マガジンのカバー画像

メルマガ小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略

300
メールマガジン「小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略」の中から興味のある記事だけお手軽にどうぞ。毎週一回更新。定期購読はこちらから https://www.mag2.com/m/…
運営しているクリエイター

#アメリカ

第263号(2024年4月22日) 米ウクライナ支援予算が復活へ

【インサイト】米国の対ウクライナ支援予算がついに通過ジョンソン下院議長の変心  広く報じられている通り、長らく懸案となっていた米国の対ウクライナ支援予算案が4月20日に下院を通過しました。上院での承認とバイデン大統領の署名を経て月内には発効する見込みとされます。  ウクライナ支援をめぐっては下院の共和党強硬派の反対によって長らく予算承認が滞ってきました。その間の経緯は時事通信の以下の記事が簡潔にまとめていますが、共和党強硬派を恐れるジョンソン下院議長が予算案の審議自体を先

¥300

第160号(2022年1月17日) 西側との対話決裂 考えられるオプション ほか

【インサイト】西側との対話決裂 考えられるオプションあけましておめでとうございます、というにはもう年が明けてからだいぶ時間が経ってしまいました。  とはいえ、まだ新年に入ってから2週間少しだというのに、今年ももう随分と盛り沢山な感じです。  カザフスタンにおける突如の騒擾発生とこれに対する集団安全保障条約機構(CSTO)による平和維持部隊の派遣、そしてこの間に起きたトカエフ大統領によるナザルバエフ元大統領排除の動き(と思われるもの)はその第一に数えられるでしょう。第二に、北朝

¥300

第72号(2020年2月17日) グラハム・アリソン「新しい勢力圏」

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【NEW BOOKS】グラハム・アリソン「新しい勢力圏」 ・Graham Allison, “The New Spheres of Influence: Sharing the Globe With Other Great Powers,” Foreign Affairs, March/April 2020.   すべきでない時にすべきでないこ

¥300

第51号(2019年8月30日) ボルトン安全保障問題担当大統領補佐官のウクライナ訪問

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ボルトン安全保障問題担当大統領補佐官のウクライナ訪問 8月27日、ボルトン補佐官がウクライナ入りしました。ウクライナでゼレンシキー(ゼレンスキー)政権が成立して以来、米政府高官が訪問するのはこれが初めてということで、トランプ大統領とゼレンシキー大統領の会談に目処が付くかどうかが注目されましたが(9月にポーランドで会談?)、もう一つの

¥200

第50号(2019年8月23日) INF失効後の世界を考える

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】INF条約失効後は「大軍拡」の時代をもたらすか?(多分そうではないという話) 今月2日、米露間で結ばれた中距離核戦力(INF)条約が失効しました。同条約は射程500-5500kmの地上発射型ミサイル(弾道ミサイルや巡航ミサイル)の配備を全面的に禁じるものでしたが、今後はそのような縛りは存在しないことになります。  実際、米国は8月1

¥200

メルマガ第44号(2019年7月5日) ドヴォルキン将軍の軍事ドクトリン改訂論

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ドヴォルキン将軍の軍事ドクトリン改訂論 少し前のことですが、ロシアの有力紙『独立新聞』に、ウラジミール・ドヴォルキン少将(退役)の論考が掲載されました。ロシアの軍事政策の基礎である『軍事ドクトリン』(現行バージョンは2014年12月に公表)について、核戦略の修正が必要であると主張するものです。  ところでドヴォルキン将軍は、かつてソ

¥200

第37号(2019年5月17日) 「安全保障上の懸念」を突き詰めると

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 【今週のニュース】 ・5月16日、ロシア航空宇宙軍(VKS)向けIl-76MD-90A輸送機の通算3号機が引き渡された  Il-76MD-90Aは従来のIl-76MDの生産拠点をウズベキスタンのタシュケント航空機工場からロシア国内のアヴィアスタル-SP(ウリャノフスク)へと移転した上、新設計の主翼やPS-90A-76ターボファンを搭載して能力向上を図ったタイプ。ロシア国防省は

¥200

第25号(2019年2月15日) ロシアの選挙干渉は誰がやっている?

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらから。 【質問箱】ロシアの選挙干渉は誰がやっている? このコーナーでは、読者の皆様からメールや質問箱にお寄せいただいた質問にお答えしていきます。  ご質問はメールアドレス(nuclearblue1982@gmail.com)または質問箱(https://peing.net/ja/cccp1917)までお願いいたします。 (質問) ロシアが各国の選挙や世論に対

¥150