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本日の読書

「闇の子供たち」梁石日(著)

再読本。
先日読んだ、梁石日作品が面白くて、しばらく再読を
すすめようと思う。
惜しむらくは、半年前に実家の自室をリフォームした際に
梁石日作品を含め300冊くらい処分したこと。
とっておくべきだったなぁ。

この作品は、タイの人身売買(幼児、児童)を扱っている。
欧米、日本の「愛好家」達は、自分の欲望を満たすため、
東南アジア諸国に出向くのだが、その実態は惨憺たるものだ。
思わず目を背けたくなるような描写が多く、読むにも胆力がいる。
数十年前の作品なので、今とは現状は若干は異なるのだろうが、
おそらく、今でも、大なり小なりこういうことは行われているのだろう。

この中に、臓器移植の話もでてくる。
小説の中では、日本人の子どもの命を救うために
タイの貧困家庭から“買われて”きた幼児の臓器が
摘出される訳だが、当然、この子は亡くなる。
手術代が4000万円とあり、その内訳も書かれているが、
亡くなった子の親は、雀の涙程度の金額で、手術した医者も
そこそこ実入りはあるが、その多くが、仲介者だったり、
日本とタイのマフィアだったり、そのことをもみ消すため
タイの警察に渡る金だったりする。
で、これは僕は事実なのだろうと思う。

今も闇の世界では東南アジアで同様のことはあっているだろうが、
表向きには、アメリカで臓器移植を受けるのが普通で、
よく「○○ちゃんを救う会」みたいなのがあり、億単位の
お金を集めたりしているが、実際のところ、それは本当に
必要なお金(医療的に)なのかと、以前から疑問に思っている。
多分、表に出ない魑魅魍魎達が蠢いてるのだと思われて仕方ない。
こんなことを書くと、善意の支援者、寄付者に申し訳ないが、
こういう活動は、もっと公明正大に、マスコミや第三機関の
監視の元、行われるべきだと思う。

この本は、誰にも勧められる内容ではないが、
読み応え十分なのは確かです。

モスとファミマがコラボした「モス照り焼き肉まん」を食べた。

めっちゃ美味しかったので、これから何度もリピしようと思う。

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