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親を施設に入れるのは親不幸ではないのかって悩んだことありませんか?

 ケアフランでは親と介護に役立つ情報やチップスを発信しています。
さて、今回は、介護をするときに誰もが迷う在宅介護と施設介護。
この違いを実際のケースをご紹介しながら、徹底的に比較していきます。

皆さんは在宅介護と施設介護正しい知識がありますか?
親の介護をしていく上で、この二つの選択はあなたの人生に影響を与える重大なテーマになります。
普段介護相談を受けている私のところにも、在宅介護と施設介護、どちらがいいですか?というお問い合わせは本当によくいただきます。

現在、在宅で親の介護をされている方、あるいは今別居しているが、近い将来、同居が必要になるかもと考えている方の中には、この先、自分なんかで親の介護ができるのかなと、漠然とした不安を持っている方もいらっしゃると思います。

実際、足腰が衰えたり、認知症の症状が進行していった場合、介護する場所、受けるサービスなど、色々な面で複数の選択肢があり、いずれにもメリットとデメリットがあって、何を選べばいいのか悩むこともあるでしょう。

特に在宅介護と施設介護どちらが本当に良いのかという悩みは初めて介護する方が一度は持つものです。
私もこの仕事を始めた最初の頃は、支援した方に寄り添って相談に乗ったり、ご家族や介護を受ける方の気持ちを聞く中で悩みました。

そんな悩み。痛いほどわかります。実際、私も友人が介護で悩んでいる時に、親が在宅を望んでいるからといって自宅で介護した結果、思った以上に友人の負担が大きく、本当に疲れて病んでしまった事例を体験しました。その時のことを思い起こすと、なぜ彼が親の意見だけで決めてしまったのかと思います。

介護の専門家になった今だからこそ、厳しいことを言うと、感情論で決めるのは絶対に良くないです。正しい判断をせずに、こういった感情論だけで決めつけてしまうと後悔します。今は親も自分も元気だし、しばらくは在宅でも十分。そう思ってる方も、親の介護度がかわれば状況は一転します。

親が排泄や入浴を一人ではできなくなり、生活全般のサポートが必要になったとき、24時間365日の介護を家族が担うことは非常に難しいからです。また、最悪の場合、周りのサポートがなくなる可能性もあります。あなた一人が親の排泄や入浴の対応するなんてこともあり得ます。

そうなってくると、介護士さんが来てくれるサービスをフル活用していても、在宅介護では限界だと感じることもあるでしょう。そうなった時に初めて親の意見を聞いてみて、家にいたいって言われたらどうしますか。あるいは施設に入ってもらうにしても、何の情報もなかったら一から全てのことを検討するのはとても大変です。

そこで今回は、在宅介護と施設介護の重要な項目について整理していきます。この記事を見れば、在宅と施設のどちらがあなたに適しているのかわかるようになります。この記事は、将来の親のことを考えて、先に在宅介護と施設介護の違いを知っておきたい方や、親の衰えを感じて、実際に在宅介護と施設介護を検討している方にお勧めです。

この記事はきっとこれまでよりも広い視野で色々な選択肢と可能性を検討できるようになるはずです。

介護は家族がするもの、施設に入れるのはかわいそう。
あるいは反対に結局は施設に入れるしかないんだという価値観や思い込み


これは一旦脇に置いてみてください。
そして、フラットな形で、本当に親だけでなく、家族みんながいいと思える介護を選択できるように知識をつけていきましょう。

今回の記事で解説内容を元にした相談会を実施しているんですが、多くの方から後日談のメッセージをいただいています。

親と介護の意向を気にして在宅介護を選ぼうとしていた
Aさんのメッセージ
具体的に在宅介護の現実を教えてもらい、親や家族ともきちんと会話できました。親が自分でお風呂やトイレに行けるうちは、自宅で家事代行などを使いながら、家族がたまに家にご飯を届けるなど、サポートできるイメージが湧きました。
ただ、トイレなどが難しくなった場合は、親自身も自宅だと家族の負担が増え、自分も大変な思いをすることが分かり、施設の方がいいかもしれないと言い出しました。
施設もすぐに見つけられない可能性もあるので、早めにまた相談させてほしいです、
というお声をいただいています。

在宅介護と施設介護の違いを知り、また最新の介護情報を得ることで、あなたも最善の選択ができるようになります。


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