい帰省する時は両親が用意してくれるし、年末年始など、特別な日が多いので、豪華な料理を食べてることが多く、普通の日の普通のご飯を作ったら食べて喜んでくれるって知らないことでした。
もし乳癌にならなかったら、両親が娘の料理をこんなに喜んでくれるなんて知らなかったんじゃないかな。
もちろん癌はやっぱりやだけど。
そんな二人を見れて、嬉しいなぁ、幸せだなぁと今日おもったのでした。
そして、両親の喜び方は本当に天才的に相手のモチベを上げるので見習いたいし、ぜひ旦那さんにもお願いしようw 言葉にする、表情にするって大切だね。
それだけで頑張れるってもんだよ。
さぁ、今日はバターチキンカレー(なぜか挽肉もいるw)になったよ!
食べよう、いただきます!!
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