恋人を消した
君の写真を消した
まだゴミ箱に残ってる30日
ゴミ箱には、君しかいなかった
私はいない
撮られたこともないし、2人で撮ったこともないから
君が正面に映る写真も全然ない
撮られるのを嫌がるから
隠れて撮った横顔や後ろ姿
あんなに愛おしかったのに、一種の嫌悪のようなものを覚えた
そんな自分自身にも嫌悪を覚えた
あんなに、好きだったのに
2年間もだよ
冷めるのは一瞬だった
熱が弱まるのはいくらでも止められたけれど冷めていく気持ちを止める術は私には無かった
私から、君がどんどん消えていく。
私は、君をどんどん消していく。
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