【婚活/ライフ】自分の愛し方を知った日
子供の頃から集会などで目眩を起こすことがあった。
ここ最近は目眩に附随して左耳の不調を感じている。
もう10年位心療内科でおじいちゃん先生にお世話になっている。
あまり薬に頼らない治療方針で、ヨガ、マッサージ、芸術など私が好きなことを取り入れつつ、カウンセリングのようなお付き合い。
今回の不調も漢方薬をくれて様子を見ていた。
だが、いよいよ耳が痛い。
耳鼻科に行くべきか、でも何故か足が進まない。
そんな時に以前、
心療内科の医師が鍼灸を勧めてくれて、
実家時代に何度か行き、効果があった記憶が蘇った。
自宅から通える範囲で検索してみたところ
メンタル専門の治療院を見つけ、予約してみた。
初めて行く場所はワクワク感もあるが、
やはりどこかで緊張もある。
戸を開けると「お待ちしてました」と
明るい先生が迎えてくれた。
予約する際に症状は書いていたものの、
長年の目眩や立ちくらみ、ここ数年の胃腸の不快感、
最近の耳の不調や頭痛を問診票に記入して渡した。
明るそうな先生ではあるが、
明るい人ほど土足で踏み込んでくるという自分の中で
『慎重に』という気持ちが働いた。
実際に問診が始まると
全く喉の調子が悪くなかったのに
突然咳き込み、話が出来なくなってしまった。
先生がお水をくれて、落ち着く。
今度は先生の方から治療院についての説明を受ける。
「元々は一般的な鍼灸治療をしていたが、
患者さんの調子が持続しない。
持続させられない自分の力不足も感じ、
様々な実体験から体と心は一体と学んだ。
そこからは心理学やカウンセリングについても学び
メンタル不調に特化した治療をはじめた。
鍼灸だけは完治は難しい、
たまに触れられたくない深層心理の話にも触れながら
治療を進めていく。」
というような内容だった。
正直この話を聞いた時に
noteの「友人たちのエール」にも登場している2人の人物が頭に浮かび、少し怖くなった。
※リンクあり
1人目は結婚相談所のおばさん仲人。
彼女も心理カウンセラーの資格を持っているとかで
入会前後の面談で先程の体の不調を婚活に置き換えたような形で同じような説明をされた。
しかし結果的には質問はしてくるが
それに答えるとこちらの話は否定ばかり。
(例えば「私は年上男性に苦手意識があり、同世代から少し下位の男性が気を許せる。ハイスペックは求めていない、人並みの生活が出来れば良い。」と伝えると
「なんで?若い人なんてお金ないよ?年収高い方がいいし、年上にしなさい。」という感じ。)
2人目は自称婚活コンサルの男性。
彼も心理学的にアプローチすると必ず結婚出来るというコンセプトで活動をしている。
彼からは「ちぇり子さんは育ってきた家庭環境が悪い。
人は変えられないので貴方はもっと変わらなきゃいけない。」ということを言われた。
自分の人生そのものを否定されたように感じ、
また私が変わるべきと言われている女性像は
ステレオタイプのような彼が思う女性像で苦しく、
右に行っても左に行っても否定される感じが辛かった。
話を戻し、
鍼灸の先生の説明中はこの2人のことを思い出し、
また嫌なことが起こるのでないかと緊張が走っていた。
あとから先生に教えてもらったが、
突然咳き込む時は話したくないことがある時らしい。
上記のことが頭にあったことに身体は反応していた。
最後に
「鍼灸と会話を通して良くなるゴールへと
『導いていきます』」と言われ、
おや?導く…
1つ前に投稿したナメクジと同じやないかーい!!
あのナメクジ様、この先生の使いだったのか!?
※リンクあり
いやいや、まだ気を許してはいけん。
そんなことを思いつつ、
脈診から開始。
東洋医学では6本の指で脈を見るらしい。
私の脈は確実にちゃんと打っているが
奥の方で感じるとのこと。
木の影にそっと隠れているような状態と言われた。
この話でまた思い出したことがある。
幼稚園時代に他のクラスの先生で
とても好きだったの先生がいた。
親たちからは派手なんて言われていたが、
茶髪にロングヘア、小柄で笑顔と話し方が可愛くて
子供ながらに憧れていたのだと思う。
超スーパーシャイガールだった私は
その先生のことを柱の影からじっと見ていたらしい。笑
担任から母が
「今日もちぇり子ちゃんは
柱の影からN先生を見てましたよ」と聞き、
話しかければいいじゃんと言ったようだが
ちびちぇり子は「見ているだけでいいの」と
言っていたのだとか。笑
脈診の話から
このストーカーちびちぇり子の姿を思い出し、
めちゃくちゃ笑ってしまった。
笑ったことで心が開けたのだろう、
脈も少し表に出てきたと言われた。
続いて腹診。
私の中ではちょっと足つぼと似ていて
以前鍼灸に行った際もおなかって状況を
伝えてくれる場所だなと感じたが、
今回もおなかを触り、
過去にあった不快な経験から壁を作りがちと言われ、
当たっているなと感じた。
また耳に関しては
誰かからの聞きたくない声の遮断、
左耳は男性との関係ということを言われた。
まさにピンと来た。
以前noteを始めるきっかけとして書いたが
鍵垢のインスタグラムの内容について
友人♂の友人♂から
「ちぇり子ちゃんの文章って熱いよね。
それが婚活上手くいかない理由じゃないの?
あとアイコンとかもメルヘンっていうか、
婚活向きじゃないと思う。」
と言われた出来事だ。
※リンクあり
このことから私はインスタの投稿を止めた。
私の投稿を楽しみと言ってくれる友人からは
「そんな半年程度の付き合いの人に
ちぇり子の何がわかるの?
10年以上の付き合いの私はプンプンしちゃう!!」と
連絡が来た。
それでもなんだか引っ掛かりは取れず、
書きたいのに書けないもどかしさを感じていた。
この出来事から左耳の不調を感じるようになった。
身体は正直だ。
先生にも上記の話をした。
そこから色々な話をして下さり、
順不同になってしまうが言葉を残しておく。
人の臓器で心臓は胃の役割を果たせないように
それぞれの臓器が役目を果たせているから
健康が保てている。
人間社会も同じ。
人はマルチタスクを求めたがるし、
上を目指したがるけど、
得手不得手があるから成り立っている。
私はたしかにこれが苦手だけど、
貴方に出来ないこれは得意だ、
そう受け流せばよい。
もし嫌なことを言ってくる人がいたら
それを嫌だと感じる自分を認めて、
そう感じる自分がいたことに気がつけば良い。
人間は二面性がある。
本人は私は明るいと思っていても、
実は見えない潜在意識では
暗い部分の方が多かったりする。
実は元々は暗くいじめられた経験があり、
明るく振舞ってみたら友達が出来た、
なら明るく振るまおうと思ってきたことが
今の意識になっているだけだったり。
2つの面についてはnoteの自己紹介で書いていたので
話が自分の中で重なる部分があった。
※リンクあり
インスタの話も嫌な言葉もあった反面、
友人からの良い言葉も聞けた、
これも2つの面。
人は魂を火に例えたがるのだけど
それでいうとちぇり子さんは
小さい青い火。
大きければいいというわけではなくて、
赤い火は風に吹かれれば消えてしまう。
青い火はなかなか消えない。
芯がしっかりあり、こだわりもある。
でも自信が無い、いつも人に気を使ってしまう。
そんなイメージだと。
そして、
もっと自分を愛してあげて欲しいと。
貴方の肉体はこの世での借り物だと思ったら
他人を労わるように優しく出来ないか?と言われた。
とても腑に落ちた。
舞台人として大好きなシェイクスピアも
『お気に召すまま』で
「この世は舞台、人はみな役者」という台詞を残している。
借り物の肉体から不調や痛みがあれば
きちんとその声を聞かなければいけない。
何を訴えているのか。
そして
毎日自分おつかれさまと、
労い愛すること。
自分本位という意味ではなく、
自分勝手でいい。
好きなことをして好きなものを食べて、
嫌な言葉や出来事は学びと捉えて
ありがとさんでよいと。
鍼灸を受けながらこんなお話を聞いて
私の壁はすっかりと低くなっていた。
あぁ、懸念していた仲人おばさんや
自称婚活コンサルとは違うなと思った。
婚活がストレスになっている話もした。
お見合いやデートで相手からの評価も気になるし、
楽しい時間を過ごして欲しいので
笑顔で明るくを意識してしまう、
そしてその時間だけは自分をとりつくろえてしまう。
その結果、
本当は私には弱い部分があるんですと
心の内を打ち明けても、
男性の中で私像が出来上がっていてギクシャクしてしまう。
または
女性的な服装やロングヘアなど見た目の印象で寄ってくる男性も多く、
話をしていると家政婦さんの面接のようだったり、
物として私が欲しいように聞こえてしまうことも多い。
そんなお話をした。
先生からは
物のように扱われて悲しかった=自分の中の意識
=自分を安く見積もりすぎてた。
そんな無理した姿ではなく、
ありのままで私は私が大好きで過ごしていればそんな姿を愛してくれる人が必ず現れる。
と言ってもらった。
鍼灸が終わる頃には、
身体以上に心が軽くなっていた。
最後に再度脈診をして、
実はいつもバタバタしている人じゃない、
落ち着いている、
いつもこの落ち着いた気持ちでいられるようにと
いう言葉で治療が終わった。
治療とともにお灸でのセルフケアも教えてもらった。
先生は病院や治療院に来るよりも
日常のケアで未病対策をすれば良いと言っていた。
そう言われても、
きっとこの先生の落語のような話が癖になり、
また足を運んでしまう気がしている。
ナメクジ様からの導き、
自分を愛する方法を見つけられた気がする。
見出し画像は数日前に目に付いた
マンホールと桜。
汚水と書かれた上にピンクの可愛い花びらたち。
相反するものの融合。
それが目に惹いた。
人間の二面性みたいだ。