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本日の読書
「身体の言い分」(内田 樹 、 池上 六朗著)
哲学者で武道家の内田氏と治療家、ヒーラーの池上氏の対談本。
読むのは3回目かな。
身体(肉体)心について本質的で示唆に富むことが
書かれている良書。
池上氏の治療院では、そこに来るだけで、そこの雰囲気(空気)に
触れるだけで体が治ってしまう人がいるというが、
この本も、読むだけでそういう効果があるような気がする。
ただ残念なのが、「今の学生(若い人)は」とか
「○○と思ってる人が多すぎる」「△△と勘違いしてる人がいる」など
批判的で衆愚を嗤うような言い回しが多く、
内田氏が述べる「武道を極めると人格まで高潔になる」的なことと
相容れない気がする。
その点を気にしないのなら、前記したように「読むだけで治る」
可能性も多いにあると思うし、文庫でも出ているので
読んでみる価値は充分にあると思います。
☆☆☆☆