chahanset713

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ほん その⑨「日本史の一級史料」

 山本博文先生著「日本史の一級史料」を読んだ。磯田先生の本を以前読み、「日本史を勉強し直したい!」「古文書を読んでみたい!」と思っている中で、図書館でこの本を見つけた。パラパラめくってみると史料の書き下し文なども丁寧に書いてあったので、読んでみることにした。  私たちは歴史の授業で過去に起きた出来事を知るが、それらは残された史料をもとに歴史家が紡いできたものだ。学生時代、そんなことは考えもせず、何となくリアルタイムで誰かが見て聞いたものを教えてもらっている感覚になっていた気

    • ほん その⑧「本当は近くにある大正時代」

       河合敦先生著「本当は近くにある大正時代」を読んだ。歴史の中でも、明治時代・大正時代に何となく興味がある。それは、昔やっていたゲーム「パワプロクンポケット7」の裏サクセス、大正冒険奇譚編の影響だと思う。なんかロマンある時代だな~とゲームしながら思っていた(小学生のわたしにはクリアするので精いっぱいだったが)。  恥ずかしい話だが政治関連の歴史に興味がないため、大正時代の内閣の話などは読んでいて難しいと思うところも多かったが、文化・芸能面はとても興味深く感じる項目が多かった。

      • ほん その⑦「ウソをつく生きものたち」

         森由民先生著の「ウソをつく生きものたち」を読んだ。わたしの卒論テーマは「動物園の展示と教育」ということで、生物にも興味がある。生物が「ウソをつく」とはどういうことなのか気になり、手に取ってみた。  本書では生物の生存戦略の一つである「擬態」がテーマであるが、まず様々な擬態の種類があることに驚いた。中でも面白いなと思ったのはアリの化学擬態だ。読んでいて、3年生を担任していた時、「アリの行列」でアリが化学物質(道しるべフェロモンだったっけ?)を出すことで食べ物の在り処を示すこ

        • ほん その⑥「日本史を暴く」

           磯田道史先生著「日本史を暴く」を読んだ。ちょっと前に磯田先生の本を読み、なかなか面白かったので、本書も手に取ってみた。  読了して思ったのは、「自分も古文書を読んでみたい」ということだ。誰もが知っている織田信長や豊臣秀吉のあまり知られていない裏の顔も、聞いたことのない名前の何某さんの旅行記も、全て古文書として残されている。歴史の教科書やこういった新書から知識や情報を得るのももちろん楽しいが、自分の力で古文書を読解し、昔の人々の生活に思いを馳せるのも楽しそうだと感じた。

          ほん その⑤「バカの壁」

           養老孟司先生著の「バカの壁」を読んだ。わたしが子どものころ、大ベストセラーだとテレビで取り上げられていたのをよく覚えているが、読まずに30歳を過ぎてしまった。何となく始めたnoteへの読書記録ではあるが、これを続けているうちに読まないと機を逃すのではないかと思い、手に取った。  特に印象深かったのは「キレる脳」の部分である。我慢する能力の発育がどんどん遅れていることに驚いたが、すごく腑に落ちるところもあった。子どもの絵の実験も非常に興味深いと感じた。『殺意をえがく子どもた

          ほん その⑤「バカの壁」

          ほん その④「歴史とは靴である」

          磯田道史先生著「歴史とは靴である」を読んだ。日本史はそれなりに好きで、高校でも日本史B一問一答を繰り返し読んでいた。けれど、大人になってもう忘れてしまっている。数年前6年生担任の時に社会を教えてながら、色々覚えてたのになぁ、ただ暗記してただけなのだとがっかりしたのが懐かしい。もう一度日本史について勉強したい!と思いながらも、なかなか興味が引かれる本を見つけられない中、この本に出会った。 題名にもある「歴史とは靴である」という言葉。本を読んでとてもしっくりきた。歴史を踏まえて

          ほん その④「歴史とは靴である」

          ほん その③「授業のユニバーサルデザイン入門」

          小貫悟先生・桂聖先生著の「授業のユニバーサルデザイン入門」を読んだ。今まで色んな研修でユニバーサルデザインという言葉と実践を聞いてきたが、日々の授業を進めることに必死で向き合ってこなかった。夏休みかつ授業を持っていないこのタイミングに、少し勉強してみようと思い読んでみた。 桂先生が提言する「焦点化」「視覚化」「共有化」という授業UDの3つの要件は、自分も何となくやってきたつもりだった。しかし、まさにこれが危惧されている形骸化だと思う。なんとなく子どもが食いつくから、良さそう

          ほん その③「授業のユニバーサルデザイン入門」

          ほん その②「すごい左利き―『選ばれた才能』を120%活かす方法」

          加藤俊徳先生著の「すごい左利き―『選ばれた才能』を120%活かす方法」を読んだ。かく言うわたしも左利き。妻に薦められ読んでみた。 右利きと左利きは脳の使い方が違う、というのは何となく聞いたことがあったけれど、それが非常に分かりやすく書かれていた。 「左利きは目でとらえた情報をイメージで記憶する」と書いてあったが、まさにその通りだと思う。妻がどこかに置き忘れたスマホやメガネの在り処をわたしが言い当てることがよくあるが、それも探し物があった場所の映像がなんとなく浮かぶからだ。

          ほん その②「すごい左利き―『選ばれた才能』を120%活かす方法」

          ほん その①「教師という接客業」

          齋藤浩先生著の「教師という接客業」という本を読んだ。 夏季休業中の職業はポケモンマスターだし、なかなか本を読まないわたしではあるが、少し前の保護者対応がきっかけとなり、この本を手に取った。 進む教師の接客業化。わたしもこの短い教師人生の中で、何度保護者に謝罪をしただろうか。本に出てくる保護者対応の事例に「あるある~」と共感するところが多かったが、終盤は読んでいて心に来るものがあった。自分の今までの教師としてのやり方も、一部接客業化していたことを痛感させられた。また、教師とは

          ほん その①「教師という接客業」

          わたし その③

          7月13日からの3日間、青森旅行に行ってきた。青森旅行の主な目的は2つ。1つ目は大学時代の後輩とその彼女さんの家を訪ねること。2つ目は美味しいグルメを食べることだった。文章を長く書くのが苦手なので、特に印象に残ったものや場所を記しておく。 1日目。奥入瀬渓流を訪ねた。妻が以前から激推ししていた場所。確かに水の流れが入り乱れ、悠久の自然を感じる。あとマイナスイオンもめっさ感じた。銚子大滝はとてもダイナミックだった。 2日目。後輩のお母様が仕込んでくださった桜鍋がとてつもなく

          わたし その③

          わたし その②

          今週の月曜日、妻としながわ水族館に出かけた。振替休日サイコー。 蒸し暑い中大森駅から十数分歩き、倒れそうになりながらなんとか到着。館内は最高にすずし〜。レストランのランチもおいC〜。 イルカショーも良かったけれど、今回1番良かったのはトンネル水槽。ウミガメやエイが間近で見れて楽しい。 動物園での環境教育をテーマに卒論を書いていたぐらいなので、動物園を巡るのが昔は好きだったけど、水族館もいいなぁと思った一日だった。次はどこの水族館がいいかな?

          わたし その②

          わたし その①

          私は小学校教員だ。 今年度、学級担任ではなく級外になった。 立場上、他の教員や子どもの悩みを聞くばかり。サポート役なので出しゃばりすぎもよくない。 ということで、昨年度まで楽しみの一環でもあった黒板の絵も描けなくなった。ストレス発散にもなるし、子どもも喜ぶし一石二鳥だったのにな〜。 担任大変だけど、また描きたいな〜。

          わたし その①