待っていた単行本
先日、書店で『失われた岬』(著者: 篠田 節子先生)を発見!
この書籍、実は2年前に出版されているが、ハードカバーでとても重く、単行本になるのをずっと待っていたのだ。
篠田先生の書くお話は、人間というものを深く洞察しており、読後感は重く感じることが多い。
一言ではとても言い表せない内面や感情を紐解きながら進んでいく物語に、毎回惹きこまれる。
先が読みたくなりページを繰る手が止まらなくなる一方で、一呼吸置き、途中で中断したり…そんなことを繰り返しつつ、ゆっくりと読み進めていく。
力を込めて書かれた作品のためか、読む方も力がいる。
時間をかけてゆっくり読む、秋の夜長にピッタリの1冊に巡り合えた。
下記は以前、篠田先生の作品について書いたnoteです。