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星野源「Pop virus 」聴いて思ったこと

直前の「アイデア」が、これまでの路線から
大きく舵を切った曲だったので
もっとゴリゴリにMPCを使った作品になってくるかと思っていたけど、
意外に「Yellow Dancer」の色を引き継いでいるなぁと思う。

特に好きなのは「Dead leaf」と「サピエンス」。

「Dead leaf」
昔からある、枯れたシンプルな言葉が、
グッとくるよね、という歌詞にグッとくる。
山下達郎のコーラスも存在感はあっても出しゃばらず。流石。

「サピエンス」
ドコモのCM曲になってますね。
スクエアプッシャーを思いだす音を
生演奏でやってて、面白い。

普通のドラムンベースじゃないですよね。
近いのはホスピタルの音かもしれないけど、
それよりもドリルンベース、というかスクエアプッシャーの音。
自分が高校生の頃に好きだった音を、同世代の星野源が引っ張り出してくるのはちょっと胸熱。

この曲と次につながる「アイデア」は、
今までの星野源の色とは確実に違う、新しい音。
これまではアメリカのソウルを追っかけてたのが、
EDM以降のビートや、そのルーツにある音を意識してる。
で、それを日本らしいポップスに落とし込めるんだから、凄い。

ひとつだけ残念だったのは「ここにいないあなたへ」が入らなかったこと。
あれも星野源の曲の中では稀代の名曲。
子供と見に行ったドラえもんの映画のラスト、あの曲で大人たち大号泣でしたよ。
その後「ドラえもん」で子供たちが大合唱して
その間に大人は子供にバレずに涙を拭く、良い流れでした 笑



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