ひいなの宵に
今日は、令和3年3月3日、3の揃った雛祭り。
私の名前「雛」にちなんで、雛祭りに食べるお菓子の事をご紹介します。
私の住む地方では、「いがまんじゅう」と呼ばれるお菓子を食べます。
どういったものかというと、米粉で餡を包み、その上に黄色や桃色、グリーンに着色したお米をのせたおまんじゅうです。
着色したお米が、栗の「いが」に見えるのでこの名前がついたと聞いたことがあります。
この時期になると、和菓子屋さんの店頭に並ぶ「いがまんじゅう」。
たいていは、こしあんで、米粉に蓬をいれた草餅風のものをつぶあんにしている和菓子屋さんが比較的多いです。
お米の色合いが雛祭りにぴったりですし、何しろ素朴で飽きのこない優しい味で、いろいろな和菓子屋さんを訪れては、何度も買ってしまいます。
あたし、このお菓子は全国的に食べられれていると信じていたので、社会人になってから、私の住む県のそれも一部地域でしか食べられていないと聞いても信じられず、デパートで「いがまんじゅう」を探し回ったことがあります。
確かに売っていませんでした。
他の地域の人にも食べさせてあげたいなあ、と思いますが、翌日までに食べないと米粉の部分が硬くなってしまい、本来の美味しさが損なわれてしまうので、なかなか遠い方には送ってあげられないのが、残念です。
昔は各家庭でも作っていた素朴なお菓子「いがまんじゅう」。
良ければ、買い求めにきてください。
目印は最初の写真です。