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一ツ葉高等学校(一ツ葉高校) 通学ゼロコースについて。在校生からのご紹介
はじめまして。
これを読んでくださっているということは、
学校関係でなにかしら悩みや迷いを抱えている方だと思います。
これを書いている私自身 不登校経験者で
全日制高校で不登校になり、一ツ葉高校 通学ゼロコース に転学をしました。
そして 発達障害(ASD、ADHD)、精神障害(精神疾患)をかかえています
一人一人理由は違えど、通信制高校に関心のある方に向けて私が在籍中の通信制高校
「一ツ葉高等学校」の《通学ゼロコース》
にスポットを当ててご説明したいと思います。
この通学ゼロコース、既にこのコースから卒業された方もいらっしゃるのですが…
割と新設コースの為か、ネット上に全くと言って良いほど情報がないんです!
一ツ葉高等学校コース紹介!みたいなサイトのコース一覧にさえ載っていなかったりして、
もったいなさすぎると思いnoteを初めて書いてみることにしました
※一ツ葉高等学校だと読みにくいのでこのあとから一ツ葉高校になります
※通信制高校がどのようなものなのかは割愛させていただきます
※説明会の次くらいに詳しく説明しているのでかなり長めです
追記 :
「2020年冬現在、私自身へのコロナ禍による学校関係の影響ゼロ」
ご参考になればと思います。(詳しくはこちらのnote)
追記:
2022年3月をもちまして、
一ツ葉高校 通学ゼロコース ゼロ-ライト
を卒業致しました。
2023年度以降の情報更新はございませんので
ご了承ください。
(卒業時点での メリット、デメリット等のnoteはこちら)
一ツ葉高校について
私立の通信制高校(単位制で留年なし)、入学は4月と10月の2回
転入(別の高校に在学中)はいつでも可能、編入(高校退学等)は入学と同じく4月と10月の2回です
キャンパスへと通学するコース、進学コース、本科生コース…などがあります。
他校にはない珍しいコースですと、
・アメリカの大学への進学に特化したコース
・ダンスのコース
そしてこれから詳しく紹介する「通学ゼロコース」です
【一ツ葉高校公式サイト・SNS】
サイト :
https://www.hitotsuba.ed.jp/sp/
Facebook :
https://m.facebook.com/
hitotsuba.high.school/
Twitter :
https://twitter.com/hitotsuba_hs?s=21
Instagram :
https://instagram.com/hitotsuba_official?igshid=107e0x3v2nkf4
通学ゼロコースについて
通学ゼロコース内にも、4つコースがあります。
・ゼロ-ライト
・ゼロ-スタディ
・ゼロ-@home
・ゼロ-トッパ
ちなみに私は、ゼロ-ライトコースです。
4つの通学ゼロコースで共通しているのは大まかに分けて、
①通学の必要なし
②レポートを提出
③集中スクーリングへの参加(代替措置あり)
④使用する教科書の会社からの、公式授業動画が視聴できる(追加料金なし)
⑤単位認定試験の合格
⑥独自の科目、ソーシャルスキルが必修科目
⑦キャンパスに所属する
この5つの内容です。
①通学の必要なし について
「通学ゼロコース」というコース名の通り、キャンパスへの通学の必要がありません
私もキャンパスにはほとんど行った事がありません。
行った事があるのは説明、試験…それくらいです
(試験については⑤で詳しく説明します)
通信制高校を既にお探しの方は気付かれていらっしゃるのかなと思いますが、
"通信制高校"なのに「通学の必要がないコース」ってあまり無いんです!
月1〜2回ならたくさんあるのですが…
なにか家から出るのが厳しい事情がある方、最寄りの通信制高校やサポート校も遠い
という方には是非!一ツ葉通学ゼロコースをおすすめしたいです
②レポートを提出 について
レポートは紙、eラーニングレポート(オンラインで問題を解く形式)の2種類があります。
紙レポートは穴埋め形式のプリントで、
勉強が苦手でも解きやすいと思います
(私は説明会の際、実際のレポートを見せていただきました。)
レポートは、2〜3週間ごとに提出期限が設けられています
紙レポート も eラーニングレポートも、提出期限は同じ日です
紙レポートは、提出期限の日までに
学務課へ着くよう郵送します。
令和3年度前期から、通信教育を安く郵送するための封筒(第四種郵便)が導入され、
従来より100円も安くなりました!
注意したいのが
この第四種郵便、通常の郵便物より到着まで時間がかかります
通常の郵便物の感覚で出したら遅れになってしまった!
ということがないよう、頭の片隅に入れておきましょう
追記 ------------------------------------------
令和3年度より、
丸付けのためにコピーすると、文字が読めなくなるそうなので
郵送必須、オンライン提出は使用不可となりました。
海外在住の場合は、郵送に時間がかかりすぎるため
オンライン提出のみが可能です
------------------------------------------
紙レポートは丸付け、添削がされて返ってきます。
返ってくるまでは、2ヶ月強で、
添削は丁寧でコメントがついていたりします。
「ここは重要なので注意しましょう」といった
コメントだけでなく、
「よく出来ています」と褒めてくださったり、
「一緒にがんばろうね」というコメントがついていて本当に嬉しいです。
『通信制は自分で学習を進めなければ卒業できないから大変』
と聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
繰り返しになってしまいますが、
レポートは大体2〜3週間ごとに提出期限があります。
さらに、一度に提出しなければいけない量は
そこまで多くありません。
レポートの進め方、得意不得意により変動しますが、
私の場合は1科目 15分〜1時間半 ほどで終わります。
ただし「総合的な学習」は、調べ学習ですので
最低でも1日はかかります。
3日かかるつもりで、予定を見積もることを
おすすめします。
まとめると、
ある程度は学校側に管理してもらえますので、自己管理が苦手でも大丈夫です
何を隠そう、私自身は自己管理がかなり苦手です。
転学前は不安でしたが、いざやってみると
そこまで大変ではありませんでした。
(良くないですが)郵送前日にレポート…なんてこともしょっちゅうありますが
単位を落とすこともなく、学習を進められています。
③-①集中スクーリング について
集中スクーリングとは、熊本にある本校での 宿泊型スクーリングです。
オリエンテーションのようなイメージのスクーリングだそうです
"だそうです" ってどういう事?と思われると思います
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このように『集中スクーリングにも参加できないかもしれない…』という方のために
「個別スクーリング」代替措置、というものがあります。
私は集中スクーリングへの参加が大変厳しいため、
集中スクーリングに行った事がありません
個別スクーリングが具体的にどのような内容なのかは、
キャンパスに問い合わせをしていただいた方が良いかと思います。
※個別スクーリングへの代替措置は、宿泊型の集中スクーリングが
病気、障害、不調などにより厳しい方のためにあるものです。
医師による診断書の提出が必要ですので、あらかじめキャンパスの先生に相談しましょう。
③-②オンラインスクーリング
令和3年度から
オンラインスクーリング が、個別スクーリングの一環として導入されました
(集中スクーリングに参加する生徒は、オンラインスクーリングの参加は不要です)
事前に知らされるので、オンラインスクーリングの日は空けておきましょう。
(令和2年度後期に、体験で オンライン授業 を受けた感想のnoteはこちら)
(令和3年度前期に、オンラインスクーリング を受けてみてのnoteはこちら)
④教科書会社の授業動画 について
教科書を読むだけでは
『つまりどういう事なの?』『どこが重要ポイントか分からない』
ということがあると思います。
この授業動画は、教科書のページに対応した内容の解説をしてくれます。
全ページ解説がありますが、ポイントをおさえた解説なので
ダラダラとした効率の悪いものではありません
授業動画を視聴するために追加料金などはありません。学費に含まれています
ちなみに、これは単位認定のために視聴が必須です。
学期ごとに、この日までに全て視聴してくださいと
期限が設けられています。
⑤単位認定試験 について
通信制高校では、定期的に試験があります。
これに不合格だと、試験までに単位を取るためにしてきた事全てがパーになります
一ツ葉高校の場合、前期後期の最後に行われるので
半年に一度単位認定試験があります。
ここだけ聞くと小学校、中学校、全日制高校のテストと比べ物にならないくらい重く感じますが、
事前に対策プリントが配られます。
このプリントでしっかり対策をすれば問題なく合格できます
キャンパスが遠い人は?行けなかったら?
大丈夫です。元々キャンパスが遠い方のためにあるコースなので、ご安心ください。
オンラインでの単位認定試験が用意されています。
(ちなみに私は初めての単位認定試験で、2日間のうち1日キャンパスまでたどり着けずに別日(予備日)に。
以降は事前に相談をして、オンラインで受けました)
「オンラインならカンニングができる」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
しっかりとカンニング対策がされています。
⑥ソーシャルスキル について
ソーシャルスキルとは「対人関係のコツ」です。
相手は友達だったり、バイト先の人だったり、先生だったりと…
様々なシチュエーションで適切な対応をするためのものです。
必修科目なので、一ツ葉高校の生徒は必ずやります。
このソーシャルスキルという科目、
コミュニュケーションが苦手な発達障害の方には特におすすめです。
私も発達障害(ASD、ADHD)の当事者ですが、
ソーシャルスキルの学習が難しい!と感じたことはありません。
コツを先に学んでおく事で、マナーが身につきます
こちらはかなり役に立ちますので、おすすめポイントです
(一ツ葉高校のソーシャルスキルについて 学校公式サイト内 :
https://www.hitotsuba.ed.jp/sp/about/social/ )
⑦キャンパス所属 について
たとえ行かないとしても、先生との連絡手段がないのは困りますよね?
通学ゼロコースでも、全国にあるキャンパスのうちどこか、もしくはゼロキャンパスに所属となります。
令和3年現在、キャンパスは
代々木、横浜、立川、千葉、福岡博多駅前、福岡西新、小倉、熊本、本校(熊本県)
にあります。
キャンパスが近くにない方のために、
通学ゼロコース専門キャンパス、ゼロキャンパス もあります。
キャンパスは現在進行形で増えているので、詳しくは一ツ葉高校のサイトでご確認ください
(一ツ葉高校公式サイトはこちら:
https://www.hitotsuba.ed.jp/sp/)
私は立川キャンパスに所属していますので、
他のキャンパスがどのような感じか分かりません(すみません)
先生に聞いてみたところ、立川キャンパスには
北海道にお住まいの方も所属しているらしいです。
ちょっと驚きました
立川キャンパスの先生とは、LINEで連絡をとっています。
メール、SMSでも可能です
主に、私からはレポートで自信がない問題の質問。
先生からは学校のお知らせや、期限のお知らせです。
通学ゼロコース内、4つのコースの違い
細かい指導内容や学費などは
私が口頭で受けた説明を載せるよりも、
資料請求や問い合わせをしていただいた方が当然良いです。
ですので、あえてざっくりとした説明にさせて頂きます
・ゼロ-ライト
とにかく簡単に高卒資格が欲しい方向けコース、1番学費が安いです
・ゼロ-スタディ
費用を抑えつつ勉強のサポートが欲しい方向けのコース
・ゼロ-@home
自分に合わせたレベルの勉強をしたい方向け、ゆっくりと卒業するコース
・ゼロ-トッパ
通学ゼロでも進学向け、+αで個別の授業を受けられるコース
ゼロ-ライトコースは、勉強のサポートが無いですが、
「紙レポートのこの問題がよく分からないのですが…」
というような質問を、私はLINEでよくしています。
問題一つ程度であれば「こう考えてみて」というようなヒントをもらえます
ゼロ-ライトだと数学などはLINEで教えにくいそうなので、
勉強が苦手だからサポートをして欲しい方は、ゼロ-スタディなどがおすすめだそうです。
(私は塾で数学を習っているのでほぼ困ったことがなく、上手くお伝えできません。申し訳ないです。)
在校生からメリット、デメリット
申し訳ないですが… こちらも私が在籍しているゼロ-ライト、立川キャンパスの情報のみになります。
私がこの1年間で感じたこと、体験したことです
上にあるものほど個人的に重要な内容になります
【メリット】
・通学、人間関係などの苦痛がない
・状況(体調や精神状態 等)によって柔軟な対応をしてもらえる
・レポートなどで不安な部分も、提出までに質問できる
・私立の通信制高校の中でもこのコースは学費がとても安い
・卒業率が99%〜100%と、通信制高校の中でもトップレベルで高いため安心
【デメリット】
・科目を選べない
(コースによって違いがあるかもしれません)
・学力が落ちた
・都道府県や所属キャンパスによっては、制度の兼ね合いにより
都道府県からの学費補助が受けられない場合がある
(所得によりますが、ほとんどの方が国からの補助は受けられます)
・キャンパス生ではないため、校内イベントや学校での友達が作れない。青春感がない
(キャンパスに通うコースならイベントは沢山あります)
まとめ・通信制高校を選ぶ時に気をつけた方が良いこと
正直、私は一ツ葉高校に転学して正解だったと思っています
複数他の通信制高校へ説明会などに行っていますが、
一ツ葉高校に転学する1番の決め手は、不登校などに理解のある先生でした。
(ちなみに次に学費の安さです)
これを読んで気になった方、ぜひ資料請求をしてみてください。もちろん無料です。
説明を受けないことに決めても、他の学校に在籍を決めても問題はない事です。
(資料請求・問い合わせはこちら : https://www.hitotsuba.ed.jp/sp/contact/)
(チーズフォンデュへの問い合わせは、
noteのプロフィール→クリエイターへの問い合わせ
にてお願い致します。
※noteのユーザーへの問い合わせは、noteアカウントが必要です。
※問い合わせ後のやり取りはメールとなるため、質問者様がnoteに登録されているメールアドレスがチーズフォンデュに分かってしまうことをご了承ください。
質問者様の個人情報保護のため、返信後に速やかにメールは削除いたします。)
ごく稀に『入学の方はどうですか?』と催促の電話をかけてくる学校もありましたが、本当にごく稀です。
「通信制高校からのしつこい勧誘はない」と考えていただいても良いと思います
この「とりあえず資料請求」はどこの通信制高校にも言えることですので、
何かしら惹かれる内容があったりした学校は資料請求をするべきです。
資料請求をしないとわからない情報(サイトに載っていない情報等)も沢山ありました。
郵送されてくるまで若干待ちますが、無料で追加情報が手に入るので、
資料請求をしないのはとても損になります
「資料請求をする」ということの敷居は高くありませんので、本当に軽い気持ちでしていいと思います
(4ヶ月ほど転学先を考えた人からのアドバイスです)
「資料請求して特に気になった学校を絞り、そこの説明会やオープンキャンパス等に行く」
これがおすすめの探し方です。
『資料請求してみたら、なんか思ってたのと違う…』というパターンもあります
(説明会やオープンキャンパスに行くためには、交通費がかかりますし
先に無料で情報を仕入れておいた方がお得です)
ちなみに一ツ葉高校の場合、オープンキャンパスと個別での説明会(どちらも予約制)があります。
どうしても行けない方は、メール問い合わせなどもほとんどの学校にはあります。
こちらも気軽に利用できますのでおすすめです
保護者の方に任せるだけでなく、ご自身で不安材料を無くしておくことで、
『思ってたのと違う』『なんだか合わない』など、望んでいない結果になる危険性を最低限まで減らせると思います。
そしてもう一つ、現在高校在学中の不登校の方へ向けて、注意喚起(?)アドバイス(?)です。
『不登校で通ってないから学費がもったいない。一度退学をしてからどこか別の高校にまた入ろう』
そう考えてる方、考え直すことをお勧めします。理由は、
❶履歴書に「〇〇高等学校"退学"」と入れなければならない為、問題を起こして退学処分になったと勘違いされる場合がある
❷転学(高校生でない期間ができない)よりも編入(一度高校生ではなくなってから再入学)の方が手続きが多くなったり、入り口が狭くなる
だそうです。
入学、転学、編入学。どれも人生に関わる大事な決定です。
慎重にご自分と向き合って後悔のない選択ができることを祈っております。
本文は以上になります。少しでも参考になることがあれば嬉しいです。
ご拝読ありがとうございました。
私自身が抱える問題などを知りたい方は、このアカウントで別に投稿するnoteをご覧ください。
似た境遇の方、学生の発達障害当事者について知りたい方…などの参考になればと思います
↓自己紹介(卒業後)