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【節約生活#766】介護されるために貯金をするのだろうか

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)

 1月はドライ・ジャニュアリーを試す。
 お酒を飲みたくなったら、炭酸水を飲む。パンなどを口に放り込んでも良い。
 ストレス下が危険であるので、早く寝る。夕方はすぐに帰宅をする。
 危険地帯のコンビニには入らない。

節約の理由

 節約理由のアンケートでは、たいてい「老後のため」が上位に入る。ぱっと目についた調査(https://www.mitoriz.co.jp/pressrelease/20180419-1946/)でも1位が「老後のための資金」であった。実に47.7%の回答を得ている。

 とは言え、老後(?)に何をしたいということがあるのだろうか。単純に、医療費や介護費がかかる、というイメージがあるのだろう。ただ、具体的に、どのような医療や介護があるのかというのまでイメージしているのだろうか。
 転倒して太股の付け根を骨折したら手術とその後のリハビリ、服薬など。歩けなくなったら車椅子を押してもらったり、トイレの座り直すのを手伝ってもらう。それが無理ならおむつを交換してもらう・・・。
 それにいくらかかるかは、現状まで調べなくてもよいだろう。どうせ数年、10年後には今よりも高くなっているから。

稼ぐよりも健康

 できるだけ1日に1時間は歩くようにしている。仕事の行き帰りは特にである。忙しいのに1時間も時間を作れるというのは心身に余裕があるという自分にとっての目安でもある。

 先日、1日に1万円とか2万円稼いだとして、医療・介護でその1万円が何日分になるだろうか・・・をなんとなく考えて歩いていた。
 健康寿命というあんまりな名称の用語がある。健康寿命が尽きると、医療や介護が必要になりやがてほんものの寿命がくるという理屈である。平均寿命は80歳代であるけれども、平均健康寿命は70歳代である。

 要するに、節約をする理由の半分のうちのいくらかは、健康寿命が尽きたあとのためにお金を貯めているというわけである。言ってみれば、車椅子を押してもらったり、おむつを変えてもらうために貯金をし続けている。
 もちろん大事なことではある。
 ただ、モチベーション的にはあまりエキサイティングしない話である。

 何年か前までは体を壊すまで働いていた。
 日本の憲法では最低限の健康的な生活が定められているけれども、実態は過労死のオンパレードである。死なないまでも身体の麻痺や脳のダメージで高次脳機能障害になった人を何人も見てきた。
 介護を受けるために過労までして稼いでいるのではない。そのことに気づいてから、仕事を減らして健康に務めるようにしてきた。歩くようになったのは最近であるけれども。

 健康が一番の節約であるとよく言われる。
 実際に、1日でも長く健康でいられるのであれば、医療・介護のための貯金はその分不要になる。10年、20年先の介護費用が1日1万円だとするなら、健康が1日のびるごとに1万円得することになる。(健康だと寿命も伸びるのでそんな簡単な計算ではないけれども)

 歩きだしてから、少しずつふくらはぎの筋肉がついてきた。
 筋肉量を簡単に測る「指輪っかテスト」というものがあるけれども、数年前までは高齢者でもないのに引っかかっていた。

 筋肉は裏切らないという筋トレ業界の合言葉を何となく自分に言い聞かせて、今日も仕事に出かけたい。


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