読書感想8冊目：山田くんとLv999の恋をする（1～）／ましろ著（KADOKAWA）
注：感想を書き連ねる間に重要なネタバレをしている可能性があります。ネタバレNGな方は読み進めることをおすすめしません。苦情については一切受け付けません。また、感想については個人的なものになります。ご理解ご了承の上、読んでいただくことをお願いいたします。
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ネトゲで終わり、ネトゲで始まる恋。（コンセプトメッセージより）
主人公は愛が重めの女子大生、茜ちゃん。
そんな彼女は彼氏の影響でゲームをプレイしていたのに、彼氏はネトゲで浮気して別れを切り出しやがった！！！
フラれて意気消沈の茜ちゃんですが、なんとなくゲームでストレス発散していると……
なんと後から現れた能面アフロが「狩場を譲れ」と言い出した。
嫌なことがあったので、と言われれば、聞いた人はたいがい心配してくれるもの。しかし現れた能面アフロこと「山田」は言います。
「興味はないすね」
おぉ……新しいコミュ障……
そんな出会いから始まる二人ですが、
（というか、本当の「初めての出会い」は別なのですが）
ゲームのイベントで再会したり、婚活に燃える友人に支えられたり、間に入ってくれるゲーム内のギルドのギルドマスターとお話ししたり、可愛い年下のお友達ができたりしながら二人の仲は進んでいきます。
ゲームの話題を中心として全体のストーリーは進んでいきつつも、日常生活も描かれ、案外とゲームばっかりでもなかったり……？
可愛い女子大生なのに恋愛がうまくいかずにちょっぴり恋愛不信な茜ちゃんと、基本的に人付き合い（特に女子）が苦手な高校生でFPSのプロゲーマーな山田くん。
新たなつながり方のラブコメ、どうやって恋をして、かなえていこう？
な楽しい漫画です。
手元で読了済は6巻までなのですが、それなりに進展もしてて二人や周りのキャラクターの表情も見られます。というか、それぞれ個性ありすぎ。イマドキだけどそれぞれの幼さ、大人っぽさがあって初々しくも不思議な魅力がたくさん。
ていうか、プロゲーマーでヲタ……なのにイケメンとかどんなチートステータスですが山田くん。
だんだん明かされていく鬼コミュ力の茜ちゃんもすごいなと思います。お料理上手もポイント。男子高校生にカレーがおいしいと言わせちゃうし、コロッケが作れるとか、学生時代には考えられないです……
そして。それにしても。
基本的に人に対して塩どころか氷対応な山田くん。冷たいというか合理的というか、相手の心情を余分にはくみ取らない。
このメンタル、個人的には見習いたいところです。
まぁでも、茜ちゃんには割とあまあまめろめろ対応なんだけどね……
加えて言えば、キャラクターは誰もみな魅力的ですが、どいつこいつもゴーイングマイウェイかつ好きな人しか大事にしない主義がはっきりばっちり出てるタイプばっかりなので、付き合いにくいだろうなぁと思うところです。
なんか仲良くわちゃわちゃしてんなぁ……と遠くから眺めるモブでありたい。
もしくは、ゲームのイベント時だけ参加させてもらえたらありがたそう。
（普段はソロプレイしてる感じでいいところだけ利用させてもらうギルド参加できれば御の字）
恋愛へのきっかけはともかく、楽しいラブコメ漫画ですしアニメ化もしてる旬な物語なので一度何かで見てみるのも良いと思います。
茜ちゃんの行動と、それに対応する山田くんのやりとりはきゅんがいっぱいなので！！！
（こっそりこそこそ言うならば、『ネト充のススメ』を思い出しました。ネト充はもう少し大人め。どちらも良い作品ですね！！！）
公式ページは↓
お読みいただきありがとうございました。