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知っている人がコッソリ実践している⁉失敗から学ぶ5つのポイント
失敗には2つの意味がある!?
最近の新卒社員と話をしていると…
「失敗することが怖いんですよ。」
「失敗するとレッテルを貼られるでしょ。」
「失敗すると出世できなくなるし、会社のお荷物扱いになって、リストラの対象になるでしょ?」
などとネガティブな発言が多いのが気になる。
これって、自分達の親、親戚など周りの人がリストラにあったり、追い出し部屋に行かされて、それが失敗したことが原因だと刷り込まれているんじゃないの?と思うことがしばしばあるんです。
今だから話せることもたくさんありますが、失敗を恐れてはならない。と大声で言いたいんです。
私が最初に入った会社の社長から、「いいか、失敗には2通りあるんだよ。いくらでも取り返しがきく失敗と、致命傷になってしまう失敗があるんだ。」
「その違いは、感覚でしかないけど、強いて言うなら前向きの失敗か後ろ向きの失敗かということかな?」
「前向きな失敗って、何ですか??」と20代半ばの自分が、70過ぎの社長に質問をした。
すると社長は、「ちょうど私が、お前ぐらいだった年の頃、いろいろな新規事業に携わっていたことがあった。チャンスだと思って食いついたけど、 モノにならなかった。結果としては失敗だけど、勇敢にチャレンジすることで、同じような状況になった際に同じ失敗はしなかった。」
私がキョとーんとした表情をしていると、社長は続けて、こういった。
「例えば、あの時こうしとけばよかったとか、こういうことができたとか、
結果に対してはいろいろ言えるだろ。それでは進歩がないって言うことなんだよ。」
その言葉を聞いた私は、「目の前のことに注力して、全力を尽くしたかどうか?ということになりますよね?」
そうすると社長は、「オチまで話をさせないヤツだなー。」といいながら、
表情は笑顔に近かった。
評論家、政治家になるとリストラ候補!?
評論家気取りになるのはすごい簡単なことだということを後に私はとあるクライアントから仕事を通して、教え込まれることになるなんて言うのは、
この当時は全く知らなかった。
立場、地位など関係がなく、フットワーク軽く、目の前にあるチャンスに、チャレンジすることを覚えたのは、社会人1年目の冬だった。
それから月日は流れているけど、このことはずっと根底にある基本の部分。
人事評価のことを気にするぐらいなら、20代はトコトン失敗して恥をかいてほしい。
30代になったとたん、失敗は戦力外を意味することにも繋がりかねないからである。
失敗は成功の母!?
失敗から多くのことを学び、仕事を覚えてほしい。
いきなり成功するヤツはスランプが訪れた時、そこから脱出するすべを知らないから、転職を決意する。
20代のうちにたくさん失敗をしているヤツほど、修羅場をくぐっているからこそ、いざっ!という時に知恵が出るんだ。
そうやって、仕事に対して本気に取り組み、失敗をすることは評価する会社も増えているし、上司によっては、それを勉強というかも知れない。
失敗は成功の前兆であり、もっと本気で考えろといっていると考えられれば、仕事も楽しくなっていくだろう。
体裁上、上司であれば会社内では怒鳴り散らすかも知れない。
しかし、成長が見込まれる人であれば、フォローをしてくれる。
前向きな失敗であれば、怒鳴り散らしてフォローをしない上司はいない。
仕事が楽しくなれば、もっと上の仕事をしてみたいという欲が出てくるかも知れないし、あの人を越えられるかも知れないという自信にも繋がる。
そうすると、会社がどこであれ、個人の力で勝負することができる。
仕事をしていても、おっ!この人できるな!と思う人ほど、過小評価をしすぎている人が多い。
日本人の良い所かも知れないけど、もっと自己主張をして、意見をいったり、堂々とすることをしてもいいんじゃないかな。
失敗したら責任を取るのは上司の仕事であり、部下に全責任を追わせるのは非常におかしい構図である。
20代のうちは上司に迷惑をかけまくれ!
最後にひと言。
20代のうちはトコトン失敗をして、上司に迷惑をかけよう。
そうやって、仕事を覚えていくのと、新しい発見をして企画することを覚えていこう。
今の20代はまじめすぎる人が多く、失敗を恐れていては何も始まらない。
目の前にある仕事についてはきちんとやり遂げることはもちろんだけど、目標数値は平然と超えていかなきゃいけない。
役割を与えられていきいきとしていく規定演技が得意な人、のびのびと枠からはみ出していろいろやらせる自由演技が得意な人が組織にはいる。
チーム内が相互補完関係にあって、上司がチームメンバーを守ることができれば、腹を割って話せる環境があったり、お互いがリスペクトをしている環境があったりするので、常に化学反応を起こしながら切磋琢磨していくことができるようになる。
失敗から学ぶことがある
最近、いろいろな相談をうけている中に多いのが、「失敗したくない症候群」の内容です。
失敗することは悪いことであり、取り返しのつかないことだと思っている人が多い。
成功体験を聞くことによって、すごいと思う人がたくさんいますが、もっと深掘りをして聞いてみると、失敗したことが星の数ほどあったりします。
昔クライアントから教えてもらったのは、「失敗してみないとわからない」ということです。
その経営者さんは、「最初は粗く作ったものも、磨き上げるうちに最上品になるんだ」という話をしてくれました。
成功するかどうかは正しい方向で正しい努力をしていれば、その時は人が見てくれる。
また失敗は成功の母ということをいう人もいます。
失敗してみて初めて気づくこともありますし、机上の空論ではないというのはそこにあります。
やってみないとわからないし、何が原因なのかをしっかり分析することが出来れば、同じような過ちは起こさないことになるでしょう。
失敗をするということは自分が情けないと思ってしまうこともよくありますが、原因をしっかりとつきつめて、マイナスの感情をプラスに転じる必要があります。
なぜ、そうなってしまうのか5つのパターンに分けて、気持ちを切り替える方法について考えていきましょう。
1:原因を究明して、できることからはじめる
できなかった時に情けなさを感じることはよくあること。
しかし、もし情けないと感じるだけで何も変わらないようであれば、その時間はムダに終わってしまうでしょう。
そんな時は何ができなかったのか、どうしてできなかったのかをよく確認して、できなかった理由を究明することを忘れないでください。
反省はするけど後悔はしないようにするための方法です。
中にはそもそも実現することが難しいにもかかわらず、気持ちが優先をしてしまって、勢いでやっていまったり、思いつきで破ってしまった場合もあるでしょう。
できなかったことをしっかりと認めて、さっさと諦めることで、できることを見つけてとりかかることを見つけていきましょう。
2:確認したら目標変更をして、軌道修正をおこなう
難しいことにチャレンジをしたら、最初はやる気があっても、途中で挫折して情けなく感じることもある。
まずはできなかった内容をしっかりと吟味して、目標を少し下げたり、期間を長くしたり、切り口を変えることによってやり遂げられることがないかを確認しましょう。
計画は計画であり、思い通りに進まないこともよくあります。
無理やりスケジュールをきってしまったり、タイムマネージメントが破綻することもよくあります。
その都度、計画の見直しをしていくことが必要になります。
妥協することもストレスフリーでやり続けるコツになりますが、最初の計画通りに進むことはないので、柔軟性を持ってスケジュールに余裕を持っておくことが必要です。
緻密なスケジュール立ててしまうと、調整がしにくいことが多いので、大まかなスケジュールを立てることが必要になります。
多くの成功者が高い目標を掲げているが、途中でたくさんの失敗や挫折を経験しています。
その時に一度原点にもどって、一歩ずつ前進できる方法に目標を変更することで最終的に成功しているとも考えられます。
3:新たなことに挑戦する
多くの人ができるのに自分ひとりができないという情けない気持ちになるものです。
しかし、たった1つできなかったからといって、あなたの人生が終わってしまうわけではありません。
気持ちを切り替えて、できることに挑戦していくことが重要なのではないでしょうか。
くよくよして立ち止まっている間に、いろいろな人から追い越されてしまい、余計にへこんでしまうこともありますから、気持ちを切り替えて、できることに挑戦をしていくことで、自分にしかできないものや自分を必要としてくれることに気づくことができるでしょう。
それがヒントになって成功をしている人が多いともいえます。
4:執着しない
情けなさを感じたことで、無理に執着してやり遂げようとがんばる人がいます。
強い執着心は大切ですが、果たして本当に正しい行動でしょうか。
場合によっては、時間もお金も無駄になってしまうことになります。
特に、悔しさや負けたくないという感情から、反動だけで執着していないかを確認しましょう。
もしそうならできなくてもいいことがあるということを自分に言い聞かせましょう。
別の活力が生まれてきて、新しいことにチャレンジすることができるかもしれません。
5:強い強迫観念に追い込まれていないか
自動改札機の発想はお休みの日に公園に子どもと遊んでいた時に、目の前を葉っぱが舞い降りるところから思いついたといわれています。
良い発想は気分転換をした時に、ふっと浮かんできたりするものです。
クリエイティブな仕事をしている場合は、リラックスすることも重要です。
自分自身をダメ人間と強迫していないかを確認してみましょう。
挫折や失敗を繰り返しているうちに、かえって頑張り過ぎるとそれがマイナスになることもあります。
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