💛諺シリーズ㉒💛 「備えあれば憂いなし」
◉備えあれば憂い(患い)なし
類義語:転ばぬ先の杖・念には念を入れよ・予防は治療に勝る・
後悔先に立たず・濡れぬ先の傘 など
対義語:泥棒を見て縄を綯う(なう)・渇して井を穿つ(うがつ) など
英訳(例):Keep something for rainy day.
better safe than sorry
<意味・由来>
日頃から入念に準備しておけば、いざなにかトラブルが発生しても柔軟に対応できる、ということ。
『書経』説命中には、
「これ事を事とする。乃ち其れ備え有り、備えあれば患い無し」
とある。
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つい先日、この諺シリーズ記事で「命あっての物種」という諺を通し、思うことをつらつらと書き綴った。
そんな矢先、宮崎県日向灘を震源とする大地震があったとのニュース。
私は実家が少し心配で、昨夜はあまり熟睡できなかった(被災地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます)。
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昨日の地震(8月8日)では、実家周辺地域はほとんど揺れなかったそうだが、南海トラフ地震が起きた場合、大きな被害が予想される地域だ。
立地的に、実家が津波被害を被る心配はないが、道路などが分断されたり、仕事で外出中に被災する、といった可能性をつねに念頭に置いておかなければならない。
もちろん、「備えあれば、全く憂いなどない」ということにはならないが、「自分だけは大丈夫だろう」「きっと助かるだろう」と油断することは厳禁。
高齢の両親にはとにかく今一度、防災アイテムの備蓄チェックと、身の安全第一での行動を徹底するよう、念を押しておいた。
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さて、話題は変わるが、「備えあれば憂いなし」といえば、対人関係でもある程度「心の準備」が必要となる場面がある。
たとえば、「この人と話しをしているとなんだかモヤッとするな…😰」などと、苦手意識を感じる人が周りにいる場合。
その人のどこにモヤッとするのか、日頃の会話の流れを振り返ったり、その人の口癖を注意深く観察したり、分析することができれば「心の準備」ができてくる。
すると、ストレスを感じるようなやり取りを回避できる可能性も高まる。
また視点を変えると、仕事のプレゼンを成功させたい、交渉を成功させたい、といった自身のコミュニケーション課題と向き合う際にも、事前準備をいかに充実させるかが鍵となってくる。
いきなりぶっつけ本番で物事を成功させようとするのは、それだけで心理的ハードルが上がるもの。
適度な緊張感を保ちつつ、リラックスして臨めば上手くいくはずの事柄も、準備不足による動揺・過緊張状態に置かれると、失敗確率が格段に跳ね上る。
そして、そんな回避できるはずの失敗を(準備不足が原因で)何度も繰り返していると、人はどんどん自信を失い、「本番に弱い自分」という自己イメージを刷り込みがちになる。
そんなわけで、
日々の暮らしの中では「事前の備え」が重要になる場面が無数にある。
災害に対する日頃の「備え」、
対人関係や自身のコミュニケーション課題に対する「備え」…
いずれも大事にしていきたいものだ。
最後に、本日は「ながさき平和の日」(長崎原爆忌)。
平和への願いを込めて、以下の曲をご紹介します。
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★長崎の鐘(1949年7月リリース)
歌:由紀さおり・安田祥子
作詞:サトウハチロー
作曲:古関裕而
🐥本日の記事は以上です🍀
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