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"資本主義への懐疑"と"資本主義への懐疑への懐疑"

どうも主に姫路にいるhideです。
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それでは本編へGO


長坂真護✖️斎藤幸平の対談記事から

ここんとこガッツリハマってる長坂真護さん。関連の活動なんかをググれる範囲で見倒してます。

すると、こんな記事に辿り着きました

大きく3つに分かれていて一気に読めました

最新の記事は一部有料です。
このnoteでは僕のひっかかった所だけ話題にしてます。

無料部分だけでもかなりキラーワードが続出してましたね。


脱成長を掲げる斎藤幸平さん


えーと、、某氏に某所でそこそこ否定的に紹介されてたのが印象的で、資本主義からの脱却などありえない!という方もたくさんおられる事かと思われます。めちゃくちゃわかります。

わかる!

だけど資本主義の問題点のようなものも、一度は誰しもが考えた事があるのではないでしょうか?

長坂真護さんもガーナで電子ゴミの廃棄場と化したアグボグブロシーの現場を見て、資本主義の闇を強く考えるようになったと言います。

そのお二人はよくお互いの応援者の方から「似ている」と言われる事などがチラホラあるようです。

僕は斎藤さんの書籍は読んではいないのですが、長坂さんは資本主義に闇はあれど資本主義に育てられた僕たちはそうそう資本主義から逃れられない、それは育ててくれた母を殺すようなものとも考えています。

そういった意味では二人は似て非なるもの。

そして、斎藤さんは長坂さんの書籍の帯を書いてくれないかと打診されたそうですが「自分の思想は長坂さんのいう親殺しだ。僕が帯の文章を書くことがこの書籍のマイナスになるかもしれない」とお断りをしている。

凄く意見の違うところも鑑みて冷静に対応できる素敵な人だなとの印象も持った。


-汚れたお金とはなんだろう?-

斎藤さんが長坂さんに聞きたかったこと。
「資本主義を利用するといいながらも、
資本主義に飲み込まれてしまう可能性についてはどうか?」

これは反資本主義からしたら当然の疑問。

 真護さんの高額な作品を購入できる層は、資本主義の汚れた手でお金をもうけた人たちが多いはず

と、相当過激な言葉で食い込んでる。

長坂さん自身が、電子機器の"せどり"で生計をたてていた。それがガーナの不法廃棄の山となり苦しめていた。

また、ホスト時代、お客さんがお金を出すように導いて搾取してお金を稼いでいた。
(全てのホストがそうというわけではなく、長坂さんは少なくともご自身の体験を"大義のない金儲けだった"と考えられている)

そんな実体験がありつつ、数百万、数千万の買い物の中には、そうした長坂さんの思想に反して手に入れてるお金も混ざっているだろうという事。事業者、経営者となれば"金持ちを相手どらなければならない"それにどう向き合うのか?折り合いをどこでつけるのか?

非常にエグい質問であり、学者というビジネスと遠い場所からのポジショントークだなとも思った。

それに対して、長坂さんは、作品の適正で純然たる価値分の収益しか自分はとらない。それが売上の5%だと。
ガーナを利用した分の利益は全てガーナに返却する事で自分のマインドが資本主義にのっとられないようにしている。
と返している。

これは言うなればホストとしていくら稼ごうと売上の大半はお客さんに返却してる。という事と同義だ。

関係ないけどそんなホストが現れたらめちゃくちゃバズるだろうなと思った。
本気でお客さんのため、居場所のない女性のためと100%思ってるホストの方がいたら試してみてはどうだろう?

や、これおもろいな。


-経営者に反資本主義は嫌われる-

だって儲からないんだもん(笑)
長坂さんのようにレバレッジを効かせられるのは稀

豪遊したり贅沢したり、、ってのは差し置いたとしても、何をするにもお金が必要で、結局はお金を稼がないといけなくて、その為にはお金のある場所から引っ張ってこなきゃいけなくて、そのお金はどこからきてんだって、、考えたら何にもできねぇじゃねぇか!!ってなもんで。

長坂さんは経営者に教育が必要だと言う。

パタゴニアの創業者が30億ドル(約4300億円相当)の保有株のほとんどを環境保護団体に譲渡したって話題になりましたけど、僕からしたら当たり前の話。エシカルな発想やモラルの教育がもっと経営者に浸透していけばいいなって。

対談抜粋

という部分。やってる事は善行で思想も善行だけど、それを当たり前の話としてしまうのはなかなかこれまた過激だなとも思った。

経営者さんからしたら、なんでそんな自分たちで汗水垂らして血反吐を吐いて稼いだお金をよそにほとんど回さなきゃなんねーんだ!ってのもわかる。

でも現地現場の空気を体感してしまえばそうもなるかもしれない。

非常に面白い対談なんだけど
どうしても、「貧VS冨」の構図になり気味なのが残念だとも思った。
名指しでイーロンマスクの批判など。

でも斎藤さんも名指しでどこかしこで批判されてるもんな(笑)

あと、面白いなと思ったのが「SDGS」って割と全方位から疑問視されてるんだなっていう。

斎藤さんは、SDGsは現代のアヘンだと言い長坂さんは、SDGsはお経のようなものだと語る。

アヘンとは鎮痛剤の成分でもあるが、麻薬でもある。SDGSってゆっとけばええやろ、、何個かやっとけばええやろ、、みたいな企業に警鐘をならしてる(すげーわかる)

お経とは、信じる心がなければ単なる見せかけだと。でも世間がその言葉に酔ってる間にその毒を利用してでも強引に切り込んで変えるしかないと

反資本主義寄りの人から見ても懐疑的で、ホリエモンあたりなんかは明確に「クソ」だと名言してる。

脱成長主義もクソだと言ってるけど

SDGSをガチンコで素晴らしいと提唱する第一線の著名な方はおられるのかな、、その方の言葉も聞いてみたい。


ぼくのかんがえるしほんしゅぎ

僕も資本主義からの脱却は難しいと思いつつ
資本主義は好きではない弱者です。

そんな1小市民が思うのは政治でも何でもそうなんだけど対立構造をまずなくそうよ、、って思う。

情けない話なんだけど、、いつまでも対立構造でしか選挙という政治活動をやらないので少なくとも選挙には一切の興味を失ってしまった。(選挙はもうやめてしまえば良い)

資本主義を巡る様々な思想もそう。

代表的な貧富のバトル。
冨むものは数が少ない
貧しいものは数が多い
資本の暴力もあるし、数の暴力もある。

健康で文化的な最低限度の生活が日本では今のところ約束されている。
(それでもうまく生きていけない人がたくさんいる どないやっちゅーねんこれしかし)

約束されてない国もある。

地球の全ての人が日本レベルの安全安定を手にするには、どれくらいイチ→ゼロをやらないといけないんだろう?

想像もできない。

貧しきものはええ感じのやつになれ!

貧しいものは仕組みに助けられて生きる必要がある、人に助けられる事も多いだろう。
実際日本においては富む人のおかげでこれだけのうのうと多くの無能がかつての王族よりも豊かな暮らしをしている。
それをもっと感謝しないとダメだろう。

金持ちに唾を吐くな。
自分が金持ちだったら
唾を吐くやつと吐かないやつのどっちを助ける?
唾を吐きたいやつがいるのもわかる!
だけどそんなやつとは、あざーす!って距離だけ置こう。

富めるものもええ感じのやつになれ!

冨は貧しいものの上に成り立つ事実を受け止めよう。そうしたら貧しいものを見下す姿勢にはならないはずだ。

貴方は自分を支えてる土台を上から殴るのか?そんな事をしたら自分も崩れ落ちてしまう。
殴りたいやつがいるのもわかる!
だけどそんなやつも生かして利用すれば良い。

見上げるな!見下すな!前を見ろ!

つまり、
ぼくのかんがえるしほんしゅぎってのは
みんなけんかばっかりせんと
ええかんじのやつになろうや
っていう幼稚園児みたいな話です(笑)

あるいは、、このままガチンコの資本主義で突き進み
「あえてある種の優しさを放棄する世界」
というのも一つ選択肢としてあるなとも思う。そんな話はサロン「シェルター」で。


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