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ほん その⑧「本当は近くにある大正時代」

 河合敦先生著「本当は近くにある大正時代」を読んだ。歴史の中でも、明治時代・大正時代に何となく興味がある。それは、昔やっていたゲーム「パワプロクンポケット7」の裏サクセス、大正冒険奇譚編の影響だと思う。なんかロマンある時代だな~とゲームしながら思っていた(小学生のわたしにはクリアするので精いっぱいだったが)。

 恥ずかしい話だが政治関連の歴史に興味がないため、大正時代の内閣の話などは読んでいて難しいと思うところも多かったが、文化・芸能面はとても興味深く感じる項目が多かった。例えば、大正時代に世界を股にかけて活躍したスポーツ選手や俳優の生涯は何とも豪快で読んでいて面白かった。学生時代名前を覚えるだけで終わっていた芸術家の生涯も、一人ひとり追ってみると面白いなと感じた。とても共感できる生き方とは言えないが、当時のそんな人々に対する世論について次は知りたい。

 関東大震災後に起きた流言飛語も、現代のSNSデマ拡散と結局やっていることは一緒だ。そう考えると、科学技術や時代は進んでも、人間はさほど変わっていないんだなとつくづく思う。次は大正時代でも、文化・芸能面により多く触れている本や資料を読んでみたいと思った。

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