【節約生活#709】良いと言われることはたいてい良い
趣味で節約生活をはじめてみた。
肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)
簡単なルール
長年生活をしていると、いくつかの簡単なルールが生活を良くすることに気づく。
早起きをすると良い、毎日の運動も良い、瞑想だって良い・・・。節約もそのひとつである。
今朝は耐え難く暑くなる前に瞑想をしていた。窓を開けて静かな中で、ゆっくりと息を吸って吐く。ただそれだけであるのに、ふわふわとあたりに散漫していた注意がすっと自分のものに降りてくる感覚になる。
世の中で良いと言われていることはたいてい良い。
そのことに気づいたのは結局30も半ばをすぎてしまったころであった。
子どもの頃からの運動嫌いであった。運動だけでなくあらゆる活動もしたくなかったので、怠惰であったのだと思う。小さい頃からサボることばかりしていたので、経験も積まずに大人になってしまった。大人になるまでに世の中を斜めに見ては世界を知った気になって「そんなことをしても無駄なのに」とやらない理由をつけていた。
そんなことをしていたので、仕事をしはじめてからずいぶん苦労をした。
暴飲暴食、生活リズムなしで長く生活をしていた。掃除をしないことに変な美学を感じていて、ゴミ屋敷になりそうな部屋で暮らしていた。
毎日二日酔い。なおかつ睡眠不足と疲労でふらふらとしていた。ちょっとしたことで体調を崩して、それでも休もうとせずにナメクジのように這いつくばってのろのろと暮らしていた。一度、エレベーターを待っているときに背伸びをしたら、そのまま後ろに倒れてしまって、周囲から心配をされたこともあるほどであった。
あるとき、流れてきた黒人が筋トレをする動画を見て、なぜかふとやってみたくなり真似をしてみた。もちろん筋肉もないのでちっとも同じことをすることができなかった。きっと特別な人だけが筋トレをするのだろうとそのときは考えていた。
ところが、その日の午後にいつものしかかってくる疲労感が薄れていた。その時に気づいたのが、朝に力を入れた腹筋が体を支えているということであった。少し筋肉を刺激するだけで疲労感が減ったのである。
そのときにはじめて、世の中で良いと言われていることはたいてい良いというルールを意識したのだと思う。
良いことは経験してみる
よくよく考えると、世の中で良いと言われていることが良いのは当然である。体や世の中の仕組みがそうなっているのだから。変に陰謀論を見つけても損をするだけである。
今朝の瞑想もそうである。
昔はなんだかスピリチュアルで馬鹿にしていた。だから、きちんと調べることもしていなかった。試してみたら、確かに効果は出る。調べてみると心理学的生理学的な理由もあった。古くに見つけられた良いことであって、宗教と結び付けられたということの方が理解はしやすい。
栄養もそうで、今では野菜と肉は必ずとることにしている。
良いと言われることは一度体験してみると良い。お金をかけなくても健康になれる。
最近、介護予防の情報を調べている。
それでわかることは体に良いことは頭にもよい。暮らしにも良い。ついでにお財布にだって優しい。
かつては経験を馬鹿にしていた。それこそ少し前に流行ったコスパとかタイパとかと似たような思考であった。パフォーマンスをぎりぎりに抑えて、何がしたかったのかというと特に何もなかった。浮いたお金と時間は無駄に浪費してしまい、何も残らなかった。
そんなことならパフォーマンスを最大化した方が良いに決まっている。
30年以上も時間を無駄にしてしまったという苦い感覚はある。ただそれも経験である。経験を無駄にしないためにも、これからはいろいろと試していきたい。
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