パリオリンピックも開幕しましたが、開会式では次々にフレンチカルチャーのレガシーのようなコンテンツが、次々に登場していました。 フランスのレガシーとして、深く国民に愛されている俳優が、ジャン=ポール・ベルモンドです。 彼が健在だったならば、セレモニーのどこかに登場したのではないかと思います。 ゲンズブールの楽曲で始まった選手入場でしたが、私の空耳かもしれないが、ベルモンド作品のメロディも一部使われていたように感じました。 2020年にスタートし、日本では風化しかけていたジャン=
公開映画を複数の視点からとらえ、映画評論の新しい手法を考えようとしてスタートしたセルクル・ルージュのシネマ・ディスカッション。 第51回の今回より、場所をこちらのnoteセルクルルージュページに移動して、お届けします。 これまでの50回の映画紹介は、こちらからご覧ください。 セルクルルージュWEB SITE 今回は加藤和彦さんのドキュメンタリー 『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』 を、紹介させて頂きます。 映画評論家川口敦子と、川野正雄、川口哲生の3名が、それぞれの作
元トーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンが、2019年秋から2020年2月までニューヨークブロードウェイのショーとして開催したAMERICAN UTOPIAのライブドキュメンタリー映画『アメリカン・ユートピア』を、座談会形式でご紹介します。 『アメリカン・ユートピア』は、5月28日の公開以来、コロナ下の厳しい上映環境の中、異例の大ヒット上映中です。 監督はスパイク・リー。 80年代ニューヨークを代表する音楽と映画のトップスターがガッチリ組んだ作品で、単なるライブ映画とい
Cinema Review第5回は、『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』です。 2018年8月16日、惜しくもこの世をさってしまった「ソウルの女王」アレサ・フランクリンの1972年に教会で行われた幻のコンサート・フィルムが、49年と時を経てついに日本公開されました。1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したライブ・アルバム「AMAZING GRACE」は、300万枚以上の販売を記録し大ヒ
ジム・ジャームッシュ監督の特集上映レトロスペクティブ2021を、ご紹介します。 1986年に日本で初めて劇場公開されてから35年の時を経て、初期作から最新作まで豪華12作品が、7月2日〜22日まで都内のミニシアターを縦断して上映される豪華な企画です。 既に上映はスタートしていますが、大好評で、地方での展開も決定したとのニュースも聞いています。 上映作品は、『パーマネント・バケーション』『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』『ミステリー・トレイン』『ナイト・
Cinema Review第4回は、モロッコのアトラス山脈に住アマズィーグ人の姉妹を描いたドキュメンタリー『ハウス・イン・ザ・フィールズ』です。 写真家でもあるタラ・ハディド監督が、モロッコ現地で7年間密着して撮影した作品で、アトラス山脈の自然と、私たちが知らなかった数百年続いてきたアマズィーグ人の生活を描いた美しい作品です。 今回のレビューは、映画評論家川口敦子と、川野正雄の2名で行いました。 ★川野正雄 2017年モロッコを訪問し、車でフェズからマラケシュまで移動をし
5月14日より新宿武蔵野館他にて、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」が開催されます。これは昨年開催され大好評でした傑作選1に続く、フランスの名優ジャン=ポール・ベルモンド作品の特集上映です。 セルクルルージュ・ヴィンテージストアでは、この上映を記念して、ベルモンド出演作品の貴重なオリジナルポスターを発売いたします。 全て貴重な1点物になります。 ベルモンドの他作品及び、デビット・リンチ作品、ジム・ジャームッシュ作品など新作も多数入荷しておりますので、順次発売いたします。
Cinema Review第3回は、ゴールデン・グローブ賞作品賞、監督賞を有色女性監督作品として、初めて受賞したクロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』です。 既にアカデミー賞の候補にもなっており、ベネチア映画祭の金獅子賞も受賞している話題の作品です。 主演はコーエン兄弟の『ファーゴ』などに出演し、オスカーを2回受賞しているフランシス・マグドーマンド。彼女はプロデューサーも兼ねた存在です。 今回のレビューは、映画評論家川口敦子と、川野正雄、名古屋靖の3名で行いました。 ★名古屋
Cinema Reviewの第1回で取り上げた衝撃作品『DAU ナターシャ』について、語るクラブハウスを、3月13日(土)22時よりオープンします。 https://www.joinclubhouse.com/event/mZb1GE6A?fbclid=IwAR2B-gAf7OOCQfzk_nqQTcB1DZ20SDh5JL_wk7MN2nkXNKZc8q2WyiWhg6Q 2月27日に公開以降、各所でご覧になった方からの衝撃的な声が聞こえて来ています。内容を皆語りたくても
本日21時よりこちらのNOTEでご紹介した韓国映画『夏時間』について、映画評論家川口敦子さんと分析するルームをオープンします。気になる新作映画もご紹介しますので、お時間あれば是非ご参加ください。 今後NOTEでレビューした作品をクラブハウスでさらに詳しく解説する試みをやっていきたいと考えています。 ご興味お持ち頂けましたら、是非ご参加ください。 ★川野正雄 セルクルルージュ・プロデューサー/Local Production Records・オーガナイザー/DJ 映画
Cinema Review第2回は、韓国期待の新人女性監督ユン・ダンビの『夏時間』です。 監督は新人女性監督、若干30歳のユン・ダンビです。 奇しくも次回このコーナーで取り上げる予定の『ノマドランド』の中国系女性監督クロエ・ジャオが、有色系女性監督としては初めてゴールデングローブ賞の監督賞を受賞したというニュースが飛び込んできたところです。 侯孝賢やエドワード・ヤンなどの台湾人監督や、是枝裕和や小津安二郎など日本人監督の影響が感じられるユン・ダングが、アジア系女性監督として、
セルクルルージュのHPでは、これまで気になる映画を複数の視点から考察する座談会=Cinema Discussionシリーズを、34回に渡って、続けてきました。 この度もう少し気軽に、数多く映画をご紹介出来るようにする為に、こちらのNOTEページを中心に、CINEMA REVIEWという新企画をスタートさせます。 これは、それぞれが好きなように、作品のレビューを書いていくという手法です。 きっちり目線を合わせて構成する座談会と違い、視点もフォーカスする部分もずれてくると思います
初めまして、セルクルルージュの川野と申します。私たちセルクルルージュは、気になる映画、音楽、ファッション、旅、食などのミックス・カルチャーを紹介するチームです。 Owned Mediaとして、web マガジンLe Cercle Rouge/セルクルルージュを、2013年にオープンしました。 映画は、Cinema Discussionという座談会形式で、新旧の注目する映画を、これまでに数多く紹介してきてきました。 ファッションでは、Stile Latinoなどのテーラード