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慈悲の心が永久の平安を生み 愛の力で万物は結ばれる なぜ この因縁に気付こうとしない 悟りを得て一切を受け入れよ 道に背き惑うことなかれ 心に宿る欲と執着を捨てよ 望むほどに己を縛り 捨て去るごとに煩脳は消えゆく 縁を頼りに苦難を乗り越える 縁なき想いは内に秘めよう 俗心を断てず振り返る時は あなたの幸せをそっと祈ろう 空を悟れば心は解き放たれる 真理を知れば新たな世界が開く 因果の行く末に想いを巡らせても 生死の瞬間は誰にも分からない 憎しみを捨て無我を得よう
青い空に 櫻の花が 吹雪いておりまする。 散りゆく寂しさは 生まれ出る(いずる) 若葉の讃歌でも 整然とした この宇宙の秩序を見るとき 地上に溢れる 優しい命を見詰めるとき どうして意味なく生まれ出よう どうして意味なく無と滅びよう あの方の思いは 天を包み地を覆って 私を抱かれる。 2001年11月28日 父 勘兵衛袈裟治の詩集より 享年 八十三歳
母が父の元に還って三週間が経とうとしている。 それまで見えていた筈なのに見ていなかった母の「モノ」や「思い」や「出来事」に心が翻弄され続けた二週間だった。 葬儀の朝、少し時間が空いたので、生まれ育った家に出かけてみた。ちょっと大げさに言うが僕を作り上げてくれた原点の地だ。 しかし、町はすっかり変わっていた。 ノブオ君や大坊たちと遊んだ狭い路地裏はマンションに続く広いアスファルトの道になり、「花うんうん(作品)」の空き地も松の湯の銭湯もコールタールの電信柱もすっかり
土曜日、母が息をひきとった。 住み慣れた家ではなく、介護施設の部屋で。 姉からの連絡で取るものも取らず新幹線に飛び乗り、乗り継いで長野駅に着いたのは夜だった。そこから私鉄で実家のある駅へと向かう。 高校時代乗り慣れた電車。をう何十年も乗っていない。母が亡くなって帰省するなんて最低な親不孝息子だと心の中で自分を責めた。 まだ大丈夫だと思っていた。 覚悟はしていたけどどこかで母は永遠だと心の底で思っていたのかもしれない。緊急事態宣言が解除されたからやっと会えると思っていた
沢山の喜びと悲しみの日々を終え、ようやく自由になれた母が、いま僕の前で目覚めることのない深い眠りについている。 二千二十一年十月二日 午後一時三十八分 母 清子 永眠 享年 九十八歳 父が他界してちょうど十年目の日だった。 三万五千七百七十日という、途方もなく永く、しかしあっけないほど短い人生を最期まで清く正しく美しく生き抜いた女性だった。 人を憎むことも 卑下することも 蔑むこともせず ただひたすらに人の善を信じ 人の悪すら愛し続けた母は 多くの人に人生を惜しみな
僕は明日の空を信じている。 I believe in the sky of tomorrow.
僕を今日に連れてきてくれたもの達へ。 ※ To the ones who brought me to this day.
それぞれの向かう先 それぞれの歩幅 旅の途中 すれ違い様の確かな出逢い それぞれの 雪の轍 ※ Where each of us is headed Each Step In the middle of a journey Meeting each other in a different way Each Ruts in the snow
生きなさい。 生きるより大切なものが この世にあるだろうか 生きるより手にすべきものが この世にあるだろうか 足下に寄り添う花に気づきなさい いま生きている「奇跡」を見つめなさい 命の限りの意味を知りなさい 差し出す悦びに満たされなさい 本当に大切な今は 過ぎ去って初めて姿を見せる 本当に大切な今は 声もかけずに足早に通り過ぎてしまう だからわずかでもいい そうした大切なものを知りなさい 糸をつむぎ布を織るように 春の小川の流れのように 赤子の頬を撫ぜる母のように
「ブルーキュラソーで割ったソーダみたいな夏がまた始まるな」 破れたデニムのポケットに無造作に手を突っ込んだまま、アイツは海を見ながら呟いた。 「ブルーキュラソーって何だ?」 そう聞き返すと「お前知らないのか?」と言いたそうな顔で奴が笑った。 鳶が青い空に放物線を描いて飛んでいる。 カップルが肩を寄せ合って海を眺めている。 ボードを抱えた若者は風が織る波を探している。 犬を連れた老夫婦が寄せる波と戯れている。 「あの頃オレらが過ごした夏みたいだな」 奴はそう言っ
棚卸し、あなたはどっちを選ぶ? 頑張って挑戦するのがスキ派は「棚卸しのお作法」から https://planelead.net/l/tanaosaho.d.html だけど、「頑張るのをやめてみる」を、この機会に経験してみるのもアリ! https://planelead.net/l/tanaoroshi5.d.html 人生、楽に進みます♪
僕らは月に立った 海を埋め尽くし住処を広げた 自動車大国とCO2大国にもなった 原子力で爆弾と電気も作った 森を焼き払ってゴルフ場も作った 熊やイノシシや鹿の住処をアスファルトで埋め尽くし 水銀と排気ガスで街を覆った 食を満たすために奪う必要のない多くの命を奪って来た 人や車や工場が吐き散らすCO2を空に捨て続けた 村を埋め川をせきとめ魚も住めないダムを作った こうして文明は大きく進化し 僕らは何不自由ない暮らしを手に入れた しかし、その陰で この星は死に直面した
2021年3月18日 午前0時 突然携帯のLINEが鳴った 「誰だろ?こんな夜中に…」 開くと「さらさら仲間」からのバースデービデオメッセージだった。 その感動メッセージに興奮冷めやまぬ間に、次はチームの皆んなが今日のためにこっそり作ってくれたzaki 主演の富良野ビデオも届いた。さらに沢山の仲間たちからも熱いメッセージが。。。 「人生の質は感情の質による」 ビデオを観ながら、その言葉を思い出していた。 誰とどんな時間を過ごすか 誰と時を刻むか どんな想いで生きて
札幌を訪れる度に、 僕は決まってこのカフェ(森彦)に立ち寄る。 人目を避けるかのように裏路地にひっそりと建つこの店は、高速で回転する僕の時間をしっかり止めてくれる 何もしない 何も考えない ただ淡々と無駄に時間を過ごすだけだ そうだ 価値ある無駄だ 価値ある無駄こそ今の僕に必要なのだ。 可笑しな事を言っているが、それほど僕(ら?)は価値ある時間を無駄と決めつけ排除している。 赤く暮れてゆく空を見上げる時間 林を駆け抜けてゆく風の足音に耳を傾ける時間 降り積もった