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『君たちはどう生きるか』を観てきた

普通に楽しめたね。 簡単に言うと、母と子の物語で、母を失った少年が同年代だった頃の母に逢いに行くパラレルワールド的な話で。 完全に男目線の感想だけど、母も昔はかわいかったんだなーって。 人生50年も生きていると、30代で二児のお母さんってまだまだ幼く見えて「えっこんな小娘が本当に親やってるの?」って思える様になってくる。 私が20代の頃は、既婚女性=お母さんであって、もう女を卒業したものって勝手に考えてたものだが、ちゃんと女性を一人の人間として見れるようになったんだろうか、

    • 女にとって都合のいい社会

      最近つくづく感じるのは、欧米から輸入した女性の地位向上を目的とした男女平等・同権の考え方について、それって果たして本当に女性を幸せにしているのだろうかと逡巡して止まない。 例えば昨今騒がれている松ちゃんの性加害問題があるが、私の考えはどちらかと言うとやや松ちゃん擁護だ。 本当に平等な社会なのだとしたら、どうして若年層の女性はこんなに痩せ過ぎているのか?30過ぎても産後の体型がほとんど変わらずに維持している人も多い。 どうして女は全身の毛を剃って永久脱毛してまで露出したいのか

      • 『正欲』観てきた 映画感想文

        なかなか考えさせられる作品だったね。 昨今のダイバーシティたるものや、今まで曖昧だった性的ジャンルを明確にして分けようとするもので、本当に受け入れるのか?ってことを問われているようだ。 単に嫌煙家による喫煙区画を設けるための情報整理したいだけと違う? そもそも水に興奮することに共感できる人ってなかなかいないと思うが、これはある例えであって、これ見てどうしても思い出さなければならない人物が浮かび上がってくるのは私だけだろうか。 「酒鬼薔薇聖人」「宮崎勉」「ジャニー喜多川」「

        • 小宮光二さんにエールを

          この人どうも胡散臭いなと思いつつ、ここ5年位かな、語り口がとても穏やかなのと陰謀論好きなので、BGM程度に聞いていた。 Covid19パンデミックやらウクライナ戦争、パレスチナ戦争を数年前から的確に当てていて、その予言ソースは、インドのアガスティアの葉であったり、旧約聖書の解読であったり、日月神示の引用であったりと。 昨今は日本も災害や戦争に巻き込まれると予見していて、自ら東北の田舎に家を購入して5年分の食料を備蓄するなど、着実に自身とその信者の方舟をせっせと作っている様子

        『君たちはどう生きるか』を観てきた

          まやかしの崩壊 帝国ジャニーズ

          昨今賑わしているこの問題、会見の場で語った内容で最も印象的だったのが、東山が代表取締役社長に就任することに関して、「これは自身の運命で、命をかけて取り組む」と言ったことだ。 現状どれを聞いても皆一様に掌返しで、故人を叩いて、どこか他人事で宙に浮いた責任の矛先を決めなければ気が済まない。 仮にこの問題を夫婦の関係に置き換えてみるとする。 これまでの結婚という制度は、ある意味、男は女を性的奴隷にして、子を産ませ、幸せな家庭を築く。 果たしてその家庭は必ずしも幸せだろうか。 あ

          まやかしの崩壊 帝国ジャニーズ

          恥晒しか恥知らずか

          美輪明宏さんの話をしようかな。 年々昭和を駆け抜けた著名人があっけなくこの世を去る中で、美輪さんも大分ご高齢で、一度は彼のステージを観てみたいと思ってる間にきっと死んでしまうんだろうか・・ 彼の人生は深い深い悲しみに満ちている。 長崎で裕福な家庭に生まれて戦争で被曝し一家は破産し、東京へ来てホームレスになり、銀巴里という喫茶店で歌い、貧困の中で化け物とか国賊と言われて青春時代を過ごし、老いることも何のその黄色い髪で毒づいてパンク精神で居座ってやる。 今でも出鱈目な大都会渋谷

          恥晒しか恥知らずか

          猫ノミ 3年戦争

          3年前に生後1週間程度の野良の仔猫を拾った。 元々うちには10年選手の家猫が2頭いるのだが、拾った仔猫に寄生したノミが他の2頭にお引っ越しを始めたのか? 体長3mmにも満たない恐るべき小さな吸血鬼です。 1年目はなんか猫の体を這う虫がいるなぁ程度で、ノミ除けの首輪を付けて治ったかと思いきや、昨年2022年から猛威を振るい始めた。 私も家族も全員、両脚(膝から下)を喰われまくれ、赤い斑点が50箇所以上も。 これが6月から10月まで、夏の蒸し暑い中、5ヶ月間ずーっと続くことを想

          猫ノミ 3年戦争

          『怪物』 観てきた 映画感想文

          今日観てきました。 30年前の野島伸司の『人間失格』を思い出しましたね。あっちはドラマで10話くらいあるので、もっとドロドロとした描写が多かったが。 人間失格では、「豚の脳」が「頭の中の虫」だったような。 この作品は誰が犯人かという粗探しではなく、社会、街、学校、組織、家庭等々、人々の集合において必ず生じるズレ、異なる主観といったものが交錯しては行き場を失い、物凄い負のエネルギーを纏ってそれが個人個人に大きな怪物となって覆い被さっている。 そんな世界観を見事に描いていて、い

          『怪物』 観てきた 映画感想文

          カルテット ドーナツホール

          このドラマ、もう5年も前のものになるが、傑作だ。 昨今の視聴者のTV離れが進む中、よくこれだけ金と心を込めて創り上げた作品だなと思う次第で、廃れて行く文化をそうでもないかもと注視できるくらいの余裕は持っておきたいものだ。 何よりキャスティングが完璧。おそらく誰が見ても感情移入できるキャラクターがそれぞれの役にぴったりとはまっていて、全く違和感がない。 そして脚本の骨子となるテーマが、時代錯誤した『愛と夢』であること。 愛とか夢って、昨今では気軽に発せない死語のようになりつ

          カルテット ドーナツホール

          ゴーストワールドの住人

          コロナに罹患して暇だったもので、古い映画を見あさっていたら、とんでもない名作に出会った。 ソーラ・バーチ主演の2001年の作品で『Ghost World』だ。 お化けの世界って言うくらいだから、何やら青春ホラーものの話かと思って蓋を開けたら楽しくてしょうがない。 簡単にストーリーを言うと、高校卒業したての女子2人組で、いつも人間観察をしては毒づいて暇つぶしをしている。おふざけで中年男を誘い出しイニード(ソーラ)の方が段々その中年に惹かれていき、一方で親友のベッキー(無名時代

          ゴーストワールドの住人

          死ねない高齢者

          最近のご老人の話題で多いのが年金だ。 年金の受給を65歳から75歳に遅らせると、受給額が10万円近く増えるとか。 世知辛いとはこのことよね。 ひたすら働いて子供も育てあげて、60歳過ぎてまともな働き口もなく、無理矢理勤めれば若い人に邪魔にされ、居場所もなく、かと言って家にいてもやることも無い。 大金持ちの麻生太郎とかいう長老様は「お前らいつまで生きるつもりなんだ」とぬかしたらしいが、そこまで言うなら役立たずの老後の人生をどうやって終えるべきか真剣に考えたことあんのかね。 幼い

          死ねない高齢者

          分煙ブームから見るナチ化

          昨今の地方自治体を中心としたとした分煙の条例化っていかがなもんかね。 道って一体誰のものよ? コンビニって一体誰が客よ? なんで灰皿撤去すんのよ? なんでゴミ箱撤去すんのよ?「外」だろが。 なんで綺麗な「外」にこだわるんだよ?てめぇんとこの家ん中は小汚ねぇのに。 なんで一家の大黒柱がベランダでタバコ吸ってんだよ。 ええかげんにせぇよ。 喫茶店っていつからコーヒーしか飲めないちゃぶ台になったのよ? 「喫する」って言葉の意味知ってんのか? 電子タバコならOKってニコチン吸って吐い

          分煙ブームから見るナチ化

          布袋寅泰氏の発明

          バブルが弾けた1990年、私は中学2年生でBOOWYを解散して布袋がCOMPLEXというユニットで大ヒットを飛ばしている頃だったと思う。 最初に見たのは”CASE OF BOOWY”というライブビデオだった。 もう解散も間近で、改めてデビューから全盛期までのBOOWYの楽曲を4時間におよぶぶっ通しGIGとしておさめた内容だった。 確か4本組のVHSビデオだったと思う。 友人の家で拝見した時は衝撃的だったなぁ。 迷路のような模様のギターを腰までぶら下げて、ガリガリの体系で190

          布袋寅泰氏の発明