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【節約生活#745】安上がりなリフレーミング

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)

リフレーミング

 リフレーミングという言葉が心理学では使われている。

 要はものの見方(フレーム)をを変えたら、心の状態だって変わるというものである。
 節約でぱっと思いつく例では、「あといくらしか使えないというよりも、あといくらも使える」というフレームの取り替えが挙げられそうである。
 もっと根源的には、「足るを知る」ことができれば節約はスムーズである。足りていることに気づけなければ、常に物欲や消費欲に支配されて、お金は湯水のように消えていく。そうなると、収入がいくらあっても足りない。
 だからと言って、「足るを知る」という視点に立つことは難しかったりする。

 リフレーミングのことを思い出したのは、昨日あるメールをいただいたことがはじまりであった。
 メールの差し出し人の言葉にたいへん感謝をして、「そうか、感謝をしながら生きられることは、憎しみながら生き続けることよりも楽なのだ」と実感した。

 昨今は闇バイトという悪いは流行がある。目にした報道では、捕まっている末端はお金に困って自暴自棄になっているような人が多いようだ。世を拗ねる感覚は若いころの自分にもあった。
 世の中を憎しみながら暮らしていたら、自分にも周りにも不幸を振りまくことになる。

 気がつくと、心の持ちようは以前とは異なっている。

そんなこと言っても

 リフレーミングを調べると、心理学だけではなくビジネス界隈でも多く使われているようだ。
 発想を変えればピンチがチャンスになる、というわけだろう。

 ただ、「足るを知る」視点に立つことが難しいのに、そうそう視点を変えられるわけもない。リフレーミングを道具のように軽々しく使い分けられると考えるのは軽々すぎる。

 「感謝をする」ことにしても、「足るを知る」ことにしても、頭でわかっていても、なかなかそうはならない。心からそのフレームに共感をして、フラームに応じた行動を少しずつとっていくことで体得していくようなものであるように考える。
 そしてそのためには心身の余裕や、自身や環境を振り返るられることが前提になる。

 そういう意味では「足るを知る」フレームを身につけること自体が、節約道の一部であると考えることもできそうだ。
 結論としては、リフレーミングは安上がりだが、身につけるためには努力と時間がかかりそう、ということである。

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