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スピードが命のRAW現像
●潜像と現像RAW現像の本質は、画像を自分のイメージ通りにレタッチすることではなく、デモザイクエンジンの種類を適切に選ぶことでRAWの持つ”潜像データ”を最大限に”現像データ”に変換させるということである。そのことは以前にも「RAWで撮るということの本筋とは」にて書いた。
ちなみに、”潜像”と”現像”は元々フィルム用語であり、光の当たったフィルム上の目に見えない像を”潜像”、薬液処理によって目に
マネキンを使ったライティング調整
ブツ撮りでは、商品などの静物を、決まったライティングの中で撮影する。
ライティングはある程度の定石に従って組み立てるわけだが、どんな商品であっても必ず正面となる「顔」があるので、その「顔」がうまく写るように微調整せねばならない。場合によっては、数時間かけて納得するまで調整したりする。
ところがポートレート撮影では、そういう悠長なことはできない。
なぜならば、ポートレート撮影は時間でコストがかかる
レンズの映り込みを作る方法
●現在のカタログ写真を見ると
各カメラメーカーの製品カタログを見ると、レンズ部分には美しい映り込みがあって、まさに"カタログ写真"という写りである。ボクがカメラのブツ撮り撮影を始めた時、この映り込みを実現させることから臨んだ。いわば、カメラ撮影の基本であり、要(かなめ)でもある。
●昔のカタログ写真を見ると
しかしながら、この映り込みは昔の製品写真には見られなかった。
例として1960年の