#MyBook #22卒 Y.H.
こんにちは!22卒Yです。今日は私の研究分野である、ヘルスコミュニケーションの本を紹介します☺️
こんなもやもやありませんか?
体によくないとわかっているのに、深夜にお菓子を食べてしまうのはなぜ?
HPVワクチンどうしよう?
検診のお知らせが来てる…どうしようかなー🙄
かくいう私も検診のお知らせを放置し続けています…どうしようかなー🙄
この本では、なぜ私たちが、やったほうがいいとわかっていることを先延ばしにしたり躊躇してしまうのか、行動経済学を使って説明しています。行動経済学と聞くと難しげに聞こえますが🧐、この本では専門家がわかりやすく、健康づくりに関する例も交えながら伝えています。
健康の専門家たちは、検診やワクチンのおしらせなどなど、私たちの健康をサポートするために情報発信をしているわけですが、情報を受け取っても、私みたいに検診に行かなかったりする人がいるんですね😅そこで、専門家たちが始めたのが、ナッジ×ヘルスリテラシーです。
ナッジとは、人間の判断や行動の特徴を利用して、望ましい選択ができるよう後押しするしくみのこと。例えば、コンビニで目につきやすい位置に健康的な食品を置くこともナッジのひとつです。*
ヘルスリテラシーとは、健康に関する情報を入手し、理解し、評価し、活用するための能力のことで、生涯を通して高めることができます。コロナの流行を機に関心が高まり、世界中で研究が行われています。これまでは冊子やポスターを使った情報発信が主流でしたが、今ではアプリも使われています。
ナッジとヘルスリテラシーを組み合わせた取り組みは健康のさまざまな領域で行われています。例えば、私が一番おもしろいと思ったのは、ナッジを活用した、SMSでの検診の呼びかけ。(検診に行っていないのでどうしても気になる…)
インセンティブ(本来高額の検診を無料で受診できる)、規範(国からの指導である)、タイムリー(まだ受診していない)の3つのナッジメッセージを用意し、標準メッセージと効果を比較しています。どうですか?効果ありそうでしょうか??
結果はこの本を読んでみてくださいね!
他にも、食生活に関するナッジや運動を促すアプリなどが紹介されています。個人的には、SNSを使ってヘルスリテラシー向上の取り組みができるのではないかな、と思っています🤔大学でもヘルスリテラシー向上のキャンペーンができそうだし、そのためには目を引くデザインのポスターやアプリがよさそうですね!
ヘルスコミュニケーションの入門書としてとてもいい本だと思います。行動経済学も学べるし、ヘルスコミュニケーション研究の歴史や主要な理論についてもおさえられて、しかもわかりやすい!
もしこの本を読んでヘルスコミュニケーションの研究をしたくなったら、私に連絡してくだされば論文紹介します笑 この夏論文を探し回っていたので、たくさん取り揃えていますよ!😂
*医療施設内コンビニエンスストアにおけるナッジを活用した食環境整備の試み
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?