【写真日記】"June is Rose Month!" はどんどん前倒しになるけど薔薇はいつも味方
予想以上にバタバタして、でも、あれもこれも感慨深い。後にも先にもない5月6月。いつか振り返って、懐かしく思うんだろうなあ。
それはそれとして、花のスピードについていけない。庭を色と香りで満たしたつる薔薇たちは、あっという間に散ってしまった(開花も年々早くなっているし)。二番花以降は落ち着いて楽しみたい。
そんなつる薔薇アーチの脇で、お目覚めはクレア・オースチン。半つる性の彼女、去年以上に自由奔放。シュラブとして買ったのに、今やオースチンでは完全つるカテゴリー。まさに。資質をいかんなく発揮して、大きな花の重さにも負けず見事つる薔薇へと変貌中(どこへ引っ張ろう……)。
ウィリアム・ロブもようやく。一季咲きだけど、十分楽しめる。モスローズの名の通り、苔に包まれた風の蕾とか本当ユニーク。でも成長した棘はなかなかに手強い。そして色が難しい花。写真だと実際より派手に見えてしまって……残念。
続いてノヴァーリス。アメリカでの名前はポセイドン。何がどうしたらそうなってしまうのか……。でも私はノヴァーリスと呼ぶけれど。大事にしすぎて思い切った剪定をしなかったことが招いた悲劇。はるか頭上で開花とか……泣ける。
数少ない花はもちろん、その他もなかなか切れない私。だけどこれだけは。コルデス社のドリフトローズ。切らないと花が多すぎて逆に痛む。だからザクザク切って、ちょっとしたブーケの出来上がり。それでもまだまだ。
6年くらい前だったかな。夏の終わり、花が終わって貧相になった鉢は半額で、どれもラベルが取れて色がわからず。残っていた花びらで判断して、アプリコットを選んだつもり。まあ、色指定はあってもかなり混ざり合う品種。思ったよりピンクっぽいけど多分アプリコット。水彩画のパレットのような展開は夢見る花的でとても良い。
部屋に持ち帰れば光が弱まったせいか、盛りを過ぎた花は少々色褪せて見えたけれど、それはそれで色気を感じさせる。
気候変化で"June is Rose Month !" はどんどん前倒しになっていくけれど、テーブルの薔薇を愛でて、週末はゆっくり中編の推敲をしよう。