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北東北5日目|松川温泉に1泊、地熱と硫黄鉱山を学ぶ
盆休み8/10~15の日程で
2年ぶりに巡った北東北ぶらり旅
3~4日目は思わぬ台風北上により
予定変更し青森県の十和田市へ💨
お気に入り美術館をのんびり鑑賞して
代替プランとはいえ大満喫でした🤗
5日目(8月14日)
十和田への寄り道は満喫したけど
4日目の宿へは予定より遠くなったので
昼過ぎに十和田を出発することに💦
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普段の移動では車に乗らないので
ETCカードは必要な時しか持参せず…
今回の旅ではレンタカー利用なので
財布に入れたはずが忘れてた😨
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青森県十和田市⇨岩手県八幡平市へ
下田百石ICから百石道路、八戸道
東北道を経由して約2時間半ドライブ🚗
料金所での支払い面倒やけど
孤独な一人ドライブの途中で
一瞬でも人と触れ合えるのは
悪くないなと感じました😆
松川温泉の地熱発電所
松川温泉を訪れるのは2年ぶり
前回訪問して良い温泉だったのも
再訪した理由ですが一番は岩手山…
(今回は台風の影響で登れず😢)
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駐車場に前乗りし車中泊
山登り、下山後に松川温泉泊
…というのが本来の予定でした
ちなみに2年前も全く同じ理由で
松川温泉に宿を予約したけど
全く同じ状況で登れなかった😓
遠方でリベンジの機会少ないけど
白神岳は9年越し3回目の挑戦で登れたし
登りたいと願い続けます😆
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松川温泉は1966年商業ベースでは
日本初の地熱発電所ができた場所
発電出力は最大23,500kW
松川地熱発電所は、地熱によって生成された蒸気により発電機に連結された蒸気タービンを回し電力を発生させるドライスチーム方式で、再生可能エネルギーを活用した発電である。
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2019年時点で地熱発電合計は約540MW
総発電量のわずか0.2%にすぎないそう…
日本は火山の多い環境なので
埋蔵量は33,000MWと見積もられるが
温泉地からの反発や国立公園の規制等で
地熱発電の普及が低迷しているようです
地熱発電方式は主に3つ
■ドライスチーム方式(松川地熱発電所)
蒸気に熱水が含まれない場合
湿分除去のみでタービンを駆動
■フラッシュサイクル方式(日本の主流)
蒸気に熱水が含まれる場合
気水分離機で蒸気のみ取り出しタービンを駆動
■バイナリーサイクル方式
低温の蒸気や熱水しか得られない場合
水より低沸点の媒体を蒸気や熱水で沸騰させ
タービンを回して発電する
そういえば地元の温泉にも
数年前に地熱発電所が作れてました
蒸気はないが源泉が熱水ということで
方式はバイナリーサイクルでした🤗
松川荘
地熱発電について軽く触れるつもりが
いつもの癖で長くなりました💦
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松川温泉には3軒宿があったけど
2023年11月末で松楓荘が閉業して
現在は2年前泊まった峡雲荘と
今回泊まった松川荘の2軒のみ💨
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峡雲荘の方が宿泊料が高めで
雰囲気も綺麗めではあったけど
個人的には松川荘の雰囲気の方が
落ち着くなと感じました👍
(好き嫌い分かれると思う)
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窓の外は裏山の斜面やけど
心地良い風が入るので滞在中は
窓際でのんびり過ごしました
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部屋に腰下ろす前に風呂へ
露天風呂と内湯は入口が違う
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露天は女湯と混浴湯でした
普段の宿では味わえない
緊張感と解放感を同時に味わう😆
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冬の露天風呂が別世界すぎ…
次回は山登り目的ではなく
雪見風呂目的で再訪かな😁
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風呂上りは夜ごはーん♪
鉄板は高タンパクのいわて短角牛
他に川魚や山菜、ほや貝も…
この日は頭使ったけど体動かさず
消費より食べてるなと思いながらも
食べ始めたら箸が止まらず
結局おかわりまでしてしまった😆
食後は腹がはちきれそうなので
宿内を少し散策してから部屋へ
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廊下で見つけたサインの数々は
松川荘で撮影された温泉㊙大作戦14と
いい旅夢気分の出演者のものでした
土曜ワイド劇場、僕は見てないけど
親がもしかしたら見てるかもな…
今度会った時聞いてみよ🙏
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廊下で見つけた鳥観図により
登りたい岩手山と秋田駒ヶ岳が
地図上は意外と近いと判明🙌
とはいえ縦走する距離ではなく
1日で行けそうにもない山なので
最低でも2日は晴れてもらわんとな😆
早めに就寝、早起きして朝風呂へ
朝苦手やけど温泉宿では早起きできる♪
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朝は椎茸の肉味噌焼きと
温泉卵、煮つけ、めかぶなど…
優しい味で飯がすすむ😋
和定食に牛乳?て思ったけど
そういえば小岩井農場も岩手県🥛
小岩井農場は日本鉄道副社長の小野義眞、三菱財閥総帥の岩崎弥之助、鉄道庁長官の井上勝の3人によって1891年に開墾された農場。農場名は各人の最初の文字から一つずつとったもの。
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小岩井って地名だと思ってたけど
3人の名前から…という事実は
東京都内で岩崎邸見学してる時に知り
衝撃的だったので記憶してる😅
てことで再び話が逸れましたが
松川温泉はやっぱり最高でした♪
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松川荘
場所|岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
プラン|1泊2食付き和室
料金|税込¥15,500
松尾鉱山資料館
旅も終盤の5日目に入り
温泉でのんびり後てこともあり
立寄り観光する気がだいぶ薄れた💦
松川温泉も山間部にあり秘湯やけど
この日の宿は山越えしさらに山奥💨
直線距離では近いが時間がかかるので
寄り道は最低限にしました🙌
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以前松川温泉を訪れた時に
存在は知りつつ行けなかった場所
松尾鉱山資料館に立寄りました
松尾鉱山は19世紀末から1969年まで
主に硫黄、黄鉄鉱を産出し
一時は東洋一の硫黄鉱山だった。
資料館の展示物は膨大ですが
入館料は無料でありがたい施設🙏
写真は一部除き禁止だったので
気になった内容だけ紹介
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資料館の周辺は屋敷台と呼ばれ
花輪線の大更駅から鉄道が来ていたそう
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資料館の駐車場の脇に
鉄道車両が展示されてました
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鉱山があったのは標高900mで
周辺に最盛期13,000人以上が暮らし
運上の楽園とも称された街もあった
一時は日本の硫黄生産の30%を占め
東洋一の産出量を誇っていたが
硫黄の需要減や輸入の増加で採算が悪化
1960年代後半以降、全国で深刻化する
大気汚染防止のため石油精製工場において
設置が義務付けられた脱硫装置の工程で
副生成物である硫黄の生産が活発化し
硫黄鉱石の需要は完全になくなっていった
鉱山が閉山になる要因は
輸入品との競合や資源の枯渇が
多いイメージがあったけど
鉱石採掘せずとも生産できるとはな…
原油の硫黄含有率は産地により異なり、中東産だと1.5~3.0%。天然ガスにも硫化水素の形で硫黄が含まれているため、そのまま燃料として使用すると亜硫酸ガスが発生し大気汚染を引き起こす要因となる。
資料館を鑑賞し終わったあと
かつて雲上の楽園と言われた場所へ…
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緑ヶ丘アパートは1951年から11棟が建設され
水洗トイレやボイラーによる全館暖房付きで
最新式の建物だったそうです
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閉山後、木造住宅は延焼実験で焼却され
現在は一部の鉄筋コンクリート造だけ残る
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鉱山周辺は硫黄製錬の煙による
土壌汚染で強酸性の荒地と化したが
排水中和施設の建設後は植林により
徐々に緑が戻りつつあるようです
また廃坑から流出する排水により
水質汚染も深刻化したため
中和施設が建設されることになった
施設は24時間体制での稼働が必要で
処理費用は年間5億数千万円がかかり
それが半永久的に続くのが問題らしい🥲
今でこそ環境汚染は問題視されるけど
鉱山最盛期は開発すること稼ぐことを
最優先に推し進めたんやろな…
ただ目先のことだけ考え行動するのは
現代でも見られる行動な気もする😓
過去の失敗を繰り返さないように…
危険予測して行動したいと感じました
八幡平ビジターセンター
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その後は八幡平アスピーテラインで
山越えし秋田県に抜けました
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トイレ休憩のついでに
ビジターセンターに入ってみる
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八幡平周辺の施設では
水道などが黒くなってたけど
硫黄が含まれたガスが流れてきて
錆てしまうのが原因だそう…
そういえば宿の風呂に
シャワーやカランを設置すると
錆てしまうため設置できないと
注意書きがあったと思い出す💨
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ビジターセンター内には
様々な展示があり予想外に満喫🌱
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その中でも興味深かったのが泥火山
火山と称すがマグマは噴き出さず
泥とガスと水蒸気が噴き出すみたい
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へぇ~泥火山なんてあるんやと
何気なくセンター横の遊歩道行くと
泥火山が100m先にあると…😅
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静止画だと分かりにくいけど
少し盛られた山の中央部から
定期的にガスがポコッと出てました
いいもの見れた~と車に戻り
この日の宿までは約3時間💨
途中で雨も降り長く感じました💦
続きは次の記事で書きます
今回のルート
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関連記事_北東北(青森・秋田・岩手)
北東北3県を巡った記事まとめ
頻度は少ないけど1回が長いので
充実した思い出が刻まれやすい🙌
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盆休み8/10~15の日程で
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