本日の読書
本はいつも読んでますが、読書感想文は久々の投稿(^^)
「出世花」髙田郁(著)
不義密通を犯した妻とその相手を討つために
幼い「お艶」を連れて仇討ちの旅に出た武士だが
悲願が叶わず行き倒れる。
今際の際に、寺の住職に娘のことを頼む。
娘は成長し、やがて、その寺で湯灌に携わるようになる。
映画だと「おくりびと」というのがあったが
それと同じく、遺体処理をする仕事で、「屍洗い」などと
蔑まれることもある。
だけど、心を込め、誠心誠意仕事に励むことから
やがて三昧聖として、人に知られる存在となる。
一言でいうと最高の本です。
ちょっと陳腐な言い方だけど、「涙活」にいいです。
自信をもっておすすめ出来る本。
髙田郁さんは、「みをつくし料理帖シリーズ」からずっと
追ってる作家さんですが、「あきない世傳 金と銀」の
3くらいでリアルタイムで読むことをやめました。
上記のシリーズものの他、この「出世花や「銀二貫」
などがありますが、いずれも素晴らしいものです。
「あきない世傳 金と銀」も独特の関西弁と、もう一点
気になる部分がなければ、継続して読んでいたのにと残念です。
それはそうと、この「出世花」は間違いなく傑作です!!