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■鉄ドボ in KYOTO■④:JR京都線 西大路駅から桂川を目指す

3月初旬に実家周辺である京都市内の鉄道線路沿いを歩いた、鉄ドボ街歩き。前回までは、阪急京都線の西院~西京極駅間と、嵐電の四条大宮~西院駅間を歩きました。とても濃厚な街歩きになりました。(前回の記事はこちら)。

前回の探索で、嵐電西院(さい)駅まで来たので、市バスに乗ってJR西大路駅まで行き、そこからJR京都線沿いに歩き、桂川を目指しました。

今回の探索範囲を今昔マップで確認。
北側は、GSユアサの電池工場。かつては奥村電機商会の工場がありました。

北側は、昔から大きな工場(GSユアサという、電池の製造会社の工場など)が線路沿いに広がっているので、おのずと南側を歩く形になります。

■西大路駅前からスタート


西大路通とJRが交差する場所にある、西大路駅。
西大路通りの歩道。様々な橋が架かっています。
架設された時代もまちまちなのでしょうね。
プラットホームの真下。結構古そうな線路と、プラットホームです。
そして、一番外側の線路の真上には、東海道新幹線が走ります。
こんな感じで、電車が発着することを見ることができます。
JR西大路駅の駅舎。ある意味機能的で飾り気の無い感じですが、
沢山の人が利用する駅です。
東海道線の築堤の真上にどっしり構える、東海道新幹線。
限られた用地の中に作ったのでしょうね。
そして、線路沿いに現われるのは、京都を代表する企業の一つ、
ワコールの本社。日本を代表する下着メーカー。
その本社の手前で、一つの川を渡ります。
この川、今日の探索で、嵐電の線路探索で現れた、
「西高瀬川」の下流部分です。
ワコールさんの本社。休日なので閉まっていますが・・、
下着関係のショールームっぽくなっています。
そして、企業内神社もあるのですね。敷地内にそおっと祀られています。
ワコールさんの前身、「和江商事」の名前の「和江神社」。


囲いの中に、ちょっと不思議な橋が。
これも「避溢橋」(洪水時に上流の水を逃す役割)でしょうか。
何だか不思議な土木構造物が点在していますね。
低い空頭の大きめの鉄橋が出現。
「長池川橋りょう」という橋です。
小さな川の橋ですが、避溢橋として、長い区間が橋の構造のようです。
銘板には、「鉄道省」の文字が。結構古い橋のようですね。
そんな場所にある、かなり空頭の低い架道橋。
なかなかくぐり甲斐のある架道橋です(笑)。
ガード下から、隣の避溢橋を覗くことができます。

そして、このガードのすぐ横の線路沿いにあるのが・・、

インフラメンテナンスのスペシャリストがいる、
特殊高所技術さんの本社!

特殊高所技術さんは、自分自身が決して近づけないような、高い橋の上や橋桁の裏側などの危険な場所に登り、インフラメンテナンスをやってしまう専門家集団。私も先日本社におじゃましました。安全に登れるためのノウハウを習得されています。

さて、そこからさらに進むと・・、

葛野大路通りと交差します。

葛野大路通りは、比較的新しい通りなので、新しそうなアンダーパスが通じています。

別な角度で見るとこんな感じ。
といいつつ、「古川橋りょう」という名前の橋でした。
完成は、2000年です。
そこから、こんな感じの擁壁が少し続きます。
人は通ることのできない、「西堀川」という小さな川の水路のアンダーパス。
これの少し先は、ちょっと迂回しますが・・、
桂川の堤防に出ます。

桂川は、大きな川で、JR京都線(東海道本線)と東海道新幹線、それぞれに大きな橋が架かっていますが、今回は対岸に行き、桂川駅を目指す予定なので、桂川の橋梁は、対岸からアプローチすることにします。今回は少し下流側にある・・、

国道171号の久世橋を渡ります。
「二級国道 京都神戸線」と書かれています。
昭和28年にできた橋で、京都市・京都府が建造した橋です。
一等橋で、製作は日本橋梁、でしょうか。
なかなか素晴らしい橋です。
自身の実家と京都市街を結ぶ道なので、何度も通い詰めた道。
少し上流に歩くと、新幹線の橋が見えてきます。

今回は、ここまで。次回は桂川の鉄橋と、桂川駅に向かうまでにある、面白い構造物を紹介しますので、お楽しみに!

■終わりに

西大路駅周辺や、桂川の鉄橋付近も、実家からそう遠くない場所で、何度となくこれまでも通っている場所ですが、改めてじっくり現地を眺めると、とても新鮮なものの見方ができることを改めて発見しました。

次回は、桂川駅までの間の面白い構造物を訪れますので、お楽しみに!

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