くまきち

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嫌いなことに投資をするほうが人生は楽しい

数年前から、好きなことより嫌いなことにお金を使うようになった。 日常のほんの些細なことだけど、嫌いなこと・面倒なことって結構たくさんあるもので、そのひとつひとつがストレスになっていた。 たとえば、私の場合はこんな感じ。 ▼家事 ・洗濯(衣類を仕分けして洗って干して畳んで…工程が多すぎやしないか) ・洗い物(ご飯食べてからの洗い物、面倒すぎる) ・床掃除(何気に時間がかかる) ▼仕事 ・直筆でサインをする、文字を書く(字がめちゃくちゃ汚いから恥ずかしい) ・資料作成、デ

    • 努力で夢はかなうかもしれない。

      この間、A-Studio+に石原さとみちゃんが出演していた。5月17日から主演映画「ミッシング」が公開されるということで、その裏話も盛り込んだトーク内容になっていた。 母になった石原さとみもめちゃくちゃ可愛かった。輝くような笑顔と透明感。これでアラフォー?? まるで同年代とは思えない。無敵である。 そう、同年代なので20代は石原さとみ表紙の雑誌や出演ドラマを見まくっていた。とくに追っかけていたわけではないのだけれど、そういう「ファンじゃない層」も問答無用で虜にするほど可愛

      • ぽつんと一軒家にあこがれた私が、都心のマンションに暮らすことにした理由

        昔から、古い一軒家に憧れていた。 周りは森に囲まれて、お隣さんまで車で行かなければいけないような、いわゆる田舎のぽつんと一軒家。 たとえるなら「となりのトトロ」のメイとさつきの家。あれに憧れていた。 庭には野菜やハーブを植えて、鶏を世話して暮らしたいと思っていた。 空き家を買ってDIYをして、「好き」を詰め込んだ家にしたいと思った。 そんな私の淡い妄想が現実味を帯びてきたのは数年前のこと。 齢40を前についに家を買うというタイミングがおとずれたのだ。 夫婦二人、互い

        • 読書記録/「空色勾玉」荻原規子 作

          「空色勾玉」は、神話の時代の日本を舞台に描かれたファンタジー小説です。 豊葦原と呼ばれる古代の日本で、対立する光と闇のふたつの神々とそのはざまで運命を翻弄される一人の少女の物語です。 私がこの本と出会ったのはまだ小学生の頃でした。 塾の帰りに立ち寄った本屋で平積みになっていたこの本の、あわいブルーの表紙と「空色勾玉」というタイトルが妙に気になったのを覚えています。 お小遣いで買うにはちょっと高くて、なんとなく手にするタイミングがないまま大人になってしまいましたが、あらため

          「また来よう」は実現しないから

          以前、北京に住んでいたことがある。 たまたま仕事の都合で住んでいたのだけれど、最初は3年と思っていた滞在が延びて、結局5年住んだ。 大手企業の駐在員たちは都心の超高級サービスアパートメントに暮らしていたけれど、私は極めてローカル色の強い団地(小区と呼ぶ)に住んでいた。 引っ越しは3回したし、現地の中国人とルームシェアしたこともある。 とくに中国という国に思い入れがあったわけではないけれど、5年も暮らせば愛着もわく。行きつけの食堂にお気に入りのメニューがあって、週末に遊

          「また来よう」は実現しないから

          辞めた会社を検索したら

          私は今年40歳を迎えるフリーランスのライターです。 5年前まではまったく違う業界で会社員をしていて、カフェ&ライフスタイルショップの立ち上げなどしていました。 その会社を辞めた理由はいろいろあって、たとえば深夜までつづく長時間労働、たとえば上司からの無茶ぶりの多さ、あとはシンプルに給料が安すぎるとか、そういったいろいろ。 フリーランスに転向してからは新しい仕事を軌道に乗せるのに精いっぱいで、前の仕事の苦労はすっかり忘れていい思い出となっていたのだけれど、先日、ついうっか

          辞めた会社を検索したら