書きたいのか、読みたいのか
今日、本を5冊購入した。
果たしてその5冊をいつ読み終えることができるのだろうか。
読みかけの本が何冊もある。どれも読みたくないわけではない。むしろ、読み終えたい本ばかりだ。
知識を深めたい、新しい知識に触れたい、そんな思いから本を買う。
自分にない知識を教えてくれる本は、まさに欲望を満たす道具だ。
私は、本を読みたい。その行為そのものを楽しみたい。
なのに、なぜできないのだろう。私のズボラさは一旦置いておこう。
なぜ、本を手に取ることがこんなにも難しいのだろう。
私は悩む。悩むよりも、本を読めばいいのに。
読書は素晴らしい。自分を賢い人間だと錯覚させてくれる。
そんな本を書ける人になりたい。
読書の魅力に取り憑かれた私は、いつも新しい本に手を伸ばす。
だが、その手は時に重く、ページをめくることが億劫に感じる。
目の前の本の山が、未読のまま積み重なる。
「今日こそ読むぞ」と決意しても、いつの間にか別のことに気を取られている。
日々の忙しさや疲れが、読書への意欲を削ぐ。
それでも、本を読むことを諦めたくない。
私の心の奥底には、知識への渇望がある。
その渇望が、私を本屋へと向かわせる。
新しい本を手に取るたびに、未知の世界が広がる期待に胸が膨らむ。
その瞬間が、私にとっての至福の時だ。
読みたい本が増える一方で、読み終える本は少ない。
それでも、私の本棚には、まだ読んでいない宝物がたくさん詰まっている。
それが私の心の支えだ。
いつか、全ての本を読み終えられる日が来ることを夢見て。
その日まで、本を愛し続ける。
そして、そんな本を書くことができる人になりたいと願いながら。