【節約生活#704】思考停止しない節約生活
趣味で節約生活をはじめてみた。
肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)
思考停止をして流行りにのる人
まったく違う価値観のひとが日々のあちらこちらに顔をだすと疲れたり自分のすべきことが減ってしまったりする。もちろん価値観がまったく同じである人はいないし、自分と同質すぎて間違った方向に進んでしまうことは恐れた方が良い。
ただ、思考停止をしている人の話は苦痛である。
きっかけは、70過ぎた親がどうやらFIREという流行の用語を見かけて、しきりに財テク(死語)をすすめてきたことでもある。
できるだけ距離を置いていたが、最近また近づいてきたので難渋している。悪意はないのだろうけれども、会うたびに余計なものをすすめてくる。
FIREというのは、Financial Independence, Retire Earlyの訳であり、簡単に言えば働かなくなるくらいにお金(正確には金融資産)を得て、引退しましょうということである。
個人的には、金融に関する勉強をして、行動をとることは悪いことではないと考えている。金融資産を足しにして生活の安定につなげることは、個人の選択肢として排除すべきものではない。
ただ、思考停止をして流行りにのる人はどうだろうか。
インターネットには様々な情報がある。ちゃんとしたところ(のように見える)であれば、人生の目的や方向性、指針を設定して、必要なお金をどのように得るかを計画するようにすすめている。
私の親のように、言葉に流されるだけの人は、誰でもマニュアル通りにやればお金持ちになれるのだくらいに理解している。
一般的に言われているような、誰もが経済的自立をして仕事をしなくてすむようにはならないだろうと考えている。もしも人口の9割の人が投資信託などでお金を得て働かなくなったらどうなるだろうか。インフラはどうなってしまうのか。
人工知能やロボットに置き換えるというのはありそうではある。しかし、それでも人が仕事をしなくてはならない領域はある。
海外から働く人を呼ぶというのも昔から言われている。しかしながら、海外よりも給料がよいということが前提になる。これからの日本でお金が海外よりも高くなるということ自体が想像できない。個人的には、お金による奴隷制のような感覚がするのでこの考え方は好きになれない。
そういう想像をすると、全国の津々浦々でFIREした人が悠々自適をしているという世界は成り立たなくなる。一部の人が抜け駆けすることで成り立つ世界なのだ。だからあたかも誰もが働かなくてすむというように認識している私の親などはやはり思考停止をしている。耳にも入れたくはない。
節約で充分を目指す
本来のFIREでも、自分にとって必要な生活を具体化して、必要な金額を目指していくもののように考えている。
幸せを金額の多寡に頼ってはいけない。
節約生活をしていると、求めている生活の充分な金額が、思っているほどかからないことにも気づく。もちろん税金などずいぶんかかるなと思うものもあるけれども。
節約の分野でもこれだけやればよい的な思考停止をした情報が出回っている。それだけではやはりただFIREという言葉にのっている人と同じである。
考えない人はたいがい失敗をする。
そう考えると、毎朝何かしらを考える時間にあてていたのは正解だったかもしれない。
本日も朝6時には異様な暑さの片鱗がうかがえる。そろそろ出かける準備をしたい。
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