📸vol.147断薬中編【しゃーない】ことはしゃーないねん〜我慢発うつ病行き 1011
前話
我慢発うつ病行きマガジン
※モラハラ夫編•パワハラ編は別マガジンに収録
1/8(水)は今年初の失業認定日。
スタンプラリーか御朱印集めのように、求職活動実積を作ってはゴム印を押してもらう。
巳年だけど、蛇の絵は描いてもらえない。
認定後は、2月のセミナーと職業相談を申し込む。
これで次月の失業保険もゲットだぜ‼︎
相談員はとっても感じの良い女性。
黒いテーラードジャケットの下は、中厚地でターコイズブルーのタートルネックセーター。
お洒落だし不快感はない。
でも被服規定が厳しいワタル(友人間のニックネーム、妹)が勤務するハローワークだったらどうなんだろう?
翌1/9(木)もハローワーク。
直前まで雨が降っていた模様。
地面は濡れてるし、道行く人は傘を持っている。
でも大丈夫、私、嵐を呼ばない女なの(精神科受診時に降られたけどね)。
今回はセミナー受講。
勿論、求職活動実積になる。
せっせと御朱印集めをする私。
入れ替わり立ち替わり5人の講師が話す。
パワーポイントを使い丁寧に説明してくれた講師陣より、最後の顔が大きくて声も大きなオッチャンが良かった。
自己紹介もせずにいきなり喋り出したときには「おいおい、面接ならアウトだぜ」と思ったけれど、熱量がストレートに伝わってきた。
「あなた達が目指すゴールは就職です」
「最終的に就職が決まれば良いのです」
「これ(セミナー)が終わったら、○○番窓口に行ってください」
と、言葉が短くシンプル。
「もう一度就職しようと思ったら、大きなエネルギーが要ります」
「(大きなエネルギーを出すのは大変だけれど)キッカケを作るのは簡単です」
「○○番窓口に行くことが、今日のキッカケ作りです」
「小さなキッカケを繋いでいけば良いんです」
「小さな気づきを活かせばいいんです」
遥か遠く見えないゴールを目指して「頑張りましょう」より、「先ず○○番窓口に行け」の方が、具体的で簡単で行動を起こしやすい。
やっぱりさ、小さく分けて、シンプルに考えて、ひとつずつ片付ける、だよね。
帰り着くのを待っていたかのように、雪が降り出した。
助かった、私は嵐を呼ばないもんね。
1/10(金)はメンターであるM先生のペインクリニックと下着屋さんと歯科と整形外科。
場所はバラバラ、どうかしてるスケジュール。
他の話もしたけれど、精神科Y医師の言葉をM先生に聞いてもらいたい。
「Y医師って良い先生ね」「良い先生に当たって良かったね」と以前から好印象をお持ちだからこそ余計に。
「患者さんに言う『べき』言葉じゃないね」と無意識に仰ったM先生。
ご自身の「べき発言」に大笑い。
ネタで仰ったのかと思った。
「(Y医師は)きっと真面目な先生なんやろうね……」。
私もそうだと思っています。
私が「小さく」「分けて」考えて、「諦めた(明らかにした)」ことも聞いてもらう。
⚫︎由美(仮名、長女)と話し合いをしようにも「接点ゼロ希望」では不可能
⚫︎本人が必要性に気づかない限り、私の努力で由美の気持ち•考えを変えることはできない
⚫︎由美の考え方や行動は由美の問題であって私の問題ではない
「相手が娘やから『親として』って思うんやろうね。
家族やから親やから『何とかしたい』『何とかしよう』『何とかできるんじゃないか』って、足掻くんやろうね。
ご主人(元夫H)のときも、自分が頑張って努力したらどうにかなるんじゃないかと思ったでしょ?
血の繋がりがあっても別の人間やから、無理なんよ。
赤の他人にはそこまで言わへんやん」
「娘さんかって、相手が親じゃなかったらそんなに意地にならへんでしょ。
家族やから意地になるねん。
私かって患者さん(他人)には冷静になれても、家帰ったら娘(家族)にキーッて言うことあるよ。
それは、しゃーないわ」
「娘さんの(考え方•行動の)元々の原因が父親(H)に対する気持ちやとしても、今更どうしようもできへんやん?
『父親の遺伝子が嫌や』言うたかって、そんなん変えようがないからしゃーないやん」
「娘さんは若いから、どうやっても『しゃーない』ことがあるって、未だ解ってはれへんのやろうね。
世の中にはしゃーないことがいっぱいあるねんけどね」
「上の世代って、家族はこうあるべき、母親は、妻はこうするべきって言いはるけど、世の中の常識かって変わっていってるねん。
いつでも誰でも同じとちゃうからね」
「子どもの頃、年寄りの人たちって神棚や仏壇に向かって、何を長いことむにゃむにゃ言うてはるんやろ?と思っててん。
どうにもならんことをむにゃむにゃ言うてる間に、『しゃーないなぁ』って思えたんちゃう?
しゃーないことはしゃーないままで置いとかなしゃーないねん。
私らは、お経を唱える代わりに『しゃーない、しゃーない』って唱えとこう」
「私と話して楽になるんやったら、ここで荷物を下ろしたらええよ。
ずっと持ったままやったらしんどいやん?
重い荷物でも一旦下ろしたら、また持ち直せるでしょ?
いつでも喋りにきて荷物を置いて休憩して」
はい、そうします。
雪は下着屋さんの中にいる間中降って止んだ。
未だ降りそうだから、急いで帰って洗濯物を取り込もう。
お次は地元の歯科と整形外科。
やっぱり疲れちゃったな。
今夜は頓服の出番があるかもしれない。
夜空にはもう雪の気配はなかった。
(1/10)
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