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聴いた音楽のレビュー

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諦念と多幸感

諦念と多幸感

という言葉で、藤井風の歌詞世界は語られることが多いと思う。
「帰ろう」も「それでは」も
確かに、本当は君いくつなんだ?と言いたくなるくらい、
人生を達観しているような音と歌詞世界だな、って思うけれど、

そういえば、オザケンにもそんな曲があった。
こないだ、まさかの2年延期の末に決行されたツアーで聴いた「アルペジオ」。

曲頭のまさに「アルペジオ」本当に寂しくも、暖かい。
オザケンは、文学的な歌詞

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これからの時代のミュージシャンのあり方や、楽曲と共に語られる自分史など、おすすめの"音楽"note6選をご紹介!

これからの時代のミュージシャンのあり方や、楽曲と共に語られる自分史など、おすすめの"音楽"note6選をご紹介!

いつもすてきなnoteを投稿していただき、ありがとうございます!今週はコロナで変わった新しい楽しみ方や、音楽とともに生きる人のきっかけエピソードなど、「音楽」にまつわるnoteを集めました!

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コロナで変わった「これからの音楽」とはコロナウイルスでいろんな活動が制限される中、インターネットと音楽は切っても切れない関係になっている今ならではの国内・海外の音楽の新しい動きを紹介してくれました

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サカナクションツアー 感じたこと

サカナクションツアー 感じたこと

先週末、初めてサカナクションのライブに行ってきたメモ。
場所はポートメッセ名古屋、行くのは20年以上ぶり。
(前に行ったのはglobeのシークレットライブ。
当時も築地口からバスに乗せられて遠いと思ったけど、あおなみ線でも遠いものは遠い。。)

◯きっかけ
なんだかんだでデビュー盤からずっと聴いていた割に、
ライブに行くところまではならなかったけど、
周りには熱狂的なファンも多くライブをお勧めさ

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Perfume 7th tour future pop 思ったこと

Perfume 7th tour future pop 思ったこと

Perfumeのツアーはここ3年で3回連続。
ガイシホールでは初めて。
てかガイシホールなんて、おそらく中学のプール大会以来だと思う。

今回は今までとの違いを感じながらも楽しめたので、Noteの操作の練習がてら、
長文ながらメモ。

◯自分の楽しみ方

昔からクラブやフェスで遊んでいたので、

1.真鍋大度さんの演出やレーザービームを浴びに

2.低音を浴びに

3.3人を見に

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宇多田ヒカルライブ Laughter in the dark

宇多田ヒカルライブ Laughter in the dark

まさかの週2ライブ、かつ同じガイシホール、かつ同じアリーナのCブロック(笑)

自分としては初めて、ツアーとしては12年ぶりらしい宇多田ヒカルさんのライブに行ってきましたメモ。

◯実在した!(笑)なにせ、ライブを見たことある人が少ないので、個人的には大黒摩季みたいな感覚。
まさか本当にいたとは。。

◯歌唱力と存在感紅白みたいな、ごくたまに出てくるテレビでのパフォーマンスを見ても分かる通り

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2018年の11曲

あけましておめでとうございます。

タイトルの通り、去年の11曲。
去年は個人的に豊作の一年だったと思ってます。

1.Dramatic Love/iri
去年はWONK界隈にいい音が多かったですよね。

2.Poly Life Multi Soul/cero

3.崖の家/七尾旅人

4.アイデア/星野源

5.FANTASIA/STUTS

6.sunny side

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星野源「Pop virus 」聴いて思ったこと

星野源「Pop virus 」聴いて思ったこと

直前の「アイデア」が、これまでの路線から
大きく舵を切った曲だったので
もっとゴリゴリにMPCを使った作品になってくるかと思っていたけど、
意外に「Yellow Dancer」の色を引き継いでいるなぁと思う。

特に好きなのは「Dead leaf」と「サピエンス」。

「Dead leaf」
昔からある、枯れたシンプルな言葉が、
グッとくるよね、という歌詞にグッとくる。
山下達郎のコーラス

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The chemical Brothers 「No Geography」思ったこと

The chemical Brothers 「No Geography」思ったこと

最初数曲「dig your own hole」に対する
セルフオマージュだよなぁと思いつつ

(最初数曲が繋がっていて、ベースの音色が共通していくようなところは特に)

90年代に敢えて彼らがやらなかったような、
わかりやすいレイヴィーなリフが多いのがとても印象的。

10年代のケミカルは暗めの曲が多かったけど、
今回は、この頭数曲だけでもすごく楽しくなれる。

ブレグジットに対するアンチテー

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