転職エージェントが観た「転職の魔王様」
皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
先日の9月25日にこちらのnote記事でもご案内した転職エージェントをテーマにしたテレビドラマ『転職の魔王様』の放映がついに最終回を迎えました。
7月よりスタートしたこのテレビドラマですが、毎週、楽しみに拝見をしていました。転職エージェントとして働いている者として、こんな事は実際は出来ないなどいくつか思うことはありましたが、これはドラマの演出との兼ね合いもあると思いますのでここではその是非については取り上げません。
それよりも、今回は実際に転職エージェントに身を置く私が観て、「転職の魔王様」の良かった点について振り返ってみたいと思います。
転職エージェントの認知度向上に寄与
最近はテレビCMなどの影響もあり、「転職」についてはかなり一般的になってきてはいますが、「転職エージェントの仕事」についてはまだまだ認知されていない状況ではないでしょうか?
それはそもそも、転職エージェントを使う機会というのが転職を考えるタイミングのみということもあり、人によっては今まで全くご縁がないという場合もあり、転職エージェントの仕事はよく分からないという方も多いのも当然と言えるかも知れません。
このような中でこのテレビの連続ドラマが放映されたことは業界の一定の認知度向上に役立ったのではないかと思います。
実は、以前の記事でも触れたように、転職エージェント業界を取り扱ったテレビドラマは、2018年に江口洋介さんが主演した『ヘッドハンター』、古くはリクルートエージェントの第一号のフェローである海老原嗣生さんをモデルにした『エンゼルバンク〜転職代理人』などがありました。
しかし今回は主演の成田凌さんをはじめ、その相棒の小芝風花さん、所属する会社の社長役の石田ゆり子さん、同僚の山口紗弥加さんやおいでやす小田さん、前田公輝さんなどの大変幅広い俳優陣が顔を揃え、かつ毎話完結型で毎回、特別ゲストが参加する展開をとることでとても幅広い層にアピールしている点が今までの転職エージェントのドラマとは違う点だと思います。
主人公のキャリアアドバイザーのセリフの俊逸さ
もう一つ、私が今回のドラマを見てとても良かったと思うのは何といっても主人公の成田凌さんが演じるキャリアアドバイザーの「来栖嵐(くるす・あらし)」の求職者に対するセリフです。
そのいくつかを見てみたいと思います。
いかがでしょうか?
多少ストレートな言い方が多い点はあるものの、とても心に刺さるセリフが多かったのが今回のドラマの特徴でした。
特に、キャリアアドバイザーとして求職者に単に寄り添うだけではなく、「次の一歩を踏み出す」ためのアプローチがとても見事だと感じました。
しかも本人が自らの意思で自主的に動けるようにアドバイスをしている点はとても参考になります。
そして決め台詞がこれです。
この言葉は、キャリアアドバイザーの仕事は求職者が人生の新たな一歩を踏み出すための支援をすること、という本質を気づかせてくれます。
転職エージェントとして
今回の「転職の魔王様」を見たことで、改めて転職エージェントであることの意義や責任の重さ、仕事のやりがいについて考える機会を得ました。
この業界で仕事をしている者として、改めて「転職」という求職者の人生を左右する大事な場面に真摯に寄り添いながらも新たなキャリアやチャレンジを支援できる転職エージェントでありたいと思いました。
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