
大学院で僕は「学びの楽しさ」に目覚めた。
文系大学院って、学びが楽しくてしょうがない場所なんです。
そう聞くと「本当?」って思うかもしれません。
でも、僕にとって大学院での時間は、「知識を深める」よりも「考えをシェアして一緒に発見する」楽しさに満ちたものでした。
難しい本を読んで終わりじゃない。「それをどう考えた?」「君はどう思う?」って、意見を交わしていく対話が大学院の中心にあります。正直、僕はこの「話すために学び、学びながら話す」スタイルにハマってしまったんです。
ゼミ、自主的な勉強会、少人数制の授業——どれもが、「人と話すたびに新しい視点を発見する」場でした。もう、学ぶことが楽しくて仕方ない。
この記事では、そんな文系大学院の「学びの楽しさ」を3つのエピソードを通じてお届けします。興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
1.ゼミでの勉強
ゼミは、少人数制の研究会です。先生のもとに3~6人の学生が集まり、それぞれの研究テーマを発表し、意見を交わします。僕が所属していたゼミでは、毎週のように「こんな文献を読んだんだけど、僕はこう考えた」「え、私は——」といった話が飛び交い、意見がぶつかることで視野が広がる瞬間がたくさんありました。
2.自主的な勉強会
大学院では、「自分たちで学びの場を作る」のも特徴です。ホワイトボードのある部屋を自由に使える環境で、僕は教育書の読書会や心理学の勉強会を主催していました。同じ本を読んでも、背景が違うと見方も変わるんです。「その視点、考えたことなかった!」という発見がたくさんありました。
3.少人数制の授業
3つめは少人数制の授業です。僕がいた大学院の授業は、5~20人程度の少人数で行われます。先生が一人ひとりの意見を聞いてくれるので、授業というより座談会に近い雰囲気でした。難解な文章も、対話を通じて理解が深まる瞬間が多かったです。こうして考えを共有することで、学びが楽しくなるんですよね。
大学院に入って勉強が大好きになった
大学院に入って、僕の勉強観は大きく変わりました。
みんなと同じ内容を覚えて勉強は終わりじゃない。
内容を正確に理解したら、他者に語れるレベルで内容をまとめて、自分なりの見解を共有することで、勉強をきっかけにした対話が生まれていく。
ここまでやれば勉強は楽しいと思うんです。「人と話すために学び、学びを深めるために人と話す」これが、僕が大学院で感じた学びの本質でした。