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本日の読書

「永遠の仔」天童荒太(著)

出版社説明文
再会は地獄への扉だった。十七年前、霧の霊峰で少年たちが起こした聖なる事件が、今鮮やかに蘇る―。山本周五郎賞受賞作から三年余。沈黙を破って放つ最高傑作ミステリー。

1999年発表だから、もう25年前の作品だ。
当時もめちゃくちゃ話題になり、僕もリアルタイムで読み
とても面白かった記憶がある。(内容的に“面白い”は
不適切かもしれないが)

ブックオフで文庫全巻を見つけたので買ってきて再読。
僕は、読んですぐに内容を忘れるので、再読しても
“初読”みたいなもので、いくつかの例外を除けば、
ほぼ内容を覚えていない。

読み進めるうちに、児童虐待(性虐待)がテーマなのは
分かったが、やはり内容的に「読ませる力」が強いので
全5巻中、4巻まで読んだ。
が挫折…….
全編を覆う暗い雰囲気。まったく救いのないストーリー。
鬱々とした気分で読み進めて何かメリットがあるのかと
自分に問い、読むのをやめた。

この本の発売当初は、性虐待がテーマになる本は
あまりなかったと思うが、今じゃ、特に海外ミステリーの
1/3くらいが性虐待がテーマだったり、主人公の
トラウマになっていたりする。
正直、辟易している。
なぜこれほど多いのかといえば、それは「売れる」から
だろうし、読書が求めてるからともいえる。

次に何を読もうかとアマゾンで調べ
堂場瞬一の「沈黙の終わり」を買ってきた。
七歳の女の子が遺体で発見された――。
その痛ましい事件から、30年間隠されてきたおぞましい連続殺人の疑惑が浮かび上がった。
定年間近の松島と若手のホープ古山、二人の記者が権力の汚穢を暴くため、奔走する。
堂場瞬一作家デビュー20周年を飾る記念碑的上下巻書き下ろし!

これも7歳の女児とあるから性虐待が絡むかもしれないが
それがわかれば、そこで本を置こうと思う。
とりあえず、堂場瞬一の最高傑作とあるから
読み進めようとは思います。


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