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同棲はじめました【発達障害、精神疾患】

こんにちは。

発達障害(自閉症スペクトラム、ADHD)、精神疾患(不安障害、抑うつ)のある
通信制高校卒業生 の 放送大学生 チーズフォンデュと申します。

付き合って2年くらいになる彼と、この夏から同棲を始めました。


私は祖母と折り合いが悪く、実はここ数年ずっと離れたいと思っていたのですが…彼もそろそろ実家から出たいと思っていたようで、いっそ一緒に住んでしまおうということに。

パートナーとして一緒に生活できるか、ということを実際に確認してみる目的もあります。


まだまだ一緒に住み始めたばかりなので、今後どうなるかは全っっ然わからないのですが…記録にもなりますので書きました。



発達障害・精神疾患

まず、賃貸について。障害を理由に渋られた…みたいな話もあるようですごく不安だったのですが、私達はスムーズに借りることができました。

私自身が不動産屋さんに「受け答えがはっきりしていて問題なさそうに見える」と言われたこと、契約者は彼であったことが理由だと思います。



さて、肝心の彼との発達障害や精神症状部分の関わりです。

一緒に住むとなると、私の症状や特性に彼はどうしても触れることになります。


発達特性に関しては、付き合いも短くないので割と分かっているとは思いますし、以前から話していたので改めて説明などはしていません。


精神症状に関しては、今までもどんな症状かやその感覚を伝えたりしてきましたが、実際に彼が目の前にすることはそこまで多くありませんでした。

家から出られない体調の時は、そもそも会うことができなかったのが大きいです。


精神症状について

私はひとつの大きめの体調の波が数時間〜半日程度とかなり短いので、回復しきる前に悪化を繰り返しさえしなければ時間経過で回復することがほとんどという症状の出方をします。

それとは別に、ずっとほんのりうつな感じがあります。ちょい下の緩やかな波があり、追加でたまに短く大きめの波が来る感じです。


また「これは症状、これは気持ち」と症状を客観視できるようになってきたことや、頓服のうまい使い方がわかってきて
泣いていたりしても基本的に頓服薬を飲んで休んでおけば大丈夫という、家族のサポートなしで基本的に乗り切れるようになりました。


カウンセリングで不安症状が少〜し軽減され、
さらに最近きちんと効いて副作用も辛くない薬が見つかり、それの内服を始めてからは大きく短い波の回数が減りました。


これらの理由で、実家でも頓服の使い方に慣れたここ1年ほどは、普段症状が出た時の対処がほぼほぼ1人でできていました。

カウンセリングや、頓服と同じ薬の内服を始めたりして、短く大きい波も少し減りました。

ちょいちょいある動けない時に家事を代わってもらったり、後回しにしてもらっておいたり
近くに水分と軽食をポンと置いておいてくれると嬉しいとは伝えました。

体調が悪くなった時のために

最近は安定しており、まだ同棲後に強い症状を経験していないので、どうなるかはわからないのですが…

もし体調がぐっと悪くなった時のために、準備をしてあります。



どんな対応をすればいいかを明確にしておくため、Wordでフローチャートを作って渡しました。

いろいろな症状に対してどのように対応すればいいのかや、即病院や精神科救急に連絡するべき状態などが書いてあります。


私が強い症状で苦しんでる時、どうすればいいかわからず困ってしまうより、快方に向かうために必要な流れを確認できるものがあった方がいいだろうと考え作成しました。

日々の基本的な症状に対しては自分で対応するため、彼からのアプローチで快方に向かう方法ではなく、医療や実家へのパスの出し方がメインになります。

また電話番号、診療時間、主治医がクリニックにいる時間などは、フローチャートだけでなくスマホでも共有しています。



休息入院やレスパイト入院と呼ばれる入院の仕方があることや、任意入院と医療保護入院のシステムもフローチャートと一緒に記載しました。

彼が私と一時的に距離を取る方法でもあるので、知識として頭の片隅に入れておいて欲しかったからです。


強い希死念慮がコントロールできないなど、症状が非常に悪く手に負えないかもしれない時は、
精神疾患当事者でもあり対応がよく分かっている母のいる実家に帰したり、入院を勧めるべき状態であると記載しました。

(非常に状態が悪かったら、私自身が実家に帰りたがったり入院したがったりするとは思いますが…)



精神科訪問看護が入った方が良い状況になるかもしれないので、主治医に精神科訪問看護について話を聞いておきました。

今は必要ないかなと思っていますが、不安定な状態が続いたりと、支援を増やした方がよい状況になったら利用するべきなのかなと考えています。

すぐ利用開始はできないと思うので、検討中です。


私のせいで彼が精神的に参るなどは絶対に嫌なので、無理をする前に潔く周りを頼ってほしいと思っています。

時間経過で私自身の症状が悪化したりということもありますので、自分の手に負えない "気がしてきた" くらいの段階で頼るのがベストかなと。


そもそも私は彼に手厚いサポートは求めていないので、どちらかというと把握や共有メインなイメージです。

私と一緒に生活することを辛いと感じるならしょうがないし、それなら距離を取ったり別れたりした方がいいと思っています。


私が基本1人で症状に対応できるようになったからこそ同棲に踏み切れた部分はあります。

一時期のように全ての家事と手厚いケアを頼まなければいけない状況であれば、私自身が申し訳なさで潰れていたと思います。

正直、安定してきたのはたまたまなので本当によかったなぁと思います。

実際に生活してみて

まだ引っ越してから数ある症状のパターンのうちちょびっとしか経験していませんが、少しだけ。


私は環境の変化が苦手な方で、引っ越してすぐはなんとなくうつ感がありました。

すぐ悲しくなったりシクシク泣いたりしがちで、母がいないことがものすごく寂しかったです。

感情というより症状の面が強いなと気づき、なら仕方ないか〜と思っているうちに薄れてきました。



起きあがれないような日はまだなく、毎日なんとなく家事をこなせており、専業主婦みたいな生活をしています。

実家でも家事はしていましたが気がついたらやる程度だったので、自分がメインで回さなければいけないとなると全然違い、気持ち的に追われてしまっています。

いかに実家では休ませてもらっていたかどうかを感じ、入院してきていた主婦の方が家では休みきれないというのはこういうことね…と思いました。

慣れの部分もあるかとは思いますが、症状の悪化を防げそうな程度に休めるようにメリハリをつけておきたいなと思っています。


行きたい時に体験利用させてもらっている地域活動支援センターですが、全然行けてません…

2人の生活を保つだけでなく、自分のステップアップのためにも週1くらいはせめて行きたいです。


引っ越し業者を頼まなかったのでまだ私が使うものが残っており、ちょくちょく実家には帰っています。

帰るたび祖母と言いあいになるのですが、実家に住んでいる時よりは減り、離れて正解だったなと思います。

祖母は過干渉で踏み込みすぎるところがありますが、心の底から嫌いなわけではないので、少し関係が良くなって嬉しいです。


まだまだこれからのことは分かりませんが、平穏な暮らしが彼と一緒にできれば嬉しいなぁと思います。

生活のことはこれからもnoteに書くと思うので、よろしくお願いします(?)


ご拝読ありがとうございました。


「卒業した通信制高校のコース紹介」を、在学中に在校生目線で書いています。


通信制高校は、名前に反し通学の必要があることがほとんどですが…
こちらは非通学型を極めたコースになっています。

気になった方は是非!

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