将来の夢は、お花屋さんになることです
これは保育園の時の夢。
小学校では『パティシエール』になるのが夢。
(アニメ夢色パティシエールの影響)
中学生の時はコロコロ変わって、
フルート奏者▶︎酪農家▶︎実家を継ぐ
という3段変化をしてきた。
そしてそのまま高校では、調理師免許を取得できる高校を選んで進学。
高校生の時から将来の夢が無くなった。
理由は調理師という職業…。いわゆる『職人』に対して抵抗感を覚えたからである。
むかしむかしの当たり前を押し付けてきて、自分の技術が正しいと信じて止まない。
諦めは甘えと捉えられ、好きなことなら残業だって苦ではないだろうと押し付けてくる。
自分の機嫌が悪ければ包丁を投げ、怒鳴り散らかす。
そんな職人が大勢いる調理師に、なりたいと思えなくなってしまったのだ。
これも、私の周りがそうだった、と言うだけで別に職人さん全員がこういう人達だとは思わない。
しかし、どうにも幻滅してしまったのである。
今は、何故か奇跡的に中学生の時の夢だった
『酪農家』になる事が出来た。
なんともウンメイテキ、で、カンドウテキである。
さて私の本当になりたかったものはなんだろう。
ここからは夢物語である。
歌うのが私は大好きだ。
自慢では無いが、そこそこ歌唱力には自信がある。
もちろん教室に通っていた訳では無いし、
誰かに習っていた訳でもない。
でも歌うのが好きだ。
パフォーマンスも実は好き。ファンサとかたくさんしてみたい。
注目されることは嫌いではない。
本当の本当にやってみたい夢は、いつか舞台に立って、歌ってみたい。
いわゆるアイドルとか、アーティストさんみたいに
自分の声を、思いっきり届けてみたい。
自分の歌唱力の限界に挑んでみたい。
という夢物語がある。
無論叶える気は無いし、叶うとも思っていない。
きっと親に話せば『またくだらないこと言って』と思われるし、実際そんなに有名人になれる訳が無いとわかっている。
そうやって、本当に自分のやりたい事は蓋をして生きてきた。
そういう人って、この世の中たくさんいると思う。
実際私自身、やりたい事に忠実に生きてきたつもりだった。
ピアスを開けてみるとか、ちょっと背伸びして歌舞伎町歩いてみるとか。
やりたい事、気になる事はやるだけやってみようと思ってやってきた。
でも自分の将来の夢に関しては、その一歩が踏み出せなかった。
失敗したらどうしよう。とか、後戻り出来ないんじゃないか。とか。
なぜそんなところで自制心が働くのか、自分でも謎だが、どうしても挑戦する気になれなかったのだ。
例えば、ゲーム実況。
話すのは好きだし、それを配信してみたいって割と幼い頃から思っていた。
でも、きっと馬鹿げてる。そんなに上手くいきっこない。
そうやって幼いながらに自制心を働かせて、ゲーム実況に手をつけることをしなかった。
結局『何かを投稿してみたい』という気持ちだけがモンモンと自分の中にあるだけで、それを形にすること無く、人妻になった。
歌ってみた。実況。踊ってみた。
どれもこれも大好きで、やってみたいことだったのにもうそれらが届かないところに自分が来てしまった。
もう後戻り出来ないのである。
しかし、逆に今SNSの使い方が問題になっている。
ぺろぺろ小僧。とか
きっと私が小学生~中学生くらいのときに、InstagramとかTwitterとかYouTubeとかが今のように盛んに行われていたとしたら。
私はきっと、気軽に投稿して、デジタルタトゥーを残しまくっていたことだろう。
それは黒歴史となり、永遠にネットの海に残り続け、私の人生の汚点となっていたに違いない。
本当に、私が学生のときに無くて良かった……。
今もこうしてnoteに書き連ねているが、きっとこれもいつか黒歴史となり汚点となるのだろうと頭の片隅で思いながら執筆している。
黒歴史は少ない方がいい。
私はこれでよかったんだ。
歌ってみたも、ゲーム実況も、投稿しなくて良かったんだ。
そうやって日々、幼い頃からの憧れと理想を押し殺して仕事に行く。
これがあるべき『一般的』な社会人の姿だと。
自分に言い聞かせているのである。
あ、あとコスプレとかメイクも実はめちゃくちゃ大好きで。
写真で撮られるのも実は嫌いじゃない。
スタイルが良い訳でも、顔が抜群に可愛い訳でもないが。それでも好きだった。
過去に一度だけ、ゴシック風の着物を着て夏場に撮影してもらったことがあった。
最初は緊張したけど、出来上がった写真はどれも大好きで、今でもたまに見返すくらい好きな作品になった。
自画自賛ではない。
その作品が大好きだった。
今でもたまに、もう一度、あの感動を作ってみたいと思うことがある。
思うだけ、だが。
憧れと理想だけが膨らむ、なんとも哀れな社会人の誕生である。
やりたい事をやりたいようにする人に、私は尊敬する。
そんな葛藤の中、私はここでしか言えないことを叫びたくなるときがある。
誰にも言えない秘密の話
私の将来の夢は
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