そうだ 深大寺、行こう。 〜神代植物公園
寺と花を愛する男、Jです。こんにちは。Z世代とのテキストチャットで句点「。」で文章を終わらせるのはマルハラというハラスメントだそうですよ。気になる人は気をつけましょうね。僕は気にせずハラスメントしちゃうけど。
深大寺。なんとなく聞いたことはあったけど、関東のどこか遠くの方のお寺さんぐらいの印象で特に考えることなくスルーし続けた人生でしたが、昨日ふと深大寺ってどこにあるのかなと思って調べましたところ、めっちゃ都内、めっちゃすぐそこやん! ってことで、あまり本気で訪れたことのない場所へ今さら都内観光してみようシリーズ、さっそく行ってまいりました。
深大寺と読むのかと思ってましたが、深大寺なんですね。へぇ、深大寺かぁ。
最寄駅が京王線の調布駅、つつじヶ丘駅、JR吉祥寺駅からで、十分から十五分、吉祥寺からは三十分程度の距離になります。
深大寺に訪れる方は概ね隣接している神代植物公園にも足を伸ばすのではないかと思いますので、ルートとしては2種類、深大寺〜神代植物公園か、神代植物公演〜深大寺あります。
深大寺付近の地図がこちら。
(めんどうなので直さないけど、誤字りましたね。深大寺の神代植物公園。漢字紛らわしいな……)
地図下側の深大寺バス停から、深大寺境内を通って、植物公園の深大寺門から入るルートと、地図左上の植物公園正門から入って深大寺に抜けてくるルート。僕はというと、深大寺から植物公園へ入り、ぐるっと一周して、深大寺側へ戻ってくる感じにしました。
今日は気候もすっかり春めいてきた土曜日。深大寺山道に入るとかなりの人で賑わっていました。
山道に入るとすぐ左手に有名な鬼太郎茶屋があります。ふらっと覗いては見ましたが、茶屋は三十人ぐらいの行列ができていましたので、お土産物をちらっと見ただけで華麗にスルー。
とりま、だるまみくじをひきます。
願いを込めながら左目を入れます。マジックが置いてありました。適当に書いたらちょっと悲しげな目になった……。
おみくじの元祖なんだそうです。そんなのがあったのか……。ちなみに凶が多く仕込まれているそうですが、だるまみくじ、僕は大吉でした。わーい。
さて、まだ十一時前ぐらいでしたが、早々にお腹も減っていたので、さっさとお目当ての深大寺そばなるものを物色します。境内入る手前の深大寺通り沿いにも、バスから見ているといくつも深大寺そば屋さんが立ち並んでいましたが、戻ってまで吟味するほどもないかと思い、境内にあるこちら、玉乃屋さんへ。
細打ちせいろと烏龍茶を注文しました。十割蕎麦ですね短めに切られた麺は、コシがあって香り高い。とろっとろの蕎麦湯もついてきます。大盛りにすればよかったかなあと思いつつ、ゆっくりと舌鼓。
境内はそこまで広くはないので、それほど時間も要せずに一通り見てまわれます。流れで、そのまま深大寺門側から神代植物公園へ。
もうすぐ四月ですので、桜も結構開花していましたね。花を愛でれるようになったら大人だって、亡くなったばっちゃも言ってた。ぶっちゃけあまり意識してなかったんだけど、普通に花見の季節やん。公園来てから気づいたよ。
神代植物公園オリジナル品種の神代曙なども見事に咲いていまして、普段違う何かでしか補っていない目の保養になりました。目の保養ってこういうことを言うんですね、本当は、きっと。
ぽかぽか陽気の中、だだっぴろい園内をのんびり散歩しながら花を見るというのは気持ちも落ち着きます。お花見って、野外らんちき騒ぎ飲み会のことじゃなかったん! なかったん!
三分の二ぐらい周ったところにある売店で一休み。人気ダントツナンバーワンのバラソフトをいただきます。ナンバーの力、見せてみろやい。
ほんのりバラの香りと味? もして、おいしかったですよ、ナンバーワンはってるだけありますね。気品溢れる食べもの。といっても、まあ、普通のノーマルバニラの方がいいかな……。
その先に大温室がありました(正門から入ると、右回りに行けば手前側が大温室ということになります)。
温室は一眼レフ構えた本格的なソロおじさんが何人も目につきました。というか、深大寺、神代植物公園にソロで訪れているのは、カメラマンのおじ様以外見かけなかったなあ。
温室内には写真を整理するためのスペース? みたいなデスクも用意されていました。へぇ。こちらはWi-Fiのフリースポットもあります。
途中噴水広場のベンチで一休みしたりしつつ、なんだかんだ深大寺、神代植物公園で三時間弱ぐらいは滞在したでしょうか。良いデトックス。
さて、深大寺周辺にはいくつか温泉があるようです。一番近いのが、深大寺天然温泉湯守の里。もちろん行ってきましたよ。
深大寺から住宅街の狭い道に入り、徒歩十分ほどでしょうか。こぢんまりとした一軒家風の温泉施設です。
土日祝フリーでも1180円とお手頃価格。館内着やタオルもレンタルできますし、マッサージや整体、岩盤浴、垢すりなんかもあります。料金詳しくはこちら。もちろん食事処もあります。
温泉は、"地下1500メートルから汲み上げられる弱アルカリ性のナトリウム塩化物炭酸水素温泉を使用しております。この温泉は数万年前の海水に有機物が溶け込んだ「化石温泉」"とのことで、色は茶色、というか真っ黒?で、かなりぬるっとした肌触りでした。本当に真っ黒で底が全く見えませんので、入浴の際はお足元ご注意を。って、めっちゃ注意しながら入ってたんだけど、4つ目の風呂で普通に滑って転びそうになって焦る……。危なかったぜ。
湯上がりにマッサージもお願いしちゃったりして、ああ極楽。
湯守の里からは無料のシャトルバスも運行しています。毎時五十分に調布駅行き、毎時十分に武蔵堺駅行きが出ていまして、時間的に武蔵境駅行きがすぐだったので、帰りはそちら経由で帰宅しました。両駅から湯守の里行きも出ているので、温泉〜深大寺という経路なら、駅からシャトルバスでこちらに直行するという方法もありですね。
深大寺、神代植物公園から湯守の里まで含めると、約五時間弱ぐらいの滞在。ぷらっとのんびり約半日。こういう観光地散策も悪くない。