双極性障害を知る。「700日間の絶望トンネル」
今回は本の紹介です。
インスタで主に育児漫画を投稿している、まりげさんの本(漫画)
「700日間の絶望トンネル」
あらすじ紹介など、コピペをすればいいのですが、自分の言葉で簡単に説明させていただきます(文章力を高めたいので、優しく見守ってください・・・)
まず、作者のまりげさん。私がひそかにとってもファンで、何年も前から日々インスタの漫画日記の投稿を楽しみにしています。
都会から京都の舞鶴に移住。リノベしたおうちでご主人とお子さん3人の5人暮らし。転勤ではなく、移住なのです。そこに至るまでのプロセスを知るだけでも、多くの悩みや葛藤があったことがわかります。3人の子さんの子育てだってもちろん楽なものではありません。
育児について載せているインスタグラマーさんは、キラキラしているものが多いですが、まりげさんの投稿にはかわいくって笑えるものもあれば、ありのままの葛藤なども投稿されています。
今回紹介する「700日間の絶望トンネル」はそんなありのままの葛藤が描かれたものです。かわいい絵柄ですが、とてもリアルで、一言でいうととても勉強になりました。
お話は、双極性障害になったお母さんとそれを取り巻く家族について、まりげさんの視点でそのときの想い・葛藤が描かれています。
精神疾患って、センシティブな内容ですよね。あまり大っぴらにしないからこそ、身近に経験者がいない限り、詳しいことがわからないのです。本人はどんな症状があって、どんな気持ちなのか。そしてそこにかかわる周りの人もどんな気持ちになって、どんな行動が必要なのか。この本を読んで、知ることがたくさんありました。
大好きな母親のために何をしてあげるといいか、自分が抱いている父親への葛藤。受け入れたくない現実。同じ状況だったら、わたしもきっとすごくすごく焦ってしまう。まりげさんはこれを書くのにどれほどの労力を費やしたのだろう。
精神疾患が甘えだとか、いろいろ言う人は一定数いて、それは身近でかかったひとがいないから、わからないのだろうなと。こうやってリアルに描かれたものを見るだけで、自分の中で少しですが知識がつき、まわりでそういう状況が発生したとき、あるいは自分がなったとき、どう助けをもとめようか、どう寄り添えばいいか、すこし立ち止まって考えることができる気がします。
ありのままの内容を勇気をもって発信してくださったことに感謝したいです。
あくまでかわいい漫画の絵で、文が多くて内容が難しいものではなく、こういった病をを知る一歩として、とても役に立つ一冊だと思いました。出会えて本当に良かったです。
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