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もうひとつの爆弾、頚椎椎間板ヘルニア①

全身性強皮症について書き始めたnoteですが、私がもうひとつ抱えている爆弾「頚椎椎間板ヘルニア」についても書いておこうと思います。

3年前(H30年)3月、ある朝シャワーを浴びていると右上半身に激しい痺れが走りました。
なんとか這うようにしてお風呂場から出てベットに倒れ込み、いったいこれは何なのか、、、これまでに経験したことのないヤバイ状態であることだけはわかりました。

そこから遡ること約2か月、
パソコンに向かうことが多い仕事のせいもあって、慢性的に肩凝りは酷かったのですが、その時は右肩と右肩甲骨あたりだけの凝りが酷く、片側だけなのがさすがに気になって整形外科を受診。
レントゲンは撮ったものの、頚椎のストレートネックが原因でしょうね、、と言われるもこれといった治療もなく、鎮痛剤と痺れ止めのお薬を出してもらい、リハビリ室で電気をあててもらうような事をしてやり過ごしていた中で起きた強い痺れでした。

痺れが酷く、昼夜を通してほとんど眠れない。
痺れの場所が、肩だったり二の腕だったり常に移動している感じで、どうにも身の置き場がなく、病院を検索しようにも、スマホを持ち上げることすら辛くてよく出来ず、本当に何もできないと泣きたくなりました。
家族に連れていってもらった別な病院で、「とにかく強めの薬で痺れを軽減させて欲しい」とお願いして、注射を打ってもらいましたが良くならず、、、

その時は、全く良くならない痺れと不眠と仕事に行けない焦りや孤独で、精神的にかなり参っていたと思います。朦朧とした頭で、もう社会復帰できないのかもしれないと、この時は本気で思いました。

しかし、このあと行った麻酔科で
私は救われる事になります。

神経ブロック注射。
自分は無縁だと思っていたこの注射、情報を検索して見たら、腰だの首だのに、なかなか太い注射を打っていて、これは痛くない筈はないし、首に注射するなどあまりにも恐ろしすぎる、、これは絶対いやだと思いましたが、最終的には辛さに負けて「早く打って欲しい」と思うようになりました。

一度の注射で状態はすぐに変化しました。
最初のうちは毎日、回復に応じて、3日に一度、一週間に一度、という風に頻度を調整しながら、約3か月にわたって注射を打ちに通いました。
3日に一度注射する頃には、会社で仕事もできるようになりました。

↓注射を打った場所はここ
「星状神経節」というポイント。
動脈のすぐ近く、、今見ても怖すぎます。
(よく登場する出典不明画像ですがお借りします)

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ちなみに、麻酔の液体が入る時は、ドーンと一瞬強く首を押さえつけられるような感覚。注射自体はそれほど痛くはなくて、ただ、仰向けに寝て先生の注射を待つ間、なんともいえない恐怖心を我慢する感じです。

注射をした後は、自分で注射をした場所をガーゼで強く押さえ、そのまま30分ほど横になったまま休みます。
注射後1時間位は、声がガラガラに枯れて、目が充血して、まぶたもダランとしますが、それは麻酔が効いている証拠。
車を運転して会社に着くころには、ほぼ元通りの顔と声にになっていました。

頚椎椎間板ヘルニアとは(日本脊髄外科学会)