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リーダーシップがある人の5つのパターンとは!?

人望が厚く、信用預金が多い

いろいろな企業の管理職について、採用支援や人事の仕事を通して見てくることができました。

その中でも一番リーダーとしてふさわしい人というのが、部下からの信頼も抜群で、社内の信用預金が高いため、意外と柔軟性のある事をやっている人が多い。

社内ノマドまではいかないにしても、この人がやることだからしょうがないという絶大な信頼を得ている。

そういう人望の厚い上司の下で仕事をしている部下は、信頼関係を強固にしながら、伸び伸びと自由な発想でミッションに取り組んでいるから、ミッションを達成する確率が高い。

コントロール型の上司の成功率が3割りとしたら、自由にやっている上司の方は7割以上ミッションを成功させている。

リーダーとして必要な資質というのが5つあります。

あなたが上司の立場であれば、じぶんの行動を見なおしてみてください。

あなたが部下の立場であれば、じぶんの上司、近くの部署の上司の行動を見ながら推測をしてください。

1:どんな時でも平常心

極端な例になりますが、30代の人ならちょっとわかっていただけると思いますが、プロ野球の巨人が負けた日は上司の機嫌が悪く、八つ当たりされることがあったり、プライベートでなにがあったか知りませんが、機嫌が悪いと人にあたる上司というのがいました。

こういう人の下では部下が上司を信頼していないから、常に顔色を伺ってしまうものです。

そのため、悪い報告、連絡、相談というのが遅くなり、致命傷になることもよくあります。

そうして部下は始末書や顛末書を書かされてしまって、次の人事異動で島流しというケースも有ります。

常に信頼をされているリーダーの特徴としてあるのが、どんな時でも平常心を貫きます。

取引先とのトラブルが起きた時など、不測の事態が起きた時に、リーダーが動揺をしていたら、部下はどんどん不安な気持ちが大きくなり、落ち着かなくなります。

仕事が手につかない状況になってしまって、他の仕事にも影響が出てしまうことになり悪影響になります。

どんな状況下においてもリーダーが取り乱さずに落ち着いて対応することによって、部下の気持ちは収まります。

身近な例でいうと、飛行機のキャビンアテンダントの対応ではないでしょうか。

エアポケットに入ってしまうと、飛行機がグッと下がっていく感覚がある。
その時に、キャビンアテンダント焦らず、冷静になって、「お客様、十分注意をしていただき、座席のベルトの着用をお願いします。

ただいまエアポケットに入り、気流が不安定になっていますが、飛行機は目的地に向かって進んでいます」と不安を隠し切れない乗客に対して、冷静に対応をして落ち着かせてくれる。

また、リーダーが激昂するなど感情を全面的に出していくと、部下はすぐに顔色を伺います。

そうすると悪い報告、連絡、相談については余計遅くなり、タイミングを逃すと取り返しのつかない事になります。

リーダーはどんな時でも冷静沈着に状況を分析して、適切に処理をすることが求められます。

2:失敗を恐れず、失敗を糧にする

優れたリーダーの特徴として、51%でも勝算があるのであったり、自分の中でロジックがしっかりあるのであれば、すぐに行動に映すことができる人が多いというのが特徴としてあります。

考えることよりも体験を通して、いろいろなことを吸収していくことができる人です。

まずはやってみようという気持ちから、失敗をした場面については分析をして、次に活かすことができる。

リーダーが失敗することを恐れていたら、部下が一歩踏み出すことに対して躊躇をしてしまいます。

考えているだけでは時間を消費しているのと変わりません。

部下に対して失敗してもいいから、やってみようという姿勢を持たせることで、チーム全体がチャレンジすることに対して前向きに考えることができるでしょう。

そうすることによってチーム内で化学反応が起きることになり、活性化することにつながっていきます。

成功するか、失敗するかは行動をしてみるまでわかりません。

過去の成功体験やきめつけ、思い込み、先入観などで判断をしていることが多いので、部下からの挑戦に対しても頭ごなしには潰すことはありません。

失敗は次への糧にすることができるのであれば、失敗は成功のもとです。

失敗を恐れずにチャレンジしていくことによって、スピード感が生まれていきます。

そうすると結果が数段早く出てくる環境ができる。

3:向上心があり、自己研磨している

リーダーが現状に満足をしていることで現状維持を考えているのであれば、チームの成長はありません。

いきなり伸びる事をしないにしても、チーム力を1ミリでも右肩上がりにしていくことができれば、チームとしても長期的に成長をしていくことができる。

リーダーは向上心を持って仕事に対する姿勢を見せることが必要になります。

目標を高く設定することで、そこへの手段を考えて実行していくことが求められます。

目標を達成するためには、セミナーに参加をしたり、読書をしたり、専門家に話を聞いたりしながら、自己研磨をしていくことが必要になります。

知識を深めるとともに、自分の経験と照らしあわせて、自分なりに咀嚼をして、チームへ反映するためにはどうしたらいいのかを考え、実行することが求められます。

リーダー自身が前向きにひたむきに努力をしている姿を見ていると、自然と部下はついてくることになります。

率先垂範という言葉がありますが、リーダーがちゃんとやっている姿を見せることで部下は信頼をしていきます。

リーダーはチャンスを掴んだ先に可能性があることを信じて、常にチャレンジをしていくことを見せる。

そしてチャレンジャー精神、攻める姿勢を忘れないことを部下に示すことが必要になります。

4:潔く非を認めて、反省をする

これができる人とできない人で大きく印象が変わります。

日本の管理職の9割がこれができずに部下へ責任を転嫁して、トカゲの尻尾きりをする。

なぜなら、いまの地位を失うことで家族に迷惑をかける、世間体が気になる、降格処分は会社にいられなくなるということが原因となり、部下へ責任転嫁をする。

これではポストの代謝がなかなか行われず、会社としても新しい部署をつくったりすることが求められる。

私も尊敬をしている人というのは、潔く非を認めて反省をすることができる。

失敗をしてもいいから部下を信頼して、失敗をしたら自分が責任をとるから伸び伸びと仕事をさせている。

リーダーだったとしても人の子ですから、時には間違った判断をしてしまうことがあります。

また、部下に助けられることもあるでしょう。

そんな時には自分の非を潔く認めて、感謝の気持ちを伝えることが必要です。

いつも偉そうなことばをいうばかりで、間違った行動をしてしまった結果、部下への負担が増えてしまうこともよくあります。

そして、部下の責任にしてしまい開き直ってしまう上司には、部下がどんどん離れていくことになり、チームとしては崩壊するきっかけになってしまう。

5:失敗した責任は自分がとる

自分も昔の上司からよくいわれていたこと。

「お前がそう思うのであれば、やってみて。失敗を恐れるなよ。責任は俺がもつから」ということだった。

これは部下として最高の褒め言葉だと、いま振り返ると思う点がたくさんあるし、こういうことをいってくれなかったら枠からはみ出る発想力や柔軟な発想力を身につけることができなかった。

チームの仕事がうまく進まず、トラブルが起きた時、周囲に文句をいわずに責任を取るのがリーダーの仕事。

なんのフォローもせずに部下に仕事を投げっぱなし、放りっぱなし、いい結果の時は自分の手柄、

失敗してしまったら、部下を叱責している上司というのは日本の管理職の9割が該当している。

大手企業の管理職に多い特徴であり、最悪な上司ともいえる。

「何かあったら上司が責任をとってくれる」という安心感があり、ちゃんとホウレンソウをしておけば、何かあったとしてもかばってくれることで、部下は安心して、のびのびと仕事をすることができるようになります。

また、失敗をしたくないという一心で、部下の行動に対して管理してしまう上司もいます。

部下のことを管理するということは部下への信頼感が無いということになりますから、チームが崩壊する、戦力ダウンするキッカケになってしまうことは間違いありません。

部下との信頼関係を築きつつも、責任を取る姿勢をもつことがリーダーとして求められます。

5つの条件に共通しているのが、リーダーが誠意をもって仕事に接していくことです。

真摯に取り組んでいることを部下に見せる事によって、信頼されるリーダーになっていくのです。

口だけ番長のリーダーが多い中、言動一致しているリーダーが真のリーダーではないでしょうか。


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