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奏でる

いつものように、じっとしている

背中が丸くなるのを感じる

それも仕方ないかと頷く


火垂るの墓とか
ノーベル平和賞とか

そういうレベルのものであろうか

反戦は謳っていないのである


消したい感情は山ほどある

でも消すにはまだ、本当の喪が開けていないのである

そこにはまだ魂が残っているんだよ


その呻き声が聞こえないか、日本人なら

聳え立つ過去の偉人たちを超えられないのは

いつの世代も同じなんだろう



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