子どもに読ませたい!不朽の児童文学20選
子どもの頃、胸を躍らせたファンタジー大作や、涙した感動作。あなたにも思い出の1冊はありませんか?
児童文学とは、0歳~12歳くらいまでの子ども向けに書かれた文学作品です。その世界は奥深く、世代も国境も超えて、世界中で読み継がれる名作がそろっています。
そんな数々の名作の中から、チアミーのSNSフォロワーの皆様に「子どもに読ませたい!」と思う1冊を選んでいただきました。
今回は絵本ではなく文章メインの本を中心に、不朽の児童文学全20作品をご紹介します。
お子様も大人も夢中になる、魅力あふれる読書時間を楽しんでください!
日本の作品
銀河鉄道の夜(宮沢賢治 作)
『銀河鉄道の夜』は各出版社から刊行されています。小学生には、以下の児童文庫版がおすすめ。絵本も多く出版されていますので、ぜひ探してみてください!
精霊の守り人(上橋菜穂子 作)
異界と人間の世界が交錯する世界で、腕利きの女用心棒・バルサが新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムの護衛を依頼されるところから始まる壮大な物語。
『獣の奏者』『鹿の王』など、ファンタジー作品で数々の受賞歴を誇る上橋菜穂子の代表作です。実写ドラマやアニメにもなっています。
空色勾玉(荻原規子 作)
古代日本を舞台にした、この勾玉三部作は海外でも出版され、高い評価を得ています。同著者の『西の善き魔女』も、大人気の長編ハイファンタジーです。
注文の多い料理店(宮沢賢治 作)
『銀河鉄道の夜』に続き、宮沢賢治がまたもランクイン!
『銀河鉄道の夜』と同様、お子様が読みやすい装丁の本が、まずはおすすめです。
チョコレート戦争(大石真 作)
洋菓子があこがれの高級品だった時代の作品ですが、「大人は子どものことを分かってくれない!」という子どもの気持ちと、どんでん返しにハラハラさせられる気持ちは不変です!
NO.6(あさのあつこ 作)
野球に取り組む中学生を濃密な筆致で描き、1000万部を超えるベストセラー小説となった『バッテリー』で著名なあさのあつこのディストピア文学。
近未来の日本を舞台にしたSFは、今回ご紹介する20作の中では本作だけ!
テレビアニメ化、コミカライズもされています。
はれときどきぶた(矢玉四郎 作)
1980年発売の40年にわたるベストセラーなので、パパ・ママだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんにも覚えている方がいるかもしれません。
発売当時は、子どもに読ませる作品が、ただ面白いだけでいいのかとの批判があったそうですが、それだけ面白さに全振りした作品だということ。子どもたちからの絶大な人気は今でも健在です!
魔女の宅急便(角野栄子 作)
ジブリ映画の原作として有名な作品ですが、全6作でシリーズ化されています。アニメでは描かれなかったキキの成長を、ぜひ最後まで見届けてください。
ルドルフとイッパイアッテナ(斉藤洋 作)
1987年の発売以来、多くの子どもたちに愛されてきた全5冊のシリーズ。
主人公ルドルフが書いた文章を、作者が肩代わりして出版したという体裁になっており、軽妙な語り口は小さなお子様をも夢中にさせています。
吾輩は猫である(夏目漱石 作)
夏目漱石の最初の長編小説。飼い猫の視点で描いたユーモラスなエピソードは、子どもが読んでも面白い!
お子様向けには、仮名遣いやふりがなが工夫された児童文庫版や、抜粋版の絵本がおすすめです。
海外の作品
赤毛のアン(ルーシー・M・モンゴメリ 作)
1952年に村岡花子によって日本に紹介されて以来、絶大な人気を誇ってきたシリーズ。
小学生にも読みやすい形の抄訳がたくさん出版されているため、お子様が手に取りやすい1冊をぜひ選んでみてください!
オズの魔法使い(ライマン・フランク・ボーム 作)
1900年に出版されて以来、ミュージカルや映画でも親しまれてきた名作。
「虹の彼方に(Over the Rainbow)」という、1939年のミュージカル映画の劇中歌が有名です。
チョコレート工場の秘密(ロアルド・ダール 作)
1964年に発表された児童小説で、こちらを原作とした『チャーリーとチョコレート工場』を始め、ミュージカルや演劇など、さまざまな作品が制作されています。
飛ぶ教室(エーリヒ・ケストナー 作)
1933年に発表された、ドイツの国民的作家・ケストナーの代表作。ドイツの高等学校(ギムナジウム)の寄宿舎で暮らす少年たちと先生の心温まる物語です。
はてしない物語(ミヒャエル・エンデ 作)
1979年に発刊されたファンタジー小説。現実と本の世界が交錯する構成が特徴で、単行本では、現実世界の部分はあかがね色、本の世界である「ファンタージエン」の部分は緑色と刷り分けられています。
映画「ネバーエンディング・ストーリー」の原作としても知られています。
ハリー・ポッターと賢者の石(J.K.ローリング 作)
ママ・パパ世代の記憶にも新しい大人気ファンタジー、ハリー・ポッター!
世界的に大ヒットし、映画やゲームにもなりました。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」でも親しまれています。
不思議の国のアリス(ルイス・キャロル 作)
少女アリスが、白うさぎを追いかけて不思議の国に迷い込む物語。チェシャ猫、帽子屋、ハートの女王など、個性的なキャラクターが魅力的。
ディズニーのアニメ映画でよく知られているので、アニメや絵本であらすじを知ってから読むのも良いでしょう。
星の王子さま(サン=テグジュペリ 作)
フランス人の飛行士であり小説家であるサン=テグジュペリの代表作で、世界200か国以上の言葉に翻訳されています。
「大切なものは、目に見えない」など、心に残る言葉がたくさん詰まっています。
モモ(ミヒャエル・エンデ 作)
『はてしない物語』を書いたミヒャエル・エンデのもう一つの代表作で、日本では一番人気とも言われる名作です。
忙しさに追われる現代人への警鐘とも言われており、大人におすすめの児童書としても必ず名前が挙がる1冊です。
ライラの冒険(フィリップ・プルマン 作)
1995年から発売された冒険ファンタジーシリーズ。パラレルワールドを行き来するという壮大な世界観を持っています。
映画やドラマにもなりました。
20作をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
好きな作品が入っていない! という方は、ぜひコメントでイチオシの作品を教えていただけると嬉しいです。
また、今回ご紹介した多くの作品は絵本、映像、舞台、アニメやマンガなど、他の表現媒体でも作品化されています。本を読みなれていないお子様や、長い児童書を読むにはまだ早いお子様は、無理せずに楽しめる表現方法で、名作に親しんでください。
大人の皆さまには、青空文庫で無料で読める物語もあります。
お子様と一緒に見たい不朽の名作映画も、ぜひチェックしてみてくださいね!
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