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ロングセラー幼児用玩具の歴史

子供が小さいのでそこそこの頻度でトイザらスに行くのだが、流行り廃りはあれど幼児用玩具はロングセラー商品がかなり多い。

これ、俺(私)が小さい時もあったぞ!

なんて商品はザラにあって、下手したら数十年一切変わっていなさそうなオモチャもある。今回はそんなロングセラー幼児用玩具をまとめてみた。


●ロングセラー商品

①プラレール

販売会社:タカラトミー(旧トミー)

タカラトミー社
ドクターイエロー

青いプラスチックレールを乾電池式で走る列車玩具。多様な車両やレール、鉄道設備が販売されており大人のファンも多い。「ハイウェーセット」というプラレールのルーツとなる商品が発売されたのは1958年のことである。このときはまだ自動車玩具であったが、翌1959年に列車玩具としてプラスチック汽車レールセットが発売された。今のように電動式がでたのは1961年で、今でも大人気な「きかんしゃトーマス」シリーズが発売されたのは1992年のことだそうだ。
保有している限られたレールを繋ぎあわせて、如何にオリジナル線路を作れるかが全男児のセンスの見せ所である。


②トミカ

販売会社:タカラトミー(旧トミー)

タカラトミー社
トミカコレクション2024

本格的なミニチュア自動車玩具。同社の鉄道玩具であるプラレールとも互換性を持たせており、全男の子の夢の玩具。販売開始は1970年。現在までに七億台以上を販売しているモンスター商品。なお、うっかり踏むとかなり痛い。


③それいけ!アンパンマン系おもちゃ

販売会社:アガツマ他

アガツマ社
アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク

玩具メーカーがアニメキャラのライセンスを得て版権商品を発売するケースはよくあり、アンパンマンもその例外ではない。
アンパンマンの場合はアガツマバンダイセガフェイブジョイパレットの主要4社が版権を得て玩具展開している。この4社は競合他社という利害関係を超えて「アンパンマンの世界観を守る」ために、「アンパンマン会議」という合弁組織を形成している。アンパンマン会議は毎週火曜日に行われ、商品開発の議論をしているのだとか。
中でもアガツマが商品数が多く、アガツマでは1988年からアンパンマン玩具を販売している。


④シルバニアファミリー

販売会社:エポック社

エポック社
シルバニアファミリー

森に囲まれたシルバニア村に住む動物たちという設定で発売されている人形およびそのドールハウスである。
1985年発売開始で、一時期は同業他社による相次ぐ類似商品の発売で売り上げが落ち込むも、現在も人気商品として君臨中。主力商品は皆さんおなじみの「赤い屋根の大きなお家」だ。
なお、男三兄弟で育った私はシルバニアファミリーで遊んだことがない模様。


⑤レゴブロック

販売会社:LEGO

レゴ社
基本セット赤いバケツ(2014廃盤)

デンマーク発祥のレゴブロック。LEGOはデンマーク語の「よく遊べ」を意味する「leg godt」が由来とのこと。日本での発売は1962年からとかなりのロングセラー商品。
現在ではアニメやゲームのキャラクターとコラボした商品であったり、ブロックの凸凹が大きな幼児用ロゴが人気である。



〇最近の流行り商品

さてこれまでロングヒットした人気商品をみてきたが、ここ数年で定番になりつつある新興勢力についてもまとめてみる。

⑥アニアシリーズ

販売会社:タカラトミー

タカラトミー社
アニア(アニマルアドベンチャー)

トミカ、プラレールを販売するタカラトミーは乗り物だけではなく実は動物も強い。
2013年トミカのアニマル版としてアニア(アニマルアドベンチャー)シリーズが販売された。トイザらスでリアルな恐竜のおもちゃが置いてあった場合、それはほぼアニア商品と思って間違いない。
なお、うちの娘はプテラノドンが好きである。


⑦アンパンマン プリちぃ★ビーンズ

販売会社:セガフェイブ

セガフェイブ社
プリちぃ★ビーンズシリーズ

前述の「アンパンマン会議」の4社の中の一つセガフェイブが発売している商品。アンパンマンシリーズの小さな人形で、トイザらスや西松屋に行くと必ず置いてある。特に1歳から2歳の子へのプレゼントとして定番中の定番。下手するとエディオン等の家電量販店や本屋等にも置いてあるくらいの人気である。発売は意外と最近で2013年から
1体あたりの値段が1000円ちょいであり、数も豊富なことから絶妙にコレクター癖くすぐられる商品である。なおうちは、アンパンマン・バイキンマン、ドキンちゃん、コキンちゃん、めいけんチーズ、天丼マンの6種を購入済。


⑧パウ・パトロールシリーズ

販売会社:タカラトミー

タカラトミー社
パウっと出動!DXパウステーション

大王者タカラトミーは今の幼稚園児に大人気のアニメ「パウ・パトロール」シリーズの玩具も販売している。日本でのパウ・パトロールの放送スタートに合わせて2019年から販売開始。
余談だが、アニメのパウ・パトロールはちょっと質の低い米国クオリティなので、それが気になる人は劇場版パウ・パトロールをおすすめする。


✧まとめ

例を挙げるときりがないのでこれくらいにするが、今回挙げた以外ではロングセラー商品でいえばサンリオ系・リカちゃん・メルちゃんなどが人気で、新興勢力ではすみっコぐらし・マインクラフト・YouTubeアニメ系の商品が人気である。
結論として言えるのは、幼児用玩具の世界ではロングセラー商品もここ数年で人気を拡大している新商品も、タカラトミーの玩具が非常に多いことが分かった。

幼児から小学生へ上がっていくと人気の商品も移り変わってくると思うが、幼児用のプレゼントとしてはこのあたりを押さえておけばまず間違いないだろう。

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