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名曲ふるさとは100年以上前の曲だった

今さら説明する必要ないほど
誰もが知ってる名曲ふるさとですが
なんと発表されたのは100年以上前
1914年(大正3年)だとは🤗

もちろん歌は知ってたんですが
いつ誰が何のために作った歌なのかは
特に調べようともしてなかった💦
興味を持ったのはGW初日の5/3

鳥取砂丘から鳥取駅を目指す
山陰海岸ジオパークトレイル歩きの終盤
鳥取城跡のある久松公園を出るとこで
ふるさとの歌碑を見つけて…

そこで感じたのは
何でこんなとこにあるんやろう🤔

ほんと無知って危険ですね
鳥取の人が見たら怒られそう😖

ふるさとの作曲者は鳥取出身‼️

作曲者の岡野貞一ていいち氏は1871年生まれ、1892年キリスト教徒として鳥取教会で洗礼を受け、翌年岡山の教会で宣教師からオルガンの演奏法を習った。

東京音楽学校(現:東京藝術大学)の第2代校長である同郷の村岡範為馳はんいちが鳥取で行った講演に影響され、東京音楽学校に入学。1900年に卒業。

その後、1906年に東京音楽学校助教授、1923年に教授(声楽)となり、1932年に退官するまで音楽教育の指導者の育成に尽力した。

Wikipediaより

ふるさとは1914年(大正3年)に
尋常小学唱歌の第六学年用で発表されるが
当時、作詞、作曲者を文部省は公表せず

1960年代になって
作詞は長野県出身の高野辰之
作曲は鳥取県出身の岡野貞一
だと判明したそうです😁

京都と鳥取を結ぶ特急スーパーはくと

そういえば鳥取へ行くのに乗った
列車の車内チャイムふるさと
特に疑問に思わんかったけど
こういう理由やったんか🤣

尋常小学唱歌?公表せず?

今となっては判明してるけど
なんで発表時に公表しなかったのか
そもそも唱歌しょうかってなんなのか…
深掘りすればキリがないけど
良い機会なので深掘りします🙌

尋常小学唱歌は、先に編纂された尋常小学読本唱歌を引き継ぐ形で1911年5月8日から1914年6月18日に編纂された唱歌の教科書である。

Wikipediaより

唱歌は現代の音楽に当たる教科で
1910年から戦時体制下の41年までの
30年間教えられたそうです
なので尋常小学唱歌は平たく言えば
小学音楽の教科書という感じか🤔

編纂は文部省が東京音楽学校に依頼し、作詞委員や作曲委員によって構成された編纂委員会による合議において作詞、作曲された。そのため著作権は文部省が所有し、個々の曲の作者は伏せられた。

Wikipediaより

なるほど…そういう理由か💡
現在は著作権が失効してるそう
ただこれが判明したのかは不明💦

ちなみにふるさとの
作詞者である高野氏は作詞委員
作曲者である岡野氏は作曲委員
それぞれ在籍していたそうです🌱

作詞 高野氏|作曲 岡野氏の唱歌

そんな経緯もありふるさとの他にも
作詞が高野氏、作曲が岡野氏の曲が多く
聞き馴染みのある曲ばかり…😄

疲れた時に聞いたら心が浄化されそう
てことで動画のある曲を紹介します

春が来た(三学年用 1910年)
春が来た 春が来た どこに来た
山に来た 里に来た 野にも来た


紅葉(二学年用 1911年)
秋の夕日に照る山紅葉もみじ
濃いも薄いも数ある中に


日の丸の旗(一学年用 1911年)
白地に赤く 日の丸染めて
ああ美しや 日本の旗は


春の小川(四学年用 1912年)
春の小川はさらさら流る
岸のすみれやれんげの花に


朧月夜(六学年用 1914年)
菜の花畑に入日いりひ薄れ
見渡す山の かすみ深し


ふるさとと同じくどの曲も
穏やかで心地よいメロディと
文学的な歌詞で聴き入ってしまう…

動画検索しててまた疑問が😓

上記の5曲は唱歌なんですが
童謡と書いてる動画もあったけど
何が違うんやろうと…

唱歌とは、明治の学制から1941年までに作られた学校教育用の歌で、歌詞のほとんどは親孝行や国の忠誠心など道徳的な内容が多く盛り込まれており、芸術性や創作性は二の次になっていた。

そんな中、子供たちが親しみやすくかつ芸術的にも優れた歌を作ろうという流れでできたのが童謡でした。

国語力アップ.comより

唱歌と童謡は作られた時期や
歌詞の内容の違いがあるようです
だからといって優劣はつけれない
昔の曲だからこその良さもあるし
道徳心は現代にこそ必要な教えのはず🤗

少し難しい言い回しがあるのも
唱歌の特徴なのかもしれんな♪
そんなことを知った上で

最後にふるさとを聴いてみる

ふるさと
作詞 高野辰之|作曲 岡野貞一

うさぎ追ひしの山
小鮒こぶな釣りし彼の川
夢は今も巡りて
忘れがた故郷ふるさと

(歌詞の解釈)
野兎を追ったあの山や、小鮒を釣ったあの川よ。今なお夢に思い、心巡り忘れられない故郷よ。

如何いかにいます父母ちちはは
恙無つつがなしやともがき
雨に風につけても
おもづる故郷

(歌詞の解釈)
父や母はどうしておられるだろうか。友人たちは変わりなく平穏に暮らしているだろうか。風雨の度に思い出す故郷よ。

こころざしを果はたして
いつの日ひにかかえらむ
山は青き故郷
水は清き故郷

(歌詞の解釈)
自分の夢を叶えて目標を成就させたら、いつの日にか故郷へ帰ろう。山青く、水清らかな故郷へ。

歌詞の解釈も含めて3番まで…
文章として読んでるだけでも
しんみりしてしまうのは僕だけか😓

六学年用の唱歌としてるのは
当時は故郷を離れる年頃やったからか…
時代背景とか想像してしまうと
さらにしんみりしてしまう…

故郷を離れて暮らしてる人
離れた経験がある人は刺さる歌詞🌱
故郷が田舎なら特にかも🤣


鳥取市内の久松公園にある石碑には
ボタンがあり、押すと曲が流れますが
合唱団からEXILE ATSUSHIさんなど
様々な歌唱者で聴けるのも面白い🤗

現地ではATSUSHIさんを聴いたけど
その歌唱力に一瞬でサブイボが出て
穏やかなメロディと歌詞にも感動した

ダメ元で検索したらavex公式YouTubeで
配信限定楽曲として公開されてた🙌

歌詞の意味や故郷を思いながら
ぜひ聴いてみてください♪

曲が発表されて来年で110年
そんなに長い間歌い継がれるとは
作者の方も思ってなかったやろな🤗

今もこれから先もずっと
歌い継がれる名曲であってほしいと
故郷を思い浮かべながら願うばかりです🌱

GW登った山から見下ろす故郷の風景

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