トラウマの克服 感情は行動に従うという心理法則の実践
人に嫌なことをされて、そのショックが昨日のことのようにいつまでも続くと言う事は、人生ではやはり避けられないことかもしれないよ。
だけど、それをどう小さく無害なものへと変えていけるかと言うのは、1つの技術でもあるし、人それぞれだよね。
最近はカウンセラーなんかもいるから、手取り足取り教えてくれるけれども、できたら自分でトラウマを上手に処理できるようになるといいよね。
1つ言える事は、自分の感情分析ということが的確にできる人は、抜け出すのも早いと言うことじゃないかと思うんだよ。
自分の感情を客観的に見ると言う習慣がない人は、衝撃が強いということで、うろたえてしまうこともあるからね。
それから、自分を惨めに感じたり、その出来事に対する悲しみや怒りというのがずっと続いているのは、むしろ何か新しい経験が足りないと考えてみてもいいかもしれないよ。
それはやはりマイナスの感情であって、一時的には引きずってしまうけれども、やはりどこかで小さく見えるようになる必要があるよね。
そのためにやはり、感情は行動に従うと言う心理学の法則を適用することも必要かもしれないね。
つまり、人間は面白いから笑うのではなくて、笑うから面白いのだという考え方だよね。
だとしたら、そのマイナスの感情は、古く、錆びた釘が板に刺さったままになっているようなものだとイメージしてみることも良いね。
そしてその古釘を抜くのは、引っ張って抜くのではなくて、新しいピカピカした新品の釘を、ふるい釘の頭から打つことで、下の方向に向かって古いのを抜けさせるという方法もあるよね。
その新しい釘とは、自分に価値があると考えられるような行動だと思うよ。それは積極的に誰かの役に立とうと思って、よき行いを続けていくことだよね。
結局自分の価値というのは人が決めることではなくて、自分が何をやったかによって決まっていくものだからね。これも1つの自己信頼を取り戻す方法だと思うよ。